ハイスクールI×B   作:兵太郎

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あけましてもう一週間、早いですね。
禁書アニメも2クール目に入ります。もう1クール欲しかったなぁ……




「おチビさん、あなたは私のお相手には役不足ですわよ」

言いながら手を大きく振るうユーベルーナ。すると辺り一帯に爆発が起きる。御坂は巻き込まれないよう、悪魔の翼で空に舞う。

 

「これで地雷は喰らわないわよ!」

「ふふふ、私の爆弾が地雷だけとお思いで……っ!?」

 

ユーベルーナが何かに気づいて横に移動する。動きに付いてこれずその場に残ったティアードスカートに大きな雷が触れ、長く伸ばした裾を大きく裂く。

「御坂さんでは役不足、それなら私ではいかがでしょうか?」

「『雷の巫女』……リアス・グレモリーの女王。確かに、私の相手に相応しいお方。あなたと戦ってみたかったの」

御坂とユーベルーナの間に割って入った朱乃。二人の女王は火花を散らす。その後ろで御坂は憤り、声を荒げる。

 

「わ、私を無視すんじゃ……」

「御坂さん、あなたは私の代わりに祐斗くんと当麻くんのもとへ向かいなさい。ここは私が引き受けます」

「……!わ、わかりました!」

 

本来朱乃は体育館を使い物にならなくした後、木場と上条のいる森の上空に行き、同じように森も壊滅させる予定だった。もっとも火力のある朱乃の一撃で固まった敵を一掃、これを繰り返すのがもっとも効果的だと思っていた。しかし、敵女王を抑えられるのは朱乃しかいない。

御坂もここで自分が戦列に加わればどうなるか、わかっていた。自分の強さを信じられたことは一度たりともない。自分の神器はまるで役に立たず、禁手(バランス・ブレイカー)にも至っていない。魔力で作った電気よりも、朱乃の雷の方が強力だ。だから、今ここにいてもできることなど何もない。そう思った。

 

御坂は朱乃の背に期待の声をかけると、踵を返して森へと飛ぶ。背後から轟音が響くのを聞き、歯噛みした--

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「これで全部設置完了、っと」

上条は左肩を揉みながら、一息つく。二十の罠は全て仕掛け終えた。体育館での戦闘も作戦通り進んだであろうことは、フィールド全体に流れるアナウンスと、空を劈く雷鳴が証明している。となると次は校庭だ。木場を先頭に移動しようとするが、ここで先導役が耳を押さえる。どうやら他メンバーから連絡が来ているようだ。

 

「わかりました……こちらで、対処します」

言って、木場は足を止めた。かなりのペースで走って木場に付いて行っていた上条は慌てて止まろうとし、転倒する。

 

「どうやら、朱乃さんはこちらの援護に来れないらしい。この森を抜けて来る敵は、僕達で対処する他ない」

 

起き上がりざまに浴びせられた言葉に、上条は固唾を飲み込む。

 

「それは、戦えって事ですよね?」

「そうだ。こちらに来る戦力を、相手取らなければならない。美琴ちゃんが援護に来ると言われたけど、敵がたどり着く方が早いだろう。僕達二人で対処するんだ」

 

「怖く……ないんですか?」

 

木場はニコリと笑って言う。

 

「僕はリアス部長の騎士(ナイト)だからね。むしろ嬉しくてたまらないよ。やっと、部長に少し恩を返せるんだ」

 

真っ直ぐに伸びた長い細剣が、木場の手に握られた。

 

 

森の中に入ると、中央部辺りに位置どる二人。罠が見える位置で待機する。木場は耳を押さえて罠の反応を確かめる。新校舎側の森の入り口から、順々に罠が壊されて行っているらしく、だんだんとこの中央の罠に近づいてきているらしい。

数秒後、目の前の罠が破壊される!そして罠があった場所に、メイド服の女が現れた!

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

木場が木の陰から飛び出し、メイドを一気に突いていく!!メイドは反応が遅れ、数撃喰らって吹き飛び、光となった。

メイドを吹き飛ばした木場、そこに森の奥から炎が迫る!咄嗟に上条が前に飛び出し、炎を右手でかき消す!

 

霧散した炎球、その後ろから、二人の女剣士が飛び出した!木場、そして上条に風の斬撃を放つ!

 

木場は真正面から受け止め、上条は右手で弾く。それを見て敵の女剣士の片割れがニコリと笑い、構える。

 

「私はライザー様の騎士、カーラマイン!リアス・グレモリーの騎士よ!いざ尋常に勝負!」

 

言って、木場に突撃する。二人は火花を散らしながら、森の奥に消えていった。

 

「カーラマインの悪い癖だ……正々堂々やら騎士道やら、そんな言葉を重んじる。

だが私は……私達はそんな真似はせん」

 

もう一人の女騎士、その背後からさらに四人の少女が現れる。ネコミミにネコ尻尾をつけた二人の少女、顔の半分にだけ仮面をつけた女性、そして。

 

「先程の火球がかき消されたのは驚きましたが、この数相手にも同じ真似ができますかしら?」

 

お姫様のようなドレスに身を包み、頭の両側にドリルのような縦ロールをつけた金髪の少女。口振りと態度から、この集団のリーダー格であることがわかる。愉しそうに目を細めながら、少女は淡々と告げる。

 

「総員、攻撃を開始しなさい」

 

 




次回、上条、多勢に無勢?

今回も読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!
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