怪奇 ハタ人間VS配管工兄弟   作:ガリュウ432

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前にあげていたものですが、誤字が酷かったので上げ直しとさせていただきました。評価をつけていただいた方、感想をつけていただい方、誠に申し訳ありませんでした。


1話 恐怖の離島

「・・・ねえ兄さん。その力・・・。何に使うの?」

 

「・・・分からない。正直使い道がわからん。」

 

マリオがある日、ひょんなことから新しく手に入れた力。それはとても不可解なものだった。

掌から黄色の衝撃波を出す謎の攻撃。不思議なことにクリボーにも全く効かなかった。

 

「うーむ。謎は深まるな。・・・ちょっと、ワープ土管の整備でもするか。暇つぶしに。ルイージ、道具とってくるから土管の周り整備しといてくれ。」

 

「わかったよ兄さん。」

 

ードカン整備中・・・ー

 

「・・・特に問題は無い・・・が、・・・ルイージ、この行き先のボタン。見覚えあるか?」

 

ワープ土管は、ワープの横についている、ボタンを押して指定する。

のだが・・・。

 

「この旗のマーク。・・・僕は知らないよ。」

 

「でもまあ、このボタンがあるということはこの行先に土管があるという事だ。回収しにいこうか。」

 

「そうだね。」

 

ーパライソタウンー

 

「オチタ君。この辺で探索できてない所はあるかな?」

 

「いや、特にないでやんすけど・・・。でも鷹森君。今は夜でやんす。・・・『彼女達』がいる可能性が高いでやんすねぇ・・・。」

 

「ああ・・・。でも、アイツらを戻せる方法は必ずあるはず。絶対に戻してやらないと。『ハタ人間』から。」

 

ーー怪奇 ハタ人間編ーー

 

ドゥンドゥンドゥンッ

 

「・・・あれ?日本だな。」

 

「日本の離島みたいだよ兄さん。」

 

ー土管回収中ー

 

「さ、そろそろ帰るか。」

 

「・・・ねえ兄さん。そこに人がいない?」

 

「・・・ん?本当だな・・・。頭に旗を刺してやがる。変な奴だな。」

 

だが、すぐに異変に気付く。

 

「兄さん!ここいる周りの人間、全員頭に旗を刺してるよ!」

 

「・・・しかも全員こっちに来てやがる!」

 

「・・・!」

 

「来るぞ!構えろ!」

 

ーVS ハタ人間ー

 

ハタ人間達はマリオたちに向かって旗を構え、刺そうとしてくる。

 

「甘い!」

 

マリオはカウンターをみぞおちに入れ、すぐに相手を掴み、ぶん回して周りにもダメージを与えた。

だがーー。

 

「・・・まるで効いてねぇ・・・!」

 

「兄さん!こっちもだ!ダメージは入ってるはずなのに効いてる感じが全くない!」

 

ここでマリオが思い付く。

あの能力の使い時じゃないかと。

 

「まさか・・・、こいつらに効くのか?」

 

マリオは掌に力を込め、思い切り衝撃波をぶち当てる。

すると、ヒットした男を中心に周りのハタ人間も倒れていった。

一方、ルイージは、

 

「・・・!ええいダメ元だ!兄さんから借りてたポンプの水をくらえ!」

 

バッシャァ!!!

 

バタバタ・・・

 

「・・・あれ?効いてる?」

 

ー勝利! 経験値139取得!ー

ーマリオ Lv.1→Lv.2 ルイージLv.1→Lv.2ー

ーマリオは「フラグクラッシュ」を習得!ー

ールイージは「ポンプ」を習得!ー

 

「ふう。落ち着いたな。」

 

「・・・でも兄さん。さっき攻撃に兄さんから借りたポンプを使ったせいで、リターン土管壊れたよ・・・。」

 

「・・・。戻れないじゃん・・・。」

 

「ひ、ひとまず人を探さない?旗が刺さってない人!事情を聞こう!」

 

「そうだな、」

 

ー1日目ー

 

10:30

 

何処へ向かおうか。

 

A、橋 ☜

B、学校

C、ショッピングモール

 

 

「・・・。橋にしようか。あそこはパッと見た感じ見晴らしもいいしな。待機場所ならいいところじゃないか?」

 

「そうだね。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

時間が10分進みました。

 

「お!誰かいるぞ!」

 

「ッ!?そこで止まりなさい!」

 

そこに居たのはおそらく中学生か高校生の女子。

委員長みたいなグルメガネを掛けた・・・。

 

「旗は刺さってませんよね?」

 

「ああ。刺さってない。」

 

「・・・分かりました。こちらに来てください。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「驚かせて悪かったね。俺はマリオという。」

 

「僕はその弟のルイージだよ。」

 

ひとまず女子に自己紹介を済ませる。

 

「ええ。私は神条紫杏です。この先にある中学校の生徒です。」

 

「紫杏か。・・・早速本題に入るが、あの旗を指していた人間達はなんなんだ?」

 

「・・・。分かりません。一週間前、突然旗を指した人間、「ハタ人間」になってしまった島の人々が続出したんです。」

 

「原因は分かってるのかい?」

 

「・・・ええ。宇宙人・・・と。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「あら?驚かれないのですか?」

 

「いや・・・、慣れっこというか。」

 

「やっぱり?って感じかな?」

 

「すごい修羅場を通り抜けてきたことだけは分かりました・・・。」

 

「ところで・・・」

 

A.君はなんでここに?☜

B.どうしてそこまで詳しく知ってるのかな?

 

「君はなんでここに?」

 

「逃げていたらここに来ていたんです。それで一人でどうしようって時にあなた方が来てくださって・・・。」

 

「じゃあ丁度いいね。僕達に同行できないかな?」

 

「その方がいい。正直、この橋も今こそ奴らはいないが、もう時期来るだろう。同行した方がいい。」

 

「・・・。分かりました。そうさせていただきます。」

 

「あ、あとタメ口でいいぞ。敬語はなんか、他人行儀で嫌いだからな。」

 

「あ・・・、そ、そうですか。」

 

「さ、それでは出発しようか。」

 

「はっ、はいっ。」(ガチャッ

 

「「待った。」」

 

「え?」

 

「なんで紫杏ちゃん、ライフル持ってるの・・・?」

 

「さっき拾ったんです。自衛隊の方々も来たんですが・・・、尽くやられちゃってて・・・。」

 

「なるほどな。」

 

「で、では気を取り直して出発しましょう!」

 

「あ!僕のセリフ!」

 

ー紫杏(委員長)が仲間になりました!ー

 

to be continued…


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