めぐみ…俺がきっと…。   作:たけぎつね

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トムーさんリクエストルート開始です
分岐は『サヨナラ』直後からとなります。


深淵ルート
絶望さんを、ご招待


《クリスマスイブ前日3:30》

 

ガチャ。

久しぶりに帰ってくる我が家に安堵する。

明日はせっかくのクリスマスイブだから何かプレゼントでも買ってこようかなーとか考えながらビールを取り出す。ソファに腰かける前に、息子と娘の愛しい寝顔でも見ておいて損はないだろう、と二人の寝室をのぞく。

 

真央は相変わらず可愛いなぁっ!

 

続いて誠司の部屋へ。

もう、顔まで布団被っちゃって!息が苦しくなるぞ!

ひろ子は静かにベッドに忍び寄り、そっと布団をめくる…………と。

 

誰もいなかった。

 

 

そこには、いるはずの誠司がいなかった。

 

 

 

おかしい。一体何処へ!?

もしめぐみちゃんの家に行っているなら、普通置き手紙くらいするはずだし、第一、小学校高学年くらいからお泊まりなんてしていない…。

昼間から行方不明なんだとしたら私に連絡があるはず。それに、真央も気づく恐れがある。

 

手がかりが何もない。

メモ一つ、linne一つ無い。

夜遊びなんて怪しいことはしていないと信じるけど。

 

考えられるのは、夜中に一人で出掛けたってことだ。

だとしても、何故?謎は深まるばかりだった。

 

無断で誰かの家に行ったり、街をふらついたりなんて今まで無かったし。だいたいいつも書き置きしてあるのに…。何があったんだ…!?

 

申し訳ないけど、緊急事態なので急いで真央を起こす。

 

「んー、あ、お母さんおはよう~もう朝──じゃないね」

 

「真央、誠司見てない?」

 

「え?お兄ちゃんなら私が寝る前に寝ちゃってたよ?……いないの!?」

 

「えぇ、どこ行っちゃったのかしら、あの子…」

 

でもこんな夜中なので誰かに連絡出来る気がしない…。

どうすれば……─────ッ!?

 

グサッ。

物騒な音と共に、私はバタリと倒れる。

続いて真央も。

背後から何かに刺さ…れた?

意識が、遠退いていく。

 

 

自分の親と、妹を刺してしまった。

いくら殺傷性はないとはいっても、流石に実の家族を相手にするとなると戸惑う。

今俺が刺したのは記憶を消す結晶だ。

誰か知らないが、ついさっき朝を待つべく星を見上げていたら、突然とある少女がやって来て、

 

「はい!そこの君!プレゼント!貰ってよ!貰ってくれないと困るの!お願い!これはね、記憶を司る結晶なの!怪しい商品じゃないから!無料だし!手持ちが今二個しかなくて!しかも血族しか使えないというワケアリの使えないというワケアリの限定品だよ!ぜひっ!いや、絶対もらってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

と押し付けられたものだ。

一体何だったのだろうか…。変なやつだった。確か後ろにもう一人男の子がいた気がしたが…気のせいだろうか。

 

丁度二個だったので、俺、相楽誠司に関する記憶を全て消させてもらった。

変に事を荒立たせる訳にはいかなかった。

ブルーたちと戦う前に大捜索とかされたらたまったもんじゃないし、この二人から記憶を消しておけば恐らく他の人が気づいたとしてもなかなか通報などは出来ないだろう。いろいろ怪しいが、なんかあいつらはただの一般人ではない気がしたのでレッドとかと同業者なのかもしれない。あんなうるさい同業者がいたらたまったもんではないが。

 

 

《クリスマスイブ前日7:10─廃家屋─》

 

めぐみ(眠ってる)、誠司、レッドは、ボロボロの廃家屋に来ていた。

 

「当分はここで生活することになる。お前は掃除でもしとけ。小娘はどっか適当に」

 

「……適当…」

 

誠司はささっと埃を払い、コートを敷き、めぐみを寝かせてからパーカーを被せた。

 

「さて、これからどうするかなー」

 

「お前がクイーンミラージュの代わりとして幻影帝国を復活させればいいだろう」

 

「あー。……あ。その手があったか」

 

「ま、当分は力のコントロールをつかまないといかんから、新しく幹部の勧誘とかしてきたらどうだ?」

 

「……そうだな」

 

誠司は頷き、レッドに鏡である場所に転移させてもらった。そこは、プリキュア墓場。未だに放置され、ファントムやミラージュが浄化されたのにも関わらず、多くの者は解放されていない。

それはある事を示唆していた。

───幻影帝国の残党だ。

 

本来、ファンファンになった時点で闇の力を失ったファントムの拘束からは解除されるはずだった。

だが、鏡に写した最悪の未来をプリキュアに見続けさせ、閉じ込めたままにしている別の人物がいる。

ミラージュが浄化されても尚、世界をうらみ続けるやつが。それらしき影を発見し、声をかけてみる。

 

「俺はお前を知っているが……お前は多分覚えてないだろうな」

 

「お前…どこかで見たことがあるような…まさか、あのとき私を消したやつらの…!」

 

「俺は相楽誠司。今はプリキュアとは敵同士だ。ま、一応あのとき俺はお前の消滅を応援してたわけだが今は違う。そして、今のお前はあのときとは違うはずだと思って会いに来た。人型になってるのにはかなりびっくりしているが…

 

 

 

 

───ブラックファングだな?俺と共に、世界を滅ぼしてみないか?」




はい、映画見てない人にはあんまり分からないかもしれませんが、ブラックファングさんでーす!私も正直喋り方とかまでは覚えてないのでうろ覚えで進めていきます。ご了承下さい。別ルート編もよろしくです
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