銀河の竜を駆る少女   作:Garbage

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激戦の決闘者・7(4訂版)

 

 

 

 

 

 

 星屑の竜は白き流星となって軌跡を描く。スターダスト・ドラゴンとSモンスターのチューナーモンスターという二つの指定されたモンスターでなければS召喚できないSモンスター―――《シューティング・スター・ドラゴン》がヴェートのフィールドに舞い降りた。

 

《シューティング・スター・ドラゴン》

シンクロ・効果モンスター

星10/風属性/ドラゴン族/攻3300/守2500

Sモンスターのチューナー1体+「スターダスト・ドラゴン」

(1):1ターンに1度、発動できる。自分のデッキの上から5枚めくってデッキに戻す。このターンこのカードはめくった中のチューナーの数まで攻撃できる。

(2):1ターンに1度、フィールドのカードを破壊する効果の発動時に発動できる。その効果を無効にし破壊する。

(3):1ターンに1度、相手の攻撃宣言時に攻撃モンスターを対象として発動できる。フィールドのこのカードを除外し、その攻撃を無効にする。

(4):この(3)の効果で除外されたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを特殊召喚する。

 

「シューティング・スター・ドラゴン……まさか、そんなカードまで」

「こちらもエヴァさんにお借りしたカードです。とはいえ、まさかデュエルで実際に使用できるとは思っていませんでしたが……」

 

 エヴァとヴェートは同じ外国人であり、また名家の娘という共通点もあったことから性格や国籍こそ違えど妙に馬が合った。もちろん現役のプロデュエリストであるエヴァの指導は厳しかったが、ヴェートはその指導に何一つの不平を垂れることなくしっかりと着いてきていた。

 それを見込んだエヴァは使用デッキの関係上あまり使いこなすことができず持て余していたスターダスト・ドラゴンおよびシューティング・スター・ドラゴンをヴェートに貸し与えたのである。「このカードを、使いこなせるようなデュエリストになってみろ」。師匠であり、親友でもあるエヴァのその言葉に応えるために。

 

「さて、シューティング・スター・ドラゴンの目玉とも言えるこの効果についてはご存知ですよね。私のデッキの上から5枚をめくってデッキに戻します。そしてこのターン、シューティング・スター・ドラゴンはめくった5枚の中にあったチューナーモンスターの数だけ攻撃することができる」

 

 シューティング・スター・ドラゴンというモンスターを象徴するこの効果は、めくった5枚のカードが全てチューナーモンスターであれば、5回まで一度のバトルフェイズに攻撃することができる。一方で1枚もチューナーモンスターがなかった場合は攻撃することができないというデメリットがあるため確実性に欠ける効果と言わざるを得ない。しかし、それを差し引いても攻撃力3300のモンスターによる5回攻撃は魅力的なものであった。

 

「ではシューティング・スター・ドラゴンの効果を発動します! デッキトップ5枚のうち、チューナーモンスターは……!!」

 

 ヴェートが5枚のカードを確認した瞬間、シューティング・スター・ドラゴンの身体は4つに分裂する。彼女が確認した5枚のカードのうち、チューナーモンスターは幻獣機オライオン、エフェクト・ヴェーラー、幽鬼うさぎ、《サテライト・シンクロン》の4枚だった。よってシューティング・スター・ドラゴンはこのターン、4度までの攻撃が可能になった。

 

「よ、4回攻撃……」

「これは勝利の女神が私に微笑んでくれたようですね。バトル! シューティング・スター・ドラゴンでマジシャン・オブ・ブラックイリュージョンを攻撃!“スターダスト・ミラージュ”!!」

 

シューティング・スター・ドラゴン ATK3300 VS マジシャン・オブ・ブラックイリュージョン DEF2500

 

 4つの分身のうち、真紅のオーラを纏ったシューティング・スター・ドラゴンがマジシャン・オブ・ブラックイリュージョンの影を切り裂いた。マジシャン・オブ・ブラックイリュージョンは守備表示であったためにダメージは発生しないものの、残りの2体の魔術師は攻撃表示であり、いずれもシューティング・スター・ドラゴンの攻撃力を下回っていた。

 

「次です。シューティング・スター・ドラゴンでブラック・マジシャンを攻撃!」

 

シューティング・スター・ドラゴン ATK3300 VS ブラック・マジシャン ATK2500

 

紫音 LP8000→LP7200

 

 青のオーラを纏った2体目のシューティング・スター・ドラゴンがブラック・マジシャンを蹴散らす。そして最後に残った3体目、黄色のオーラを纏ったシューティング・スター・ドラゴンはマジシャン・オブ・ブラックカオス・MAXに狙いを定めた。

 

「これで3回目! シューティング・スター・ドラゴンでマジシャン・オブ・ブラックカオス・MAXを攻撃です!」

 

シューティング・スター・ドラゴン ATK3300 VS マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX ATK2800

 

紫音 LP7200→LP6700

 

「4度目の攻撃! シューティング・スター・ドラゴンでダイレクトアタックです!」

 

シューティング・スター・ドラゴン ATK3300

 

紫音 LP6700→LP3400

 

「シューティング・スター・ドラゴンの攻撃は全て終了です。ですが、私にはまだモンスターが残っています。ハリファイバーでダイレクトアタックです!」

 

水晶機巧-ハリファイバー ATK1500

 

「その攻撃は通させません! リバースカードオープン! 永続罠、リビングデッドの呼び声を発動します! 墓地のブラック・マジシャンを攻撃表示で特殊召喚します!」

「このタイミングでブラック・マジシャンを!?」

 

 このプレイングにはさすがのヴェートも驚きを隠せなかった。何故ならシューティング・スター・ドラゴンのダイレクトアタックの時にリビングデッドの効果でブラック・マジシャンを蘇生できていれば、ブラック・マジシャンを盾にすることで受けるダメージを大きく減らすことができていたのだから。

 

(……紫音さんのプレイングミス? ですが、紫音さんほどの方でしたら狙ってやっている可能性も捨てきれませんね)

 

「ハリファイバーの攻撃を中止します。私はシューティング・スター・ドラゴンを出すことができました。結果的には上々の1ターンだったのではないでしょうか。私はバトルフェイズを終了。このままターンエンドです」

 

紫音 LP3400 手札2枚

デッキ:35 メインモンスターゾーン:1(ブラック・マジシャン)EXゾーン:0 魔法・罠(Pゾーン:青/赤):1(リビングデッドの呼び声)墓地:7 除外:0 EXデッキ:15(0)

ヴェート LP8000 手札2枚

デッキ:28 メインモンスターゾーン:1(シューティング・スター・ドラゴン)EXゾーン:1(水晶機巧-ハリファイバー)魔法・罠(Pゾーン:青/赤):2(シンクロ・チェイス)墓地:8 除外:1 EXデッキ:9(0)

 

紫音

 □□□□リ

 □□ブ□□□

  □ 水

□□□□□シ

 □□チ伏□

ヴェート

 

○凡例

シ・・・シューティング・スター・ドラゴン

チ・・・シンクロ・チェイス

 

 

☆TURN05(紫音)

 

「私のターン、ドロー!……手札から魔法カード、強欲で金満な壺を発動します! EXデッキのカード6枚を裏側表示で除外することで2枚ドローします!」

「ブラック・マジシャンデッキは以前と比べてEXデッキのカードを使うことが多くなっています。それでも使いますか……」

「確かに私のEXデッキにはこの局面を逆転できるカードが入っています。ですが、そのカードが除外されるリスクを恐れて負けるなら……リスクを覚悟で進んで負けた方がまだマシです! 2枚ドロー!」

 

 今までの紫音だったらこんな決断には至らなかっただろう。わずか2日間という短い時間であるが、その短い時間はまず間違いなく少女たちを前に進ませていた。

 

「私は―――手札1枚を捨てて速攻魔法、超融合を発動!」

「超融合……まさか」

「そのまさかです! 私はブラック・マジシャンとドラゴン族の効果モンスターであるシューティング・スター・ドラゴンを融合!」

 

 ブラック・マジシャンとシューティング・スター・ドラゴンの魂が一つとなり、生まれるのは漆黒の鎧を纏った黒き魔導騎士。真紅の瞳の輝くその姿は、ブラック・マジシャンと可能性をもたらす竜によって導き出された新しい姿だった。

 

 

 

 

 

―――“古代の王に仕えし忠実なる黒き魔術師よ。竜の力を得て魔導極めし騎士となりて新生せよ!”―――

 

 

 

 

 

――――融合召喚!《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》!!―――

 

 

 

 

 

《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》

融合・効果モンスター

星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500

「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター

(1):このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。

(2):自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。

(3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。

 

 

「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ……!? ブラック・マジシャンの新しい融合形態ということですか……」

「その通りです! 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズの効果を発動します! 相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与えます!」

「っ、水晶機巧-ハリファイバーの効果を発動します! このカードを除外してEXデッキからSモンスターのチューナーをS召喚扱いで特殊召喚します!」

「させません! ドラグーン・オブ・レッドアイズのもう一つの効果を発動します! 魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札1枚を捨てることでその発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000ポイントアップします!」

 

チェーン3(紫音):超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ

チェーン2(ヴェート):水晶機巧-ハリファイバー

チェーン1(紫音):超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ

 

「チェーン3のドラグーン・オブ・レッドアイズの効果でチェーン2の水晶機巧-ハリファイバーの効果の発動を無効にして破壊します! そしてドラグーン・オブ・レッドアイズの攻撃力は1000ポイントアップします!」

 

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ ATK3000→ATK4000

 

「破壊することができなかったので、チェーン1のドラグーン・オブ・レッドアイズの効果は不発に終わります」

「私のフィールドががら空きに……」

「そしてマジシャンズ・ロッドを召喚! 召喚に成功したマジシャンズ・ロッドの効果でデッキから罠カード、永遠の魂を手札に加えます。バトルです! マジシャンズ・ロッドでダイレクトアタック!」

 

マジシャンズ・ロッド ATK1600

 

ヴェート LP8000→LP6400

 

「そしてドラグーン・オブ・レッドアイズでダイレクトアタックです!“黒・魔・導・黒・炎・弾(ダーク・メガ・ブラック・マジック)”!」

 

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ ATK4000

 

ヴェート LP6400→LP2400

 

「きゃあっ!」

「これで形勢逆転ですね。バトルフェイズを終了し、メインフェイズ2に移行します。カードを1枚セットしてターンエンドです!」

 

紫音 LP3400 手札0枚

デッキ:31 メインモンスターゾーン:1(マジシャンズ・ロッド)EXゾーン:1(超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ)魔法・罠(Pゾーン:青/赤):2(リビングデッドの呼び声)墓地:10 除外:6 EXデッキ:9(0)

ヴェート LP2400 手札2枚

デッキ:28 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠(Pゾーン:青/赤):2(シンクロ・チェイス)墓地:10 除外:1 EXデッキ:9(0)

 

紫音

 □伏□□リ

 □□マ□□□

  超 □

□□□□□□

 □□チ伏□

ヴェート

 

○凡例

超・・・超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ

 

 

☆TURN06(ヴェート)

 

「私のターン、ドローです。ドラグーン・オブ・レッドアイズの無効効果は手札コストを要するんですよね?」

「……はい」

「そうですか、それなら安心しました。私は魔法カード、貪欲な壺を発動します。墓地のモンスター5体……ジャンク・シンクロン、クイック・シンクロン、水晶機巧-ハリファイバー、スターダスト・チャージ・ウォリアー、スターダスト・ドラゴンをデッキに戻してシャッフル。そして2枚ドローです! 私は2体目のジャンク・シンクロンを召喚します!」

 

 召喚されたジャンク・シンクロンは背中のレバーのようなものを引っ張り、エンジンを起動させては墓地より同胞を蘇らせた。舞い戻ったドッペル・ウォリアーは再び手に持った銃を構えて戦闘態勢を取る。

 

「召喚に成功したジャンク・シンクロンの効果を発動し、墓地のドッペル・ウォリアーを守備表示で特殊召喚します! 私はレベル2のドッペル・ウォリアーに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!“小さな星々が集う時、疾風の戦士が駆け抜ける! 勝利への道を切り拓け!”シンクロ召喚! 現れなさい!《ジャンク・スピーダー》!」

 

《ジャンク・スピーダー》

シンクロ・効果モンスター

星5/風属性/戦士族/攻1800/守1000

「シンクロン」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「シンクロン」チューナーを可能な限り守備表示で特殊召喚する(同じレベルは1体まで)。

この効果を発動するターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

(2):このターンにS召喚したこのカードがモンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。

 

「S召喚に成功したジャンク・スピーダーの効果を発動します! デッキからシンクロンチューナーを可能な限り守備表示で特殊召喚します!」

「シンクロンチューナーを可能な限り……ジャンク・スピーダーの効果にチェーンしてリバースカードを発動します! 永続罠、永遠の魂を発動します」

 

チェーン2(紫音):永遠の魂

チェーン1(ヴェート):ジャンク・スピーダー

 

「チェーン2の永遠の魂の効果で墓地のブラック・マジシャンを攻撃表示で特殊召喚します!」

「……チェーン1のジャンク・スピーダーの効果! 私はレベル5のクイック・シンクロン、レベル4の《ロード・シンクロン》、レベル3の《スチーム・シンクロン》、レベル2の《サテライト・シンクロン》、レベル1の《サイバース・シンクロン》を特殊召喚!」

 

《ロード・シンクロン》

チューナー・効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1600/守800

(1):このカードを「ロード・ウォリアー」以外のSモンスターの素材とする場合、このカードのレベルを2つ下げたレベルとして扱う。

(2):このカードが攻撃した場合、そのダメージステップ終了時に発動する。このカードのレベルをターン終了時まで1つ上げる。

 

《スチーム・シンクロン》

チューナー(効果モンスター)

星3/水属性/機械族/攻600/守800

相手のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚できる。

 

《サテライト・シンクロン》

チューナー・効果モンスター

星2/闇属性/機械族/攻700/守100

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の墓地からモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):元々のカード名に「ウォリアー」、「シンクロン」、「スターダスト」の内、いずれかを含むSモンスターが自分のフィールド・墓地に存在する場合に発動できる。このカードのレベルはターン終了時まで4になる。

 

《サイバース・シンクロン》

チューナー・効果モンスター

星1/闇属性/サイバース族/攻100/守100

このカード名の(2)の効果は1ターンに1ターンに1度しか使用できない。

(1):1ターンに1度、自分フィールドのレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで、その元々のレベル分だけ上げる。

(2):EXモンスターゾーンの自分のモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

 

「一気に5体のシンクロンチューナーを……?」

「私はレベル5のジャンク・スピーダーに、レベル1のサイバース・シンクロンをチューニング! 再び現れなさい、スターダスト・チャージ・ウォリアー! S召喚に成功したスターダスト・チャージ・ウォリアーの効果で1枚ドローします。そしてサテライト・シンクロンの効果を発動します! 私のフィールド・墓地に元々のカード名がウォリアー、シンクロン、スターダストのいずれかを含むSモンスターが存在する場合、このカードのレベルをターン終了時まで4にします!」

 

サテライト・シンクロン 星2→星4

 

「そしてレベル6のSモンスター、スターダスト・チャージ・ウォリアーに、レベル4のチューナーモンスター、サテライト・シンクロンをチューニング!“小さな星々が集う時、生まれし魂は星を超えて舞い上がる。限りなく飛び上がれ!”シンクロ召喚! 限界を超えよ!《サテライト・ウォリアー》!!」

 

《サテライト・ウォリアー》

シンクロ・効果モンスター

星10/闇属性/戦士族/攻2500/守2000

チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがS召喚に成功した場合、自分の墓地のSモンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊し、このカードの攻撃力は破壊した数×1000アップする。

(2):S召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。自分の墓地からレベル8以下の「ウォリアー」、「シンクロン」、「スターダスト」Sモンスターを3体まで選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。

 

「サテライト・ウォリアー……レベル10のSモンスターですか。ですが、攻撃力2500程度のモンスターではドラグーン・オブ・レッドアイズは倒せません!」

「確かに素の攻撃力は決して高くないでしょう。ですが、墓地に眠るモンスターたちがこのカードに力を与えてくれます! S召喚に成功したサテライト・ウォリアーの効果を、そしてシンクロ・チェイスの効果を発動します!」

 

チェーン2(ヴェート):シンクロ・チェイス

チェーン1(ヴェート):サテライト・ウォリアー

 

「チェーン2のシンクロ・チェイスの効果で私は墓地のスターダスト・チャージ・ウォリアーを守備表示で特殊召喚します! そしてサテライト・ウォリアーがS召喚に成功した場合、墓地のSモンスターの数まで相手フィールドのカードを破壊し、このカードの攻撃力は破壊したカードの数×1000ポイントアップします!」

 

 ヴェートの墓地に存在するSモンスターはアクセル・シンクロン、フォーミュラ・シンクロン、シューティング・スター・ドラゴン、ジャンク・スピーダーの4体。よって最大4枚までのカードを破壊できるのだ。

 

「ドラグーン・オブ・レッドアイズは相手の効果の対象にならず、効果では破壊されませんが……」

「他のカードは全部破壊することができます。よって、ブラック・マジシャン、マジシャンズ・ロッド、リビングデッドの呼び声、永遠の魂の4枚を破壊します!」

 

 サテライト・ウォリアーの4枚の翼から放たれた光がドラグーン・オブ・レッドアイズ以外のカードを悉く撃ち抜いた。撃ち抜かれたカードから発せられた命の輝きを吸収してサテライト・ウォリアーは自らの力へと変えていく。

 

サテライト・ウォリアー ATK2500→ATK6500

 

「攻撃力6500……」

「これでサテライト・ウォリアーの攻撃力がドラグーン・オブ・レッドアイズを上回りました! 更に私はレベル6のスターダスト・チャージ・ウォリアーに、レベル2として扱うロード・シンクロンをチューニング!」

 

 ロード・シンクロンは本来レベル4のチューナーモンスターであるが《ロード・ウォリアー》以外のSモンスターのS素材として使用する場合、レベルを2として扱う。一見デメリットとも取れる効果であるが、スターダスト・チャージ・ウォリアーのようなレベル6のモンスターと組み合わせることで強力なモンスターの多いレベル8のS召喚に繋げられるのだ。

 

「再び舞い戻りなさい、スターダスト・ドラゴン! そして、バトルです! サテライト・ウォリアーで超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズを攻撃!“サテライト・シュート”!」

 

サテライト・ウォリアー ATK6500 VS 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ ATK4000

 

紫音 LP3400→LP1400

 

「っ、ドラグーン・オブ・レッドアイズが超えられるとは……」

「更にリバースカードを発動します! 罠カード《バスター・モード》!!」

 

《バスター・モード》

通常罠

(1):自分フィールドのSモンスター1体をリリースして発動できる。そのモンスターのカード名が含まれる「/バスター」モンスター1体をデッキから攻撃表示で特殊召喚する。

 

「バスター・モード……ずっとセットされていた罠カードの正体はそれでしたか……」

「スターダスト・ドラゴンをリリースし、デッキから《スターダスト・ドラゴン/バスター》を特殊召喚します!」

 

《スターダスト・ドラゴン/バスター》

効果モンスター

星10/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

このカードは通常召喚できない。「バスター・モード」の効果及びこのカードの効果でのみ特殊召喚する事ができる。

魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースする事でその発動を無効にし破壊する。

この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果を発動するためにリリースされ墓地に存在するこのカードを、自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

また、フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、自分の墓地に存在する「スターダスト・ドラゴン」1体を特殊召喚する事ができる。

 

「これで最後です! スターダスト・ドラゴン/バスターでダイレクトアタック!“アサルト・ソニック・バーン”!!」

 

スターダスト・ドラゴン/バスター ATK3000

 

紫音 LP1400→LP0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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