めぐみ…俺がきっと…。   作:たけぎつね

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すんごい遅っくれましたぁぁっ!!
しかもそんなに長いわけではないという…すみません
4話に挿し絵追加しましたので良ければそちらもご覧下さい


戦場。

───。

 

 

 

続けて俺はブルーとめぐみに攻撃しようと手のひらを向ける。───が

 

「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁ!!」

 

という大きな声が聞こえてきた。

 

「────邪魔しないでくれ、って言ってもどうせ無駄か」

 

 

「そのとぉぉぉりっ!誠司!もうやめなさぁぁぁいっ!プリンセス!弾丸マシンガンっ!」

 

突如上空からやって来たひめ───キュアプリンセスは、誠司を止めようと必殺技を繰り出した。

水色の光線が大量に地面に降り注ぐ。

 

それを誠司は全てかわし、今度はこっちの番だ、とひめに向かって赤い光線を放つ。

 

「私たちも」

「いるわよ?」

 

現れたゆうこといおながひめを守って光線を防いだ。

 

「──揃っちまったか…」

 

「相楽くん!もうやめて!」

 

「相楽くん!守る為の力が欲しかったんじゃないの?みんなを…めぐみを…守るんでしょ!?」

 

そう言いながら二人は誠司に拳を向けて向かってくる。

 

「……俺は…」

 

「………終わらせるんだ。こんな世界…。ぶち壊す。全部壊す。もう嫌なんだよ…もううんざりなんだ!」

 

左手で頭を抱え、誠司は言いながら二人の攻撃を跳ね返し、ひめを含めた三人を赤いリボンで地面に拘束する。

 

「大嫌いだ!友情も愛も希望も夢も絆も!全部戯れ言だ!お前らに分かるか!?大事な人が目の前でボロボロになるまで見るだけしか出来ないやつの気持ちを!それどころかサイヤークにされるやつの気持ちを!」

 

「せい…じ…?」

「誠司くん…」

 

「お前らに分かるか!?一番大切な人が一番嫌なやつとずっと楽しそうに笑っているのを、あいつが幸せならばと思って応援して見守ることしかできない気持ちを!」

 

「誠司ぃ…」

 

「お前らに分かるか!?今までずっと大切にしてきたものが一瞬にして奪われてボロボロになってしまったときの気持ちを!」

 

「相楽くん…」

 

「守りたい人のために強くなろうと決心して続けてきた空手もあいつの役には立てなかった!だれも救えない!何でなんだよ!何で俺には力が無い!?何で見てることしかできないんだよ!?」

 

「相楽くん…?」

 

「俺は嫌だ。こんな世界大嫌いなんだ。誰もお前らの苦しみを知らない。あたりまえだ。だけど!笑っているのが許せない…」

 

「目障りな光なんて…いらない…。あいつ以外…全部消えればいいんだ…!」

 

 

「…誠司さん!目を覚まして!あなたは私と同じことをしようとしているのよ!みんなを守るんでしょう!?他にもきっと方法が…」

 

プリキュアに変身したミラージュが呼び掛ける。

 

「憎しみに囚われてはだめだ!誠司くん!君もいつか滅びてしまう!」

 

「クイーンミラージュ……お前が言うなぁぁぁぁぁぁっっっ!!ブルーもだ!俺に説教する権利などない!」

 

誠司は感情をぶつける。そして、再びブルーのもとへ降り立つ。

 

ブルーはいまだに壁にもたれ掛かれていた。めぐみと一緒に。

 

 

 

メグミトイッショニ。

 

 

 

「何でお前なんだよ?何でお前なんかが…っ!離れろ…!離れろ!!」

 

怒りと憎しみが誠司を侵食し、支配していく。

めぐみを返せ。めぐみのそばにいるな。めぐみをこれ以上悲しませるな。めぐみに触れるな。めぐみに関わるな。めぐみと話すな。めぐみと笑うな。ミラージュと笑うな。ミラージュと一緒に行動してるところをめぐみに見せるな。やめろ…。めぐみは…お前のせいで…!

 

するといつの間にか、大きな鎌が誠司の手に握られていた。衣装と同じく、怪しげに赤く光る黒い鎌。

かなり大きく、地面に立てても身長ほどある。

少し重いが、誠司にはむしろ軽く感じたのだった。

 

「はああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!」

 

ブルーに向かって振り上げる。

すると、

 

「プリキュア!ラブリー・シールド!」

 

めぐみがブルーをシールドで守った。

ミラージュもシールド技で重ねて防御。

 

「誠司お願い!誰も傷付けちゃだめだよ!誠司はヒーローだよ!?いつも助けてくれた!励ましてくれた!町のみんなを避難させてくれた!…すっごい感謝してるんだよ…?」

 

「戯れ言はもういい!」

 

さらに鎌を握りしめ、押す力を強める。

 

「くっ……誠司!目を覚まして…!」

 

「言っただろ…!?目を覚ますもなにも、元から正気だ!」

 

神経を研ぎ澄まし赤い力をコントロールし、シールドに突き刺さっている刃を引っ込め、反対側に刃を出現させる。その鎌を素早く回転させ、刃を強く振るう。

 

「キャッ!?そんな…っ!?」

 

シールドが割れた。

直後、二人に向かってそれぞれ少し大きめの光線を放ち、遠くまで飛ばす。

 

「っ…………」

 

橋の脚にぶつかり、倒れる。

 

ブルー…。お前さえいなければ。あいつはこんなに傷付かなかったんだ。

お前らさえいなければ。ただ感謝することといえばひめと出会い、四人の仲が深まったことくらいだな。

 

「さよならだ」

 

「く…─────ぐはっ」

 

鎌を振り上げる。

 

赤。赤。赤。

腹部の大きく切り裂かれたばかりの傷から鮮血がにじみ、広がっていく。緑色の青々と茂る草花も赤色に染まっていく。

 

「うそ…でしょ!?誠司!?冗談キツいよ…!?」

 

「相楽くん…っ!嘘でしょ…こんなこと…」

 

「相楽くん!あなた、何やってるの!?…まさか」

 

「これで死ぬとは思えなくもないが…たとえ不死身だとしても永遠に殺し続けるまでだ」

 

「いやぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ひめが泣き叫ぶ。

 

「行くぞ、相楽誠司。とりあえずの目標は達成だ。娘も回収した」

 

突如現れた鏡からレッドの声が聞こえてきた。

 

「分かった」

 

もうひとつ、大きな鏡が出現し、誠司はその鏡に入っていく。

 

 

 

綺麗だった草原は、地面に大きなクレーターが残る戦場となった。

やっと定位置へついた朝日が7時を告げた。




次回予告的なの。

次回はレッドの過去が明らかに!
完全なる自己解釈であり元のハピネスチャージプリキュアに全く無いものを勝手に付け足しました。
隕石が衝突しただけで何故あんなに地球を妬み、憎しみをもったのか…。読者の皆様に納得していただけるかは分かりませんが…。

あ、pixivもよければどうぞ!
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