モンスター(な)ハンターが行く   作:夜と月と星を愛する者

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……読者の諸君よ……私は素晴らしくやばいものを考えてしまった
ダンまちの世界で美醜逆転ってやったら面白そうじゃね?
男?オッタルとか気に入ってるキャラがいるので男はしません。つまり女だけです

……なんでこんなことを思いついたかと言うと……東方の二次創作小説にあったから…面白いと思いません?…え?思わない?……(´・ω・`)ゲセヌ

あ、今回はあるキャラの前世の記憶です


記憶

夢を見た

 

誰のかわからない……たぶん…“僕”の前世だと思う

 

僕も何故これが自分の前世だとわかるのかはよくわからない

 

矛盾してるでしょ?でも僕の心がこう感じてるんだ

 

『あの人の隣に並ぶために』

 

『あの人の唯一の人になる為に』

 

『あの人を助ける為に』

 

『あの人を……

 

 

 

 

見つける為に』

 

 

 

 

 

それから僕はその夢を見るようになった

 

いや、正確には前世の記憶を見直してるといったほうがいいのかな?

 

最初の夢は前世の僕…いや、私かな?まぁ、僕でいいか…女性だったのは驚いたけどね…と、話を戻すね…僕が最初に見たのは酒場でだった

 

『あの人』…つまり前世の僕の師匠は3人で酒を飲んでたんだ、ランス使いと大剣使い…そして、師匠が見たことのない太刀を使ってた…弟子になって聞いたらその時の太刀は赫醒刀【閃武】っていう名前だった、最近発見されたバルファルクの太刀なんだって

 

で、次にあったのがダレン・モーランの共闘討伐の時

 

僕が乗っていた砂船がダレン・モーランの攻撃で壊れて砂の上にいたところを師匠が拾ってくれた

 

その後は無事、ダレン・モーランを倒して、お礼が言いたくて宴会の会場にいたら…いい噂を聞かない先輩ハンターが近寄ってきて俺に酒を注げって言ってきて渋々従ったけど、体を触ってきたんだ、僕が言うのも何だけど、前世の僕ってスタイル良かったんだよね……で、その先輩ハンターが無理矢理僕を連れて行こうとしたところを師匠が助けてくれたって訳…師匠…貴方は物語の英雄ですか?こんなタイミングよく現れるなんて

 

 

まじモンの英雄だった

 

 

で、お礼を言った後、師匠はその場を去ってあの時見たランス使いの人たちの所に戻っていった

 

 

 

 

そして、次に会ったのがドンドルマを襲撃してきたクシャルダオラの時

 

僕はその時、クシャルダオラが起こした暴風で瓦礫が落ちてきて、運悪く僕の足に落ちたんだ、そして身動きができない所をクシャルダオラがトドメを刺そうとしたところを師匠が助けてくれた

 

 

なんか、胸がキュンとなったけど……気のせい…だよね?

 

 

 

それから、僕が師匠に無理矢理お願いしてなんとか弟子にしてくれた、師匠が武器全般を使えるって聞いた時は師匠ってすごいなぁ程度にしか思ってなかったけど、師匠が見せてくれた“狩技”を見た時は胸が高鳴った…この技を習得できれば師匠に一歩追いつけるって……でも師匠はもっと高みにいた、それでも僕は足掻いた、走った、転んだって走り続けた…そして、やっと師匠の背中が見えた時、師匠はこう言った

 

『ーーーは、少し生き急いでるな…そう焦るな。お前が目指すものは得るものは…逃げはしない。お前を待ってる』って言ってくれたよね

 

それからは冷静になって一歩一歩歩いていったけど、ちゃんと師匠の背中は見える。近づいてる。そう感じた時、私は急ぐ事なんてなかった、師匠はちゃんとそこにいてくれる。頂で待ってくれてる。そう思った時は更に体が軽くなった

 

でも、僕の悪い癖の熱くなると周りが見えなくなって、モンスターに突撃する癖は治らなかった…いつも師匠に説教をくらった

 

 

 

 

でも、僕はその時…師匠に怒られる事に嬉しさを感じて、師匠と2人っきりだった事に興奮していた

 

 

 

うん…前世の僕って変態じゃん

 

 

 

 

まぁ、話を戻すけど、それからは師匠と仲間、ゼリオスもヴェルダーと一緒に狩りにいった、リオレウス、ディアブロス、ティガレックスなどの大型モンスターからクシャルダオラ、バルファルク、シャガルマガラなどの古龍も倒した……かなり苦戦していつも師匠に助けてもらったけど

 

それから僕たちは旅をした

 

英雄と呼ばれた村長がいるココット村

高所にある寒い地帯ちあるポッケ村

温泉と自然豊かな事で有名なユクモ村

海の上に村を作り海とともに生きるモガの村

未開拓領域を開拓する為に作られたペルナ村

 

など、様々な場所を巡っては師匠はそこにいるハンター達に狩技を教えていった

 

そして、世界中が師匠の名を知り、英雄と呼び師匠がだんだんと活躍し人々を救う事で世界は彼を

 

『神の使徒』『覇王』『メサイア』と呼んだ

 

師匠は俺に二つ名などとそんな大層なものはいらないと言っていた

 

流石、師匠!謙虚さが大事だと言う事ですね!

 

それから、またドンドルマで過ごしている時、ゴグマジオスがドンドルマに向かっていると報告があった

 

師匠が

「なに!?付近に火薬や弾薬が取られた、もしくは忽然と無くなったなどの報告はないか!」

と近くのギルドの人に聞くと、返答は

「はい。付近の村や町で火薬や弾薬が盗まれたと報告が上がったました」

そして師匠が

「奴は火薬と弾薬などの可燃物を主食とする!少しでも住民を避難させる時間を稼ぐために火薬などを別のところに置いて時間を稼ぎをしてくる!」

と言ってギルドの人たちと共に大老殿へと向かっていった、もちろん僕たちもついて行った、師匠は大長老に何かを教えて、火薬を持ち出す許可を得ると

 

「ゼリオス、ヴェルダー、ーーー!俺は時間稼ぎをするから戦う準備と住民を避難させといてくれ!」

 

火薬を荷馬車に乗せて師匠が引いて走り出した

 

何故、師匠が新たに発見されたゴグマジオスの生態を詳しく知ってるのかは疑問に思ったけど、師匠だからたぶん倒したことがあるのだろうと思っていた

 

その後は師匠が時間稼ぎをしてる間に住民を避難させ愛用の武器を手入れをしていると、師匠は戦闘街まで引きつけてくれていた、これで撃龍槍と巨龍砲が使える

 

驚いたのはドンドルマにいたハンター達が手助けをしてくれた事だ

 

ゴグマジオスに直接攻撃するのが僕たちで、他のハンターはバリスタを撃って、大砲を放って、バリスタ弾と大砲の球を補充、生命の粉塵で傷付いたら回復など、これ以上ないくらい見事な連携だった

そして、そのハンター達が全員、師匠の元で鍛えたハンター達、つまり僕たちの弟弟子だったと言うことだ

 

 

そして、なんとかゴグマジオスを討伐して僕たちは宴会を開いた

 

ちょっと酔って師匠に擦り寄ったけど、いいよねこれくらい

 

他の女達が僕に殺気を向けてきたけど、これくらいラージャンやイビルジョーに比べるとそよ風みたいだ

 

 

 

 

 

そして、その次の日

 

 

 

 

師匠は姿を消した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《とある村》

 

そこには村の入り口に何人もの人が集まって、出立する男の子を見送る者達が集まっていた

 

「ベル…ほんとうに行くのじゃな?」

 

僕の育ての親のお爺ちゃんが心配そうに聞いてきたけど

 

「うん!僕はオラリオに行くよ」

 

僕はある噂を聞いて、オラリオに向かう事にした

 

「……わかった、それなら行ってこい!ベル!」

 

お爺ちゃんはよく、「ハーレムを作ってこい」なんて言ってくるけど、そんな事はどうでもいい

 

「うん!行ってきまーす!」

 

「「「「行ってらっしゃい!!」」」」

 

僕は村のみんなの声を聞きながらオラリオに足を進めた

 

ある目的のために

 

あの人に会うために

 

 

 

 

「『待っててね。師匠…今行くから』」

 

今この時、もう1人の弟子も動き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

「どうしました、師匠?」

 

「いや、なんか悪寒が」

 

同時刻である男が冷や汗を流していたが、理由は誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

 




……一人称でバレるわこれ

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