銀河の竜を駆る少女   作:Garbage

46 / 164
昔からの相棒

 

 

 

 

「先攻後攻はあなたが決めていいわよ」

 

 蘭のデュエルディスクは旧型であるため、現行のデュエルディスクに付けられている先攻後攻を決めてくれる機能は備わっていない。そのため、彼女は敢えて対戦相手のリーダーに先攻を譲ることにした。デュエル自体は久方ぶりな蘭であるが、マスタールールの変更については新聞や愛読しているデュエル雑誌に掲載されていたため、かろうじて知っていたのである。

 

「いいのか? 先攻はドローできねーけど1ターンで相手の動けなくするような布陣を組み立てることも簡単なんだぜ?」

「その布陣を切り裂くのもまたデュエルの醍醐味? というものかしら」

「っ……面白え。ババア相手だろうが構わず全力で行くぜ!!」

(まさかまたあなたたちと一緒に戦えるなんてね。姿や名前は変わっても、私に力を貸してね、昔からの相棒さん?)

 

 蘭とリーダー格の男のデュエルの火蓋が切って落とされる。それと同時に男の配下である2人と遊希、千春のデュエルも始まった。

 

 

リーダー LP8000 手札5枚

デッキ:35 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

蘭 LP8000 手札5枚

デッキ:35 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

 

 

☆TURN01(リーダー)

 

「俺のターン、俺はモンスターをセット。カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

 リーダーの男は先攻1ターン目はモンスターと魔法・罠カードを1枚ずつセットしてターンエンドを宣言した。デュエル前には先攻の有利さを説いていた男であるが、手札が悪かったのかそれとも先攻から一気に場を制圧するデッキではないのだろうか。どちらにしても先攻を取った側の手としては悪くない。しかし、男の中には微かながら慢心があった。

 

(見たところデュエルに慣れていないババアが相手……軽くあしらってやるか)

 

 

リーダー LP8000 手札3枚

デッキ:35 メインモンスターゾーン:1 EXゾーン:0 魔法・罠:1 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

蘭 LP8000 手札5枚

デッキ:35 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

 

リーダー

 □□伏□□

 □□モ□□□

  □ □

□□□□□□

 □□□□□

 

 

☆TURN02(蘭)

 

「私のターンよ、ドロー!」

 

 後攻の蘭がデッキからカードをドローする。久しぶりながらデッキからカードをドローできる爽快感はやはり元デュエリストである彼女にはたまらないものだった。

 

「えーと……このカードを先に出した方がいいのかしら……」

「おいおい口に出てるぞ」

「あら、ごめんなさい。歳をとると独り言が多くなってね。控えることにするわ。じゃあ私はマンジュ・ゴッドを召喚するわね」

 

 蘭のフィールドにはマンジュ・ゴッドが召喚される。その効果は言うに及ばず、儀式モンスターを採用したデッキの必須カードである。

 

(マンジュ・ゴッド……儀式か。となると【影霊衣】あたりか? だとしたら……)

「私はデッキから儀式魔法《超戦士の萌芽》をサーチするわね」

「は? 超戦士?」

「そして手札からフィールド魔法《混沌の場》を発動するわね」

 

《混沌の場(カオス・フィールド)》

フィールド魔法

「混沌の場」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。

(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いの手札・フィールドからモンスターが墓地へ送られる度に、1体につき1つこのカードに魔力カウンターを置く(最大6つまで)。

(3):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分はデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

「このカードが発動した時、私はデッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターか「暗黒騎士ガイア」モンスター1体手札に加えられるわ。私は儀式モンスター《超戦士カオス・ソルジャー》を手札に加えるわ」

「カオス・ソルジャー……って確かあの儀式モンスターのカオス・ソルジャーだよな?」

「ええ、そうよ」

 

 それを聞いたリーダー格の男は高笑いをあげる。デュエルモンスターズ草創期に登場したカードであるカオス・ソルジャーは攻撃力は3000と高く、リメイクカードも数多く登場している人気のモンスターであるが、儀式デッキのカテゴリーで言えば【影霊衣(ネクロス)】や【ヴェンデット】などカオス・ソルジャーより強力なパワーを持ったデッキは確かに存在する。デュエルにおいて攻撃力が絶対の時代は、やはりはるか昔のことであったのだ。

 

「へっ、そんなデッキで俺に挑もうとはな。俺も軽く見られたもんだぜ」

「……酷い言いぐさね、私の昔からの相棒なのに。メインフェイズ1を終えてバトルフェイズに移るわ。マンジュ・ゴッドでセットモンスターを攻撃よ」

 

マンジュ・ゴッド ATK1400 VS シャドール・ヘッジホッグ DEF200

 

「リバースした《シャドール・ヘッジホッグ》の効果が発動するぜ!」

 

《シャドール・ヘッジホッグ》

リバース・効果モンスター

星3/闇属性/魔法使い族/攻800/守200

「シャドール・ヘッジホッグ」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードがリバースした場合に発動できる。デッキから「シャドール」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「シャドール・ヘッジホッグ」以外の「シャドール」モンスター1体を手札に加える。

 

 シャドールはかつてはプロの世界でも多くのデュエリストに使われていた融合召喚を軸にしたテーマであるが、切り札である《エルシャドール・ネフィリム》が禁止カードに指定されて以降はカードパワーのインフレに押されてしまっていた。しかし、その禁止カードであったネフィリムは禁止指定が解除され、かつての強さを取り戻しつつあるデッキである。

 

「ヘッジホッグの効果でデッキから「シャドール」と名のついた魔法・罠カード《影依融合》を手札に加える。まあ守備力200だから破壊されちまうけどな」

「【シャドール】……聞いたことがあるわ。確か前はかなり強かったテーマなのよね」

「前じゃねえ、今だって強いデッキだ。そして強いだけじゃねえ、俺はこのデッキで多くのデュエリストにトラウマを植え付けてきた。次の獲物はあんただぜ、ババア」

「そうだ、フィールドからモンスターが墓地に送られたから混沌の場に魔力カウンターが1つ乗るわ」

 

混沌の場 魔力カウンター:0→1

 

「私はカードを1枚セットしてターンエンドよ」

 

 相手が強敵である、と聞かされたところでどこ吹く風といった様子の蘭は穏やかな表情を崩さずそのままターンエンドを迎えた。

 

 

リーダー LP8000 手札4枚

デッキ:34 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠:1 墓地:1 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

蘭 LP8000 手札4枚

デッキ:33 メインモンスターゾーン:1(マンジュ・ゴッド)EXゾーン:0 魔法・罠:2(混沌の場(カウンター:1))墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

 

リーダー

 □□伏□□

 □□□□□□

  □ □

混□□マ□□

 □伏□□□

 

 

○凡例

混・・・混沌の場

 

 

☆TURN03(リーダー)

 

「俺のターン、ドロー」

(このババア、やっぱり素人だな。攻撃力1400のマンジュ・ゴッドを棒立ちにさせてやがる)

 

 リーダー格の男が使うデッキは【シャドール】。リバース効果と融合召喚を多用するデッキであり、デッキパワーは蘭の【カオス・ソルジャー】デッキの比ではない。しかし、シャドールのキーカードの1つである影依融合は相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚していなければその本領を発揮できないという一面もあった。

 

(エクストラデッキはあるみたいだが、俺のデッキが【シャドール】ってバレた以上、シンクロやエクシーズは使ってこねえだろうな)

「ねえ」

「……なんだよ。今は俺のターンだぞ」

「わかっているわ。だからあなたのターンにリバースカードを発動するわ。永続罠《明と宵の逆転》発動よ」

 

《明と宵の逆転》

永続罠

以下の効果から1つを選択して発動できる。「明と宵の逆転」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

●手札から戦士族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。その後、そのモンスターと同じレベルの戦士族・闇属性モンスター1体をデッキから手札に加える。

●手札から戦士族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。その後、そのモンスターと同じレベルの戦士族・光属性モンスター1体をデッキから手札に加える。 

 

「明と宵の逆転だと!?」

「私は手札から戦士族・闇属性でレベル4の《混沌の使者》を墓地に送り、同じレベルで戦士族・光属性の《開闢の騎士》を手札に加えるわね。そして今の効果で手札からカードが墓地に送られたから混沌の場の効果が発動。魔力カウンターを1つ乗せるわね」

 

混沌の場 魔力カウンター:1→2

 

「っ……俺は手札から影依融合を発動する!!」

 

《影依融合(シャドール・フュージョン)》

通常魔法

「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。

 

「俺は手札の《シャドール・ビースト》と《シャドール・リザード》を融合!“闇に蠢く影よ、今一つとなり己が求める真実を探し求めよ!”融合召喚!現れろ!《エルシャドール・ミドラーシュ》!!」

 

《エルシャドール・ミドラーシュ》

融合・効果モンスター

星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守800

「シャドール」モンスター+闇属性モンスター

このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。

(1):このカードは相手の効果では破壊されない。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。

(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

 

「エルシャドール・ミドラーシュは相手の効果では破壊されず、このカードがモンスターゾーンに存在する限りお互いにモンスターは1ターンに1度までしか特殊召喚できない!」

「レベル5なのになんて効果を持っているのかしら……最近のカードは凄いのね。あっ、今の融合召喚であなたの手札から2体のモンスターが墓地に送られたからその分魔力カウンターを混沌の場に乗せるわね」

 

混沌の場 魔力カウンター:2→4

 

「だが、融合素材となったビーストとリザードの効果も発動する!」

 

《シャドール・ビースト》

リバース・効果モンスター

星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700

「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。

(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

 

《シャドール・リザード》

リバース・効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1000

「シャドール・リザード」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「シャドール・リザード」以外の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。

 

チェーン2(リーダー):シャドール・ビースト

チェーン1(リーダー):シャドール・リザード

 

「ビーストの効果で俺はデッキから1枚ドロー! そしてリザードの効果で俺はシャドールカード《影依の原核》を墓地に送る。そして効果で墓地に送られた影依の原核の効果も発動する!」

 

《影依の原核(シャドールーツ)》

永続罠

(1):このカードは発動後、効果モンスター(魔法使い族・闇・星9・攻1450/守1950)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードは、「シャドール」融合モンスターカードに記された属性の融合素材モンスターの代わりにできる。このカードは罠カードとしても扱う。

(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、「影依の原核」以外の自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

 

「俺は影依の原核以外のシャドールの魔法カード、影依融合を墓地から回収する」

「あら、またそのカードで融合召喚ができるようになるのね。上手いプレイングだわ」

「褒めてる場合じゃねえぜ! バトルフェイズ、エルシャドール・ミドラーシュでマンジュ・ゴッドを攻撃!“エルシャドール・ガスト”!!」

 

エルシャドール・ミドラーシュ ATK2200 VS マンジュ・ゴッド ATK1400

 

蘭 LP8000→7200

 

「フィールドからモンスターが墓地に送られた時、混沌の場にさらに魔力カウンターが乗るわ」

 

混沌の場 魔力カウンター:4→5

 

(このターンで混沌の場に一気に魔力カウンターが5つも乗っちまったか……だが、儀式召喚をしようにもそのレベルを満たす素材が無ければ意味ねえな)

「俺はこれでターンエンドだ」

「……」

 

 リーダー格の男はターンエンドを宣言する。しかし、蘭は自分のデュエルの最中ながら両隣でデュエルをしている遊希と千春の方が気になっているようだった。

 

「おい! 今お前は俺とデュエルしてるんだろうが! こっちに集中しろ!!」

「あら、ごめんなさいね。でもあなたこそ大丈夫なの?」

「んだと? どういう意味……」

 

 蘭に促されて自分の両隣、仲間たちのデュエルに目を向けるリーダー格の男。次の瞬間、彼は目を疑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は《雷神龍-サンダー・ドラゴン》を対象に手札の《雷源龍-サンダー・ドラゴン》の効果を発動」

 

《雷源龍-サンダー・ドラゴン》

効果モンスター

星1/光属性/雷族/攻0/守2000

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードを手札から捨て、自分フィールドの雷族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は500アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「雷源龍-サンダー・ドラゴン」1体を手札に加える。

 

「雷神龍-サンダー・ドラゴンの攻撃力を500ポイントアップする。そして雷族モンスターの効果が発動した時に雷神龍の効果を発動」

 

《雷神龍-サンダー・ドラゴン》

融合・効果モンスター

星10/光属性/雷族/攻3200/守3200

「サンダー・ドラゴン」モンスター×3

このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。

●手札の雷族モンスター1体と、「雷神龍-サンダー・ドラゴン」以外の自分フィールドの雷族の融合モンスター1体を除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。

(1):雷族モンスターの効果が手札で発動した時に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

(2):このカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地のカード2枚を除外できる。

 

「チェーン2の雷神龍の効果。《アポクリフォート・キラー》を破壊しなさい!」

 

 神の名を宿す雷龍の咆哮が、巨大な機械のようなモンスターを打ち砕く。アポクリフォート・キラーは自身のレベルより低いレベルのモンスターが発動した効果を受けないが、雷神龍のレベルはアポクリフォート・キラーと同じ10である。そのため雷神龍の効果を防ぐことができないのだ。

 

「なっ……!」

「チェーン1の雷源龍の効果で雷神龍の攻撃力は500ポイントアップする。厄介なアポクリフォート・キラーが消えたことで、私のフィールドのモンスターの攻撃力・守備力は元に戻るわ」

 

雷神龍-サンダー・ドラゴン ATK2700/DEF2700→ATK3700/DEF3200

常夏のカミナリサマー ATK1100→ATK1600

 

「そして墓地の光属性《雷鳥龍-サンダー・ドラゴン》と闇属性《雷電龍-サンダー・ドラゴン》をゲームから除外して手札から《雷劫龍-サンダー・ドラゴン》を特殊召喚」

 

《雷劫龍-サンダー・ドラゴン》

特殊召喚・効果モンスター

星8/闇属性/雷族/攻2800/守0

このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。

(1):1ターンに1度、モンスターの効果が手札で発動した場合に発動する。このカードの攻撃力はターン終了時まで300アップする。

(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、自分の墓地からカード1枚を除外して発動できる。デッキから雷族モンスター1体を手札に加える。

(3):相手エンドフェイズに、除外されている自分のカード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキの一番上または一番下に戻す。

 

「除外された雷電龍の効果を発動。デッキから《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》をサーチ。そしてモンスターで一斉攻撃」

 

雷神龍-サンダー・ドラゴン ATK3700

雷劫龍-サンダー・ドラゴン ATK2800

常夏のカミナリサマー ATK1600

 

「適当に組んだデッキだけど、思いの外動くものね。ギャラクシーからこっちに乗り換えようかしら」

―――それはそれで悲しくなるからやめてくれ。

 

男 LP7200→0

 

 遊希は先ほど購入した学外でのデュエルで使用する【サンダー・ドラゴン】のデッキで男の配下のライフをあっさり0にしてしまっていた。このデュエルで遊希が失ったライフはわずか1000。それも《簡易融合》のコストで支払ったのみなので、実質ノーダメージでの勝利と言えた。また、同じように千春のデュエルも決着がつこうとしていた。

 

「とどめよ、行きなさい!《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》!“サイバー・ダークネス・インパクト”!」

 

鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン ATK7000

 

男 LP6000→0

 

 遊希が勝ちを収めるとほぼ同時に千春も新たに組んだ【裏サイバー】デッキでこれまた苦も無く相手のライフを0にしていた。リーダー格の男をはじめ、この三人の実力はかなり高い方と言えるだろう。しかし、アカデミアの中核校であるセントラル校で学び、かつ1年生ながら上級生相手に全く引けを取らない遊希と千春が相手では、さすがに相手が悪すぎると言わざるをえなかった。

 

「馬鹿な……あいつらがこんなにあっさり……!」

「さあ、おばさんも早く終わらせちゃおうかな?」

 

 

リーダー LP8000 手札4枚

デッキ:31 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:1(エルシャドール・ミドラーシュ)魔法・罠:1 墓地:5 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:14(0)

蘭 LP7200 手札4枚

デッキ:32 メインモンスターゾーン:0 EXゾーン:0 魔法・罠:2(混沌の場(カウンター:5)、明と宵の逆転)墓地:2 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)

 

リーダー

 □□伏□□

 □□□□□□

  ミ □

混□□□□□

 □明□□□

 

○凡例

ミ・・・エルシャドール・ミドラーシュ

明・・・明と宵の逆転

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。