千春「は?」
鈴「いやいやいやいや」
エヴァ「言わせないぞそれは」
遊希「【真竜】が復権するのかしらね……」
「うそ……わたし、かっちゃった……?」
劇的勝利を収めた未来は、デュエルが終わった後でもすぐに現実を理解することができなかった。今日までろくにデュエルをしてこなかった自分が8000ライフでのデュエル経験が豊富な華を撃破したのである。実感が湧かないのも無理はなかった。
「未来ちゃん、嘘じゃないわ。あなたはあなたの実力で勝ったのよ?」
「遊希おねえちゃん……」
「あなたのためにカードを渡してよかったわ。今日あげたカードは全部私からのプレゼントよ。大事に使ってあげてね?」
遊希がデュエルの前に与えたEXデッキのホープモンスターたち、そして原始生命態ニビルのようなデッキに新たに投入されたカードはこのデュエルをもって未来のものになった。もちろんそんなに貰っていいのか、といった表情を見せる。
―――遊希、ホープたちはともかくニビルまであげてしまってよかったのか?
(原始生命態ニビル……そのカードならあと9枚は持ってるわ)
―――お前は海馬瀬人にでもなったつもりか? まあ、お前がそうしたいならそうすればいいんだが……それよりもあっちは大丈夫なのだろうか。
光子竜が指し示す先では真っ白になって燃え尽きている華の姿があった。その様は往年のボクシング漫画を彷彿とさせるものであり、その元ネタを知らない光子竜は心配を隠せないようだった。
「燃えたで、燃え尽きた。真っ白にな……」
(大丈夫よ。あっちはあっちでなんとかなるから)
遊希がそう言うと、燃え尽きている華にツッコミを入れる千春。関西人気質の華はツッコミをすぐに入れられたことで活気づいたのかすぐに復活した。
「おっ、ナイスツッコミ。千春さんもお笑いがわかってきた感じやね!」
「別にわかっても私にメリットないじゃないの」
「ないとは限らへんで~……ネクタイ外して身長と一緒や、的なネタができるで」
さすがにそのネタは今の私たちの世代には通じないのでは、と言わざるを得なかった。未来は少し躊躇いながらも、華の下へと歩み寄る。
「は、華おねえちゃん……?」
「未来ちゃん、ええデュエルやったで! まさかワンキルくらうとは思わなかったわ……」
そう言ってケラケラ笑いながら未来の頭を撫でる華。華は年長者らしく笑顔を見せてはいるが、その所々に悔しさがにじみ出していた。それでも、悔しいと感じるのは未来を一人のデュエリストとして認めている証拠でもある。
「未来ちゃん、今回はうちが負けてもうたけどな! 次はこうはいかへんで!」
「えっ、う、うん!」
「もしまたデュエルができる時があったなら……もっと強くなったうちを見せたる!」
「うん、わたしも……もっとつよくなる! 華おねえちゃんにまたかてるように!」
笑顔で健闘をたたえ合う二人の様はまさに姉と妹と言って差し支えないものだった。二人の少女のデュエルの余韻が消えないまま、次のデュエルの火蓋が切って落とされようとしていた。
「ねえ、橙季くんっ」
「愛美ちゃん……?」
「このデュエルでもしボクが勝ったらさ……ボクのお願いを聞いてほしいんだけど、いいかな?」
このタイミングでそのようなことを言ってくる愛美の真意を橙季は測りかねていた。自分を奮い立てるための方便なのか、それとも本当に何かを自分にしてもらいたいのか。どちらにせよ、自分のやることは変わらない。愛美にとっては先のデュエルのリベンジマッチとなる以上、前以上に力を込めて襲い掛かってくることは明白だ。
「ボクは先攻を貰うよ!」
先攻後攻の決定権は愛美に与えられ、愛美は迷わず先攻を取った。彼女の【トリックスター】デッキなら先攻を取ることで一気に勝利に近づく。少なくともレインボー・ライフのような罠カードでは先攻バーンには間に合わない。
(先攻を取られた。でも、僕の、私のデッキなら……)
それでも過去2度のデュエルで愛美のデッキはよく理解している。先攻を取られた場合、レインボー・ライフのような罠カードでは間に合わない。しかし、それでも対応できる手が橙季のデッキには入っている。経験に裏付けられた自信が橙季を後押ししていた。
「行くよ、橙季くん!」
「うん。私も負けない!!」
「「デュエル!!」」
先攻:愛美【???】
後攻:橙季【コード・トーカー】
「……皐月?」
「橙季さんには……言っていないことがあります」
「言っていないこと?」
「はい……」
愛美 LP8000 手札5枚
デッキ:35 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠(Pゾーン:青/赤):0 墓地:0 除外:0 EXデッキ:15(0)
橙季 LP8000 手札5枚
デッキ:35 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠(Pゾーン:青/赤):0 墓地:0 除外:0 EXデッキ:15(0)
☆TURN01(愛美)
「ボクの先攻だよ。橙季くん、キミには言っていなかったんだけどさ」
「えっ……?」
「ボクの【トリックスター】対策をしてきたかもしれないけど、それ……あんまり意味ないかもね」
そう言って愛美は1体のモンスターを召喚する。悪戯っぽく笑った彼女が召喚したのは【トリックスター】とは別のモンスター。それはまるで海洋生物を思わせる姿をした愛らしい少女のようなモンスターだった。
「ボクは《海晶乙女(マリンセス)ブルータン》を召喚!」
《海晶乙女ブルータン》
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻1500/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「海晶乙女ブルータン」以外の「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが水属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくる。その中から「マリンセス」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。残りのカードはデッキに戻す。
「【海晶乙女】……!?」
【海晶乙女(マリンセス)】は水属性・サイバース族で統一された新興テーマであり、墓地発動効果やサルベージ効果を持ったモンスターが多いのが特徴だ。【トリックスター】デッキのバーンを対策された愛美は橙季に知られないように皐月に相談し、二人で組みかけだったこのデッキを完成させたのである。
「ボクがデッキを二つ持ってない、って思ってた? 残念、ボクだって色々と考えてるんだよ! 召喚に成功したブルータンの効果を発動! デッキから同名以外のマリンセスモンスター1体を墓地へ送るよ! ボクが墓地へ送るのは《海晶乙女シーホース》。そしてボクはブルータンをリンクマーカーにセット!」
水を纏ったブルータンが水中を舞い踊る熱帯魚のように優雅にリンクマーカーにセットされる。
「アローヘッド確認! 召喚条件は“レベル4以下のマリンセスモンスター”1体! サーキットコンバイン!“清らかな海に舞い踊る蒼き乙女よ。鮮やかなる衣を纏って現れよ!”リンク召喚! 来て!《海晶乙女ブルースラッグ》!」
《海晶乙女ブルースラッグ》
リンク・効果モンスター
リンク1/水属性/サイバース族/攻1500
【リンクマーカー:下】
レベル4以下の「マリンセス」モンスター1体
自分は「海晶乙女ブルースラッグ」を1ターンに1度しかリンク召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、「海晶乙女ブルースラッグ」以外の自分の墓地の「マリンセス」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
「リンク召喚に成功したブルースラッグの効果、そして水属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られたブルータンの効果を発動するよ!」
チェーン2(愛美):海晶乙女ブルータン
チェーン1(愛美):海晶乙女ブルースラッグ
「チェーン2のブルータンの効果でボクはデッキトップ3枚を確認する。そしてその中からマリンセスカード1枚を手札に加えることができる!」
そう言ってデッキトップから3枚のカードを確認する愛美。3枚のカードの内訳は《鬼ガエル》、墓穴の指名者、《トラップ・トリック》の3枚だった。マリンセスカードがなかった場合はそのままデッキに戻す。運が絡む効果とはいえ、手の内が橙季にバレてしまったのは愛美にとっては痛かった。
「あらら、マリンセスカードはなしかー……チェーン1のブルースラッグの効果で墓地のマリンセスモンスター1体を手札に加える。ボクはシーホースを手札に加える! そして手札のシーホースは自分のマリンセスリンクモンスターのリンク先に特殊召喚できる! おいで、シーホース!」
《海晶乙女シーホース》
効果モンスター
星3/水属性/サイバース族/攻1400/守1000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは「マリンセス」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに手札から特殊召喚できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から水属性モンスター1体を「マリンセス」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「まだまだ! ボクはブルースラッグとシーホースをリンクマーカーにセット! 召喚条件は“水属性モンスター2体”! サーキットコンバイン!“清らかな海に舞い踊る紅き乙女よ! 海を彩る華となれ!”リンク召喚!《海晶乙女コーラルアネモネ》!」
《海晶乙女コーラルアネモネ》
リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/サイバース族/攻2000
【リンクマーカー:左/下】
水属性モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、「海晶乙女コーラルアネモネ」以外の自分の墓地の「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
「リンク召喚に成功したコーラルアネモネの効果を発動! 墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター1体をこのカードのリンク先となるボクのフィールドに特殊召喚するよ! ボクは攻撃力1500のブルータンを特殊召喚!」
(手札消費1枚でもう2度目のリンク召喚……? なんて展開力……)
「ボクはブルータンをリンクマーカーにセット! 召喚条件は“レベル4以下のマリンセスモンスター1体”!サーキットコンバイン! “清らかな海に舞い踊る乙女よ! 愛らしき天使の姿をもって全てを魅了せよ!”リンク召喚!《海晶乙女シーエンジェル》!」
《海晶乙女シーエンジェル》
リンク・効果モンスター
リンク1/水属性/サイバース族/攻1000
【リンクマーカー:左】
レベル4以下の「マリンセス」モンスター1体
自分は「海晶乙女シーエンジェル」を1ターンに1度しかリンク召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「マリンセス」魔法カード1枚を手札に加える。
「リンク召喚に成功したシーエンジェルの効果を発動! デッキからマリンセス魔法カード1枚を手札に加えるよ! ボクはフィールド魔法《海晶乙女の闘海(マリンセル・バトルオーシャン)》を手札に加える。そして今手札に加えた海晶乙女の闘海を発動!」
《海晶乙女の闘海》
フィールド魔法
(1):自分フィールドの「マリンセス」モンスターの攻撃力は200アップし、さらに装備している「マリンセス」カードの数×600アップする。
(2):「海晶乙女クリスタルハート」を素材としてリンク召喚したEXモンスターゾーンの自分のモンスターは相手の効果を受けない。
(3):自分がEXモンスターゾーンに「マリンセス」リンクモンスターをリンク召喚した時に発動できる。自分の墓地から「マリンセス」リンクモンスターを3体まで選び、そのリンク召喚したモンスターに装備カード扱いとして装備する(同名カードは1枚まで)。
「フィールドのマリンセスモンスターの攻撃力は200アップするよ!」
海晶乙女コーラルアネモネ ATK2000→ATK2200
海晶乙女シーエンジェル ATK1000→ATK1200
「そしてコーラルアネモネとシーエンジェルをリンクマーカーにセット! 召喚条件は“水属性モンスター2体以上”! サーキットコンバイン!“清らかな海に舞い踊る乙女よ! 美しきも勇ましきその威容をもって全てを圧倒せよ!”リンク召喚! 現れよ!《海晶乙女マーブル・ド・ロック》!」
《海晶乙女マーブル・ド・ロック》
リンク・効果モンスター
リンク3/水属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:左/右/下】
水属性モンスター2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「海晶乙女マーブルド・ロック」以外の自分の墓地の「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に、手札から「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。モンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
海晶乙女マーブル・ド・ロック ATK2500→ATK2700
「マリンセスモンスターのリンク召喚に成功したことで、フィールド魔法・海晶乙女の闘海の効果、そしてフィールドから墓地に送られた海晶乙女コーラルアネモネの効果を発動するよ!」
チェーン2(愛美):海晶乙女コーラルアネモネ
チェーン1(愛美):海晶乙女の闘海
「チェーン2のコーラルアネモネの効果でボクは墓地のシーホースを手札に加える。そしてチェーン1の海晶乙女の闘海の効果で墓地のコーラルアネモネ、シーエンジェル、ブルータンの3体を装備カード扱いとして装備する! そして海晶乙女の闘海の効果で装備しているマリンセスカードの数×600ポイントマーブル・ド・ロックの攻撃力はアップする!」
海晶乙女マーブル・ド・ロック(マリンセスカード3枚装備)ATK2700→ATK4500
「攻撃力……4500!?」
「そしてマーブル・ド・ロックの効果を発動。ボクは墓地のブルータンを手札に加える。ボクはカードを1枚セット。これでターンエンドだよ!」
愛美 LP8000 手札5枚
デッキ:33 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:1(海晶乙女マーブル・ド・ロック)魔法・罠(Pゾーン:青/赤):5(海晶乙女の闘海、海晶乙女コーラルアネモネ、海晶乙女シーエンジェル、海晶乙女ブルースラッグ)墓地:0 除外:0 EXデッキ:12(0)
橙季 LP8000 手札5枚
デッキ:35 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠(Pゾーン:青/赤):0 墓地:0 除外:0 EXデッキ:15(0)
愛美
□コエブ伏
□□□□□闘
マ □
□□□□□□
□□□□□
橙季
○凡例
マ・・・海晶乙女マーブル・ド・ロック
コ・・・海晶乙女コーラルアネモネ
シ・・・海晶乙女シーエンジェル
ブ・・・海晶乙女ブルースラッグ
闘・・・海晶乙女の闘海
「すごい、前とは戦い方をがらりと変えてきたわ……」
「【トリックスター】のバーンを警戒させておいて全く戦い方の異なる【マリンセス】で臨む……戦略としては上々ね。それだけトリックスターのバーンがえげつない、ということだろうけど」
「それだけ愛美さんが橙季さんとのデュエルにかける思いが強いということですね。どうしてそれほどまでに思うのかはわかりませんが……」
☆TURN02(橙季)
(愛美ちゃんは本気だ……だったら、私も全力で応えるだけ!)
「私のターン、ドロー! 私は《バランサーロード》を召喚!」
《バランサーロード》
効果モンスター
星4/光属性/サイバース族/攻1700/守1200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにサイバース族モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
「ライフを1000ポイント支払ってバランサーロードの効果を発動!」
橙季 LP8000→LP7000
「私はこのターン、通常召喚に加えて1度だけ、自分のメインフェイズにサイバース族モンスター1体を召喚できます! 手札からチューナーモンスター《斬機シグマ》を召喚!」
《斬機シグマ》
チューナー・効果モンスター
星4/光属性/サイバース族/攻1000/守1500
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、EXモンスターゾーンに自分のモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):自分フィールドのこのカードを「斬機」SモンスターのS素材とする場合、このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。
「チューナー……でもレベル4のモンスターが2体……となると」
「私はレベル4のバランサーロードと斬機シグマでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!“二つの異なる演算子よ。四次元の世界にてその魂を重ね合わせよ!”ランク4!《塊斬機ダランベルシアン》!」
《塊斬機ダランベルシアン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/サイバース族/攻2000/守0
レベル4モンスター×2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚に成功した場合、このカードのX素材を以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●2つ:デッキから「斬機」カード1枚を手札に加える。
●3つ:デッキからレベル4モンスター1体を手札に加える。
●4つ:デッキから魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。自分の手札・墓地からレベル4の「斬機」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
「X召喚に成功したダランベルシアンの効果を発動! オーバーレイユニットを2つ取り除いてデッキからレベル4のモンスター1体を手札に加える! 私は《斬機サブトラ》を手札に加える! そしてダランベルシアンの2つ目の効果! ダランベルシアン自身をリリースして手札からレベル4の斬機モンスター1体を特殊召喚します!《斬機ナブラ》を特殊召喚!」
《斬機ナブラ》
チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/サイバース族/攻1000/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから「斬機」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、EXモンスターゾーンの自分のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
「そして墓地の斬機シグマの効果を発動! 自分のEXゾーンにモンスターが存在しない場合、墓地からこのカードは特殊召喚できる! 更にマーブル・ド・ロックを対象に手札の斬機サブトラの効果を発動!」
《斬機サブトラ》
効果モンスター
星4/炎属性/サイバース族/攻1000/守1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターの攻撃力をターン終了時まで1000ダウンする。この効果で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
「マーブル・ド・ロックの攻撃力を1000下げてサブトラを特殊召喚します!」
海晶乙女マーブル・ド・ロック ATK4500→ATK3500
「マーブル・ド・ロックの攻撃力が……でも、それでもまだ攻撃力は3500! 並大抵のモンスターじゃどうにもならないよ!」
「うん。だからこそ、最大限の力をもって倒す! 私はレベル4の斬機サブトラ、チューナー以外のモンスターとしても扱える斬機シグマに、レベル4のチューナーモンスター、斬機ナブラをチューニング!!」
「3体のモンスターの合計レベルは……12!?」
「“紅蓮の刃携えし騎士よ。数多の力を一つとし、全てを断ち切れ!!”シンクロ召喚!! 来い!《炎斬機ファイナルシグマ》!!」
海の力を宿した乙女の前に、灼熱の刃を持った炎の騎士が舞い降りた。