銀河の竜を駆る少女   作:Garbage

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白紙のカード

 

 

 

 

 

 

「鈴―――! 助けて―――! 鈴―――!!」

 

 鈴は暗闇の中にいた。ここはどこだろう、と考える前に何処からか自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。声の主はわかっている。

 

「遊希!? 遊希! どこなの、遊希!!」

「鈴……たすけ……り……!!」

 

 ずっと先に涙を流しながら助けを求める親友の姿があった。

 

「遊希!! 遊希―――!!」

 

 機会のような身体を持った巨大な竜によって連れ去られそうになっている遊希を助けようと鈴は必死に追いかける。もう何分全速力で走っただろうか、全く追いつくことができなかった。自分の目の前で遊希が、大好きな親友が助けを求めるのに自分には何もできないのか。

 

「あなたは……無力なんですよ」

「っ!」

「無力なあなたにお姉さまを守ることなどできない。お姉さまを守ることができるのは―――世界に一人。この私だけなんです」

「待って―――遊希! 遊希を返して―――!!」

 

 果ての見えぬ闇の向こうに遊希は消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――遊希っ!!」 

 

 次の瞬間、鈴は思い切り起き上がった。しかし、あまりにも思い切り起き上がったため、二段ベッドの上に頭をぶつけてしまった。その痛みから今まで見ていた光景が夢であることに感づく。

 

「いてて……」

「鈴さん!? 大丈夫ですか?」

 

 傍に座っていた皐月が鈴が目覚めたことに気が付いて駆け寄ってきた。鈴はぶつけた頭を抑えながら大丈夫、と皐月を制する。鈴はずっとうなされていたようであり、皐月は鈴たちの部屋に留まることで彼女をずっと看病したのである。

 

「大丈夫……ってあれ私いつ寝たんだっけ……」

「……」

「ったく、嫌な夢見ちゃった。遊希がどっかに連れてかれちゃう夢とか……シャレになってないったらないわ。ねえ、遊希!」

 

 鈴はベッドから飛び降りると、そのまま二段ベッドの上を覗いた。遊希なら「変な夢見ないでよ、気持ち悪いわね」と毒を吐きながら苦笑いを浮かべるだろう。

 しかし、その場所に遊希の姿はなかった。前の日の朝に綺麗に畳まれた布団が置かれている。こういうところはしっかりしている遊希である、きっとずっと早く起きてもうとっくに朝食を取るなり出掛けているなりしているのだろう。

 

「えっと今は……げっ、もう朝の9時じゃん。寝坊しちゃったー……遊希はどこ行ったんだろう。皐月知ってる?」

「鈴さん……」

「あの子ああ見えて早起きなのよね、見た感じ朝苦手そうなのに。私も早く起きて着替えて食事にしよっと。遊希に怒られちゃう」

「鈴さん!!」

 

 珍しく声を荒げた皐月はベッドから降りようとする鈴の肩を抑える。鈴の眼に映る皐月の顔は今まで見たことのないほど切なく、苦しそうな顔をしていた。

 

「遊希さんは……いないんです。あれから……」

「……あっ、そっか……そうだったね」

 

 鈴は遊望によって遊希が連れ去られた直後、そのまま気を失って倒れてしまったのだ。精霊のデュエルによる精神・肉体の疲労に遊希が拉致されたというショックが追い打ちとなっていたようであり、今の今まで眠ったままであった。

 

「夢じゃなかったんだ。ははは……」

 

 夢の中で感じた無力感は決して夢ではない。自分にもっと力があれば遊希を救えたかもしれない。鈴の中にはまるで湧き水のように次から次へと後悔の念が噴き出してくる。自分の心の中にそれを留めようとした鈴であったが、無意識のうちにその思いは涙となって外へとこぼれ始めていた。

 

「ねえ、皐月……私にもっと力があれば……遊希を守れたのかな……」

「それは……」

「友達が助けを求めていたのに……助けてあげられなかった私は……いったいなんなんだろうね……」

 

 虚ろな眼をして後悔と無力感をかみしめる鈴。そんな鈴に気の利いた言葉の一つもかけることができない皐月自身もまた無力感に苛まられていた。

 

「……ところで千春は? あの子の姿が見えないようだけど……」

「千春さんはエヴァさんと一緒に校長室の方へと向かわれました」

「パパのところに? なんで?」

「エヴァさんが……いや正確に言うとレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトでしょうか。遊希さんを助けられるかもしれない……と」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鈴が目覚める10分ほど前。校長室には竜司、ミハエル、千春、エヴァの四人がいた。昨日の夜、エヴァが眠りにつく前にスカーライトが話していたことを実践するためである。スカーライトはこの中で唯一遊望、そして銀河眼の時空竜と対峙した“精霊”である。そんな彼女の脳裏には遊望の言い放ったある言葉が焼き付いていた。

 

―――このワームホールは世界と世界を繋ぐもの。私のような選ばれた者だけが開くことのできるもの。最も、お姉さまの光子竜やエヴァ・ジムリアのレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトでも開けないことはないとは思いますが……

 

 時空竜が遊希を連れ去る時に開いたワームホール。私のような選ばれた者だけが開くことができる、と遊望は言っていたが、それと同時に彼女は光子竜やスカーライトでも開けないことはない、とも言っていた。

 だからと言って自分1体だけではそのワームホールを開くことなどできるはずがない。しかし、時空竜ほどの力を持った精霊ではないとしても、それに比肩する力を精霊同士の共鳴で生み出せるのではないか、と考えたのである。

 

「ではスカーライト、頼めるだろうか」

―――うん、わかった!

 

 遊希の落としていった忘れ形見であるデッキおよび銀河眼の光子竜のカードをエヴァが握りしめて強い念を送る。エヴァは光子竜の正式な所持者ではないため、遊希ほどその力を出せるかどうかはわからない。

 それでも同じ精霊使いなのだから、自分の精霊を介しさえすれば他人の精霊である光子竜とコミュニケーションを取ることくらいならできるはず、と踏んだのだ。

 

「持ち主がいないのに精霊との交信などできるのか?」

「わからない……ですが、できるできないの話ではないでしょう」

「そうね。まずはやってみることが大事よ!」

 

 千春からのエールを受けてエヴァはその思いを無駄にしないために、とより集中力を増していく。そして自分の意識の半分がスカーライトに宿らせるかのごとく祈りを捧げた。

 

―――さーて、到着。

 

 そんなエヴァの思念を通じてスカーライトは光子竜の住まう精霊世界へと到達した。スカーライトの世界は灼熱のマグマが吹き荒れる炎の世界だったのに対し、光子竜の世界は満天の星空が輝く美しくも青い冷たい世界だった。

 銀河眼の名を持つということもあって、ある程度は予想のできていたスカーライトであったが、自分の住まう世界とは180度違う壮大な宇宙空間に度肝を抜かれるところだった。しかし、今自分がすべきことは光子竜の世界に心奪われることではない。まずはこの世界において光子竜を探し出すことだった。

 

―――光子竜! あたし、スカーライトだよ! どこにいるのよ、出てきなさいよー!

 

 スカーライトは初めて光子竜と出会った時のように彼の世界で光子竜の名前を呼んでみる。そんなに大声を出さなくともこの静寂の世界でなら聞こえるだろう、と言われても仕方のないレベルの大声を彼女は腹の底から出していた。

 それでもそんな光子竜から返答はない。ほのかに光子竜というか精霊が出す特有の微弱な力を感じるため、この世界にいないというはずはないのだけれど、と思ったスカーライトは空を飛んで周囲を散策してみる。数分ほど飛んだ頃であろうか、スカーライトは光子竜を発見した。

 

―――あっ、いた。おーい、光子……!?

 

 スカーライトは言葉を失った。光子竜は巨大な青い水晶の中に閉じ込められていたのである。生命反応は感じるため、死んでいるわけではないのだが、いつものような力強さがそのドラゴンにはない。

 光子竜は遊望、そして時空竜との戦いに敗れ、傷ついただけではなく、依代としていた遊希とも離れ離れになってしまった。そのため遊希から精霊として自立できるだけの力を得ることができなくなっていた。

 今その水晶の中で眠る彼は良く言えば休息、悪く言えばいつ目覚めるか分からない永久の眠りについてしまっていると言ってもいい状態なのである。スカーライトはその水晶体に対して炎を吐きつけてみたり、尻尾を叩きつけるなど多少乱暴ではあるが、自身のエネルギーをぶつけてみた。同じ精霊のエネルギーだけあってまったく効いていないというわけではないものの、光子竜を目覚めさせるには力不足は否めない、という状態であった。

 

―――あたしだけの力じゃ無理か……あーあ、せめてもう1体くらい、精霊がいてくれればなぁ……

 

 無力感に苛まれたスカーライトは「火つけたりぶったりしてごめんね」と眠っている光子竜に謝ると、光子竜の世界を後にした。目的こそ果たせなかったが、何の成果も無かったわけではない。ここからは人間たちの出番である。

 

―――戻ったよ、エヴァ。

「スカーライト! どうだった?」

 

 スカーライトのカードを右手に持ったエヴァがカードに話しかける。その様は事情を知らない者が目撃したらかなりシュールな光景であった。

 

―――ごめん、光子竜を見つけたことには見つけたんだけど……なんか力が足りないのか眠っちゃっててさ。あたしだけの力じゃ起こせなかったよ。

「そうか……ありがとう、スカーライト」

―――でもあたしわかったことがあるよ。

「わかったこと? それは一体?」

―――あたしだけの力じゃ無理だったけど、もう1体。もう1体だけ精霊の力があれば光子竜にパワーを分け与えることができるんじゃないかって思う。

「もう1体の精霊……」

 

 エヴァがスカーライトから聞いた話をそのまま千春、竜司、ミハエルに伝えた。その話を聞いた三人は思わず天を仰いだ。

 光子竜を目覚めさせることはできるかもしれないが、その前提条件があまりにも厳しすぎるのだ。精霊はこの世界の生き物のように簡単に誕生させることはできず、そもそも精霊は何のために、何処から来て何処へ行くのかということすらわかっていない謎多き存在である。

 精霊の存在を確認させられる神話こそ世界各地にあれど、精霊を生み出し人間がコントロールする術などが書かれた史料など見つかっておらず、それこそ精霊をその身に実際に宿す遊希やエヴァですらも精霊というものの正体をはっきりと掴めていないのだ。今ここから新たな精霊を見つけ出すということは例えていうならば、世界最大の砂漠であるサハラ砂漠の砂1粒1粒の中から小さなダイヤモンドを探し出すことより難しいことであろう。

 

「そんなぁ……じゃあ遊希はもう帰ってこないってことなの?」

「どうなんだ、スカーライト?」

―――言いたくないけど、最悪のケースではそうなるかもね。でもあたしだって精霊の端くれだよ。あたしも光子竜や時空竜みたく自分の力をより高めて精霊としても強くなってみせるよ。

「千春、スカーライトも頑張ると言っている。私たちが諦めてはいけないはずだ」

「エヴァ……そうよね! 私たちが諦めちゃったら台無しよね!」

 

 千春とエヴァが固く握手を交わす脇で、竜司とミハエルはそれぞれ電話とパソコンを手に取っていた。自分たちに精霊を操るだけの先天的な力はない。しかし、そんな自分たちであっても大人として、デュエリストとしてできることがある。

 

「校長、私はインターネットで情報を集めます」

「お願いできますか。私はI2社へと連絡を取ってみます。精霊の有無に限らず、何か怪しいカードを見掛けなかったかと聞いてみます」

 

 藁にも縋る、この表現がこれほど当てはまるケースはないだろう。そんな気持ちで竜司とミハエルは情報収集に努めた。

 

「星乃さん、ご無沙汰しております。実は普通とは違うカードを発見したのですが……」

「えっ?」

 

 I2社日本支社からそんな竜司に連絡が来たのは情報収集日から3日後だった。電話の主はI2社のカード開発セクションに属する海咲 真莉愛。以前遊望によるI2社米国本社からのカード盗難について遊希と竜司に伝えに来た人物であった。

 I2社は世界中に支社を持っており、海馬コーポレーションの本社がある日本支社はアメリカ本社に次いだ第2の規模を持つ支社である。I2社ではカードを制作する際、創設者であるペガサス・J・クロフォードのノウハウを受け継いだ優秀なデザイナーたちがカードをデザインし、そのイラストを元にカードの名前や効果、レベルや種族などを制定する。そして最終的にはI2社の技術の粋を集めた特殊なプリンターでカードを印刷するのだ。

 そんなI2社がいつものようにカードを制作するにあたり、そのプリンターに白紙のカードを通していたところ、1枚だけ印刷されないカードがあった。機械の故障か紙の質が悪いのか。企業担当者は何度もプリンターにそのカードを通してみたが、何度通してもその白紙のカードにはイラストや文字が印刷されなかったのである。

 

「何度プリンターを通しても印刷できないカードですか。確かに怪しいですな」

「ああ。賭けてみる価値はあると思う」

 

 ミハエルと相談するために一度電話を切った竜司が折り返し連絡を取ったところ。真莉愛は次の日にそのカードを持って現れた。彼女の立ち合いのもと、竜司たちはエヴァにそのカードを渡した。エヴァとスカーライトならそのカードが本物か紛い物かを見分けることはできるはずだ。しかし、そんな竜司たちの仄かな期待は裏切られる。

 

「スカーライト、どうだ?」

―――ごめん、あたしにはわかんないや。なんかモヤモヤするんだけど……

 

 頼みの綱のスカーライトでもわからないとなるとそのカードはただのエラーカードという可能性が一気に高まった。しかし、スカーライトの感じるモヤモヤ感が真実ならばそれをゴミとして処理するわけにはいかない。

 結局そのカードはしばらく竜司たちによって管理されることとなった。エヴァから話を聞いた鈴たちはそのカードを一目見たい、と校長室へとやってきた。ガラスケースに丁重に飾られた白紙のカードを少女たちはじっと見つめていた。

 

「これがそのカード?」

「ああ。何回プリンターを通しても印刷できないそうだ」

 

 そのカードの真偽はいざ知らず、カードをプリンターで印刷している、という事実に千春と皐月は驚くばかりだった。

 

「そういうプリンターを通すから傷つきにくかったり水に強かったりするのね」

「I2社の技術力は凄いですね……」

「でもそんな技術力をもってしても解明できないのが精霊というものだ」

 

 談笑する三人を余所に鈴はそのカードをじっと見つめていた。ずっと見ていても白紙のカードに絵が浮かぶ、などというわけはないのに何故か鈴はそのカードが気になって仕方なかった。

 

(……このカードが精霊のカードだったら……遊希を助けることができるのかな。でも私は何の力もないデュエリストにすぎないし……)

「鈴?」

「……」

「鈴!」

「ふぇっ!? な、なに?」

「じっとそのカードを見つめて……何か気になることでもあるのか?」

「……う、ううん。何も……ねえ、このカードがただのエラーカードだったらどうなっちゃうの?」

「恐らく廃棄されてしまうだろうな」

「そっかー……なんかもったいない気がするな」

 

 頭の後ろで手を組んで溜息をつく鈴。遊望や時空竜に言われた自分の無力さをますます感じてしまうのであった。

 

「ところでエヴァさん、ずっと気になっていたのですが……」

「どうした、皐月?」

「前に遊希さんから聞いたのですが、精霊とは普通に会話できるものなのでしょうか?」

 

 入学直後、皐月は遊希から精霊についての話を聞いたことがある。遊希によると、精霊は実際に近くにいるわけではないのだが、自分の脳内や心の中でテレパシーのように声が響くという。

 遊希と同じ精霊使いであるエヴァにおいてもそのようで、精神集中をするなどすれば精霊界に意識を飛ばして精霊の姿を見ることができるという。実際ジェームズとデュエルを行った際は遊希とエヴァはスカーライトの世界に飛んでスカーライトそのものとと会話をしている。

 

「へー、そんなこと本当にあるのね」

「おとぎ話みたいですよね」

「まあ、そうとしか扱えないものだからな」

―――そ、そんなもの扱いなんだ。なんか複雑だなー

 

 脳内で響き渡るスカーライトの声、当然それが聞こえるのは精霊使いだけだ。

 

「私も精霊使いだったらカードの精霊と会話できるのになぁ。サイバー・ドラゴンとかと会話してみたいもん」

「サイバー・ドラゴン……機械族のモンスターとはどんなコミュニケーションが取れるんでしょうかね。どちらにしても精霊の声が聞こえる人がいるといろいろと便利かもしれませんね」

「……!?」

 

 千春と皐月のその言葉に鈴の脳内に電撃が走った。それは遊希がエヴァにデュエルに敗れたあの夜のことだ。

 

 

 

 

 

―――遊希を助けてくれてありがとう。

 

 

 

 

 もうずっと前のことではあるものの、あの夜のことは未だにはっきりと覚えている。あの夜に鈴は遊希と二人だけで部屋にいた。そのためあの声の主として思い浮かぶ存在は一つしか思い当たらなかった。

 

(あの時……私が遊希のことを慰めてあげた時……私の脳内に男の人の声が聞こえた。あれは……光子竜の声? 私……精霊の声が聞こえた??)

 

 そんなことはあるものか、と首をぶんぶん振って鈴はもう1度白紙のカードを見た。

 

「あれ?」

 

 素っ頓狂な声をあげながら鈴は目をごしごしと擦ってみる。それでも彼女の眼に映るものは変わっていなかった。

 

「鈴?」

「ねえ、エヴァちゃんあのカードだけどさ……なんか、白紙じゃなくなってない?」

「えっ?」

 

 エヴァはそのカードを覗き込んでみるが、彼女の眼にはそのカードは白紙のまま映っていた。スカーライトもエヴァと同じようにそのカードを確認してみるが、やはり彼女でもそのカードからは何も感じることはできなかった。

 

「鈴、あんた何言って……」

「鈴さん、まさか……」

 

 鈴の眼にははっきりとそのカードに描かれたものが映っていた。カードの名前、イラスト、効果、攻守の値こそまだわからない。それでも他者の眼には白紙のカードにしか映らないそれの別の姿が彼女の眼には映っていた。

 

 

 

 

 

―――……このカード、ドラゴン族のモンスターでレベルは……8―――

 

 

 

 

 

 鈴の中では戸惑いの感情が渦巻くばかりであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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