この静かに暮らしたい殺人鬼に平穏を! 作:究極生命体になりかけた男
ジョジョって意外と声優の再起用が多いよね。
山口勝平 フォーエバー(ストレングスのオランウータン)→重ちー
諏訪部順一 テレンスTダービー(弟の方)→アバッキオ
津田健次郎 ブラフォード→ティツァーノ
後トリッシュ役の千本木彩花は四部のモブやってたよ。
このすばの再放送も気づけば最終回ですね。
悲しいなあ。
でも2もあるっぽいから良き良き。
私にとっての土曜午前一時というゴールデンタイムは永遠に不滅というわけだあ!!
雪精、それは雪深い雪原に現れるという雪の精霊。
名前の通り、見た目から大きさまで雪そのものと同じだ。
ほとんど本物の雪と相違無しと言っても過言ではない。
ジャイアントトードのような他のモンスターみたく人を襲う事もなければ、何か特別に危険性がある訳でもないらしい。
大量に出現し、一匹を討伐するごとに春が半日早まると言われている。
それと因果関係があるかは知らないが、その貧弱な強さにも拘らず、一匹の討伐報酬が十万エリスと破格の額に設定されている。
「ヨシカゲったらあそこまでする必要無いじゃない!」
「いや、あの額は冒険者が何人か死んでもおかしくない額だ。この程度で済んだだけ、ありがたいと思うべきだ」
「だからって出会い頭にボンッは無いでしょう!ボンッは!」
さっきから私が【キラークイーン】の能力で吹っ飛ばした事に根を持って抗議の声を上げるが、文句を言いたいのはこちらの方だ。
こんな借金までするような『平穏』ではない生活を送る事になってしまった。
だがそれは、異世界転生を世迷い事として適当にあしらってしまったのが、そもそもの発端だったとはいえ、このような事態に巻き込まれてしまうと誰が想像できようか。
「やはりもう一度爆破させた方が良さそうだな。…【キラークイーン】」
「やめてえええ!私が悪かった!私が悪かったから!謝るから許して!」
「ヨシカゲ、やめてやらないか。アクアも反省してる様だし。それでも気が済まないというのなら、代わりに私が…!!」
「それは君が受けたいだけだろ。…もういい気が削がれた」
茶番のようなやり取りだが、本当に気が削がれる。
阿保の虹村億泰の【ザ・ハンド】で削り取られてしまったみたいだ。
いつもアクアやめぐみん達はトラブルを巻き起こすという形で私の『平穏』を掻き乱し、その尻拭いをしてもまた新たなトラブルを巻き起こすという始末。
だからといって制裁を加えやろうとすると、ダクネスが「代わりに私が」とそれを請い始める。
これじゃあストレスの発散すらマトモにできたもんじゃあない。
何の因果があってこうなってしまったのだ…。
「…ふゥ…流石に寒いな…」
「そうッスね…」
「この肌を刺すような寒さがまたたまらん」
「お前は黙ってろ」
私が何か言う度に、カズマ以外の誰かが私の癪に触るような発言ばかりする。
その発言に対してカズマがツッコミを入れるという終わりの見えない無限のループ。
他の奴らを黙らせるより私自身が黙っていた方が早い。
私はその事に今気付かされた。
雪が降り積もり世界が白銀に覆われる中、私達はアクセルの街から少し離れた平原地帯に来ていた。
不思議な事に街には雪は降ってなどいない。
これは雪精とやらの仕業なのだろう。
元々私が住んでいたM県S市杜王町も冬の時期になると、やませの影響で異常な程の寒さに見舞われるが、この世界の冬はそれよりもさらに厳しい。
私達はそんな厳しい冬の中、非情な事にクエストへ行く毎日を強いられる事になってしまったのだ。
これから私達は一体こんな日々をどれほど過ごせば良いのだろうか。
私は途方に暮れていた。
これも全てアクアが呼んだ禍いだ。
「ところでお前ら、そんな格好で大丈夫なのか?」
カズマがアクア達に問い掛ける。
それもそのはず、アクア達は防寒対策をしてるつもりなんだろうが、それにしては薄着に近い寒そうな服装をしている。
ダクネスはいつもの鎧はどうした?
…魔王軍幹部のデュラハンと戦った時に『接触弾』で破壊されたのか。
いや、それならなぜダクネス自体は怪我の一つすらしていないんだ…ッ!?
いくらなんでもタフ過ぎる。
何かのスタンド使いかと疑いたくなる。
それはそれとして、あんな格好のアクア達を見ているコッチの方が寒くなりそうだ。
「私は何の問題も無いが。むしろこの格好の方が寒さを感じられて良い」
「私も大丈夫よ」
「私もです」
私は手袋に厚手のコート、そしてフードを被っているので顔とかの肌が露出している部分を除けば、だいぶ暖かい。
コートの下はいつも通りスーツだ。
さらにスーツの下にも何枚か服を着込んでいる。
「それなら良いがアクア、お前のその格好は何だ?」
さっきから私も気になってしょうがなかったのがアクアの格好。
小瓶をいくつか引っ下げ、手には捕虫網を握っている。
夏にセミを取りに行く小学生かッ!と指摘してやりたいが、私はそういうキャラじゃあない。
カズマもアクアに対して同じ事ご気になっているのだろう。
そういう目をしている。
置かれている環境のせいか、私の性格も随分と緩くなってきた気がする。
「私もそう思っていたところだ。アクア、君はふざけているのか?それともツッコミでも待っているのかね?」
「どうもこうも寒いからこういう格好をしてるんでしょ」
「そういう事を聞いてるんじゃなくて、何で虫網なんか持って来てんだって聞いてんだよ」
「あ、それはね雪精を捕まえる為よ。雪精は自ら冷たさを発するから、一緒に冷やせばいつでもキンキンのネロイドが飲めるわ。小瓶に入れておけば保冷剤の代わりになるってわけ」
保冷剤の代わりになる、か。
冷蔵庫が無いこの世界では、私のような魔法を使えない者にとっては物を冷やすという極当たり前の行為でさえ簡単にできる事ではない。
そう思うと冷蔵庫を発明した先人は偉大な発明をしたものだ。
私も雪精を二、三匹くらい確保しておきたい。
だからといって、馬鹿みたいに捕まえるのは嫌なのでカズマ達には見られないようにコッソリ捕まえるか。
しかし、捕まえた後どうすれば良いんだ?
…【キラークイーン】の胴体に収納するのか?…【
♦︎
私達は雪が降り積もりゆく中雪に脚を取られながら歩き続けた。
そして、見えたのは雪のようにふわふわと綿毛のように空中を漂う雪精の姿。
「いたわ!雪精よ!」
我先にと先陣を切ったのはこのクエストを提案したアクア。
と言っても攻撃を仕掛けるのではなく縦横無尽に虫網を振り回しているだけだ。
一見遊んでいるようにしか見えないが、これでもアクアは大真面目だ。
「俺達も始めるか」
カズマは鞘から剣を抜き雪精目掛けて斬りかかった。
ダクネスとめぐみんもそれぞれ剣と杖を片手にカズマの後に続いた。
各々の思うがままに武器を振り回して雪精を討伐していく。
私が言うのもアレだがパーティとしてのまとまりがまるで感じられない。
街を襲撃してきた魔王軍幹部のデュラハンとの戦いでは特にそうだった。
あの時は連携もクソもヘッタクレも無い、目に余る状況だった。
馬鹿の一つ覚えというべきか。
「仕方ない…私もやるか」
あーだこーだ言っておきながら結局のところ私もカズマ達に続いて雪精の討伐を開始する事にした。
不本意だが雪精は捕まえずに後でアクアから買うか…。
幼稚な企みは無しだ。
「【キラークイーン】…」
私は【キラークイーン】の精密な動作で雪精一匹一匹を確実に潰してその討伐を着々と重ねていく。
「これだけで三十万か」
驚きの高額報酬だ。
私は今三匹の雪精を討伐した。
今までジャイアントトードの討伐クエストで金稼ぎをしていたのが馬鹿馬鹿しく思えてくる。
「カズマー、爆裂魔法打っちゃっても良いですかー?」
「そうだな。良いぞー!打ってやれー!」
「【エクスプロージョン】ッ!!」
私はめぐみんが魔法を唱えようした瞬間に手で耳を塞いだ。
こんな至近距離で爆裂魔法を打つヤツがあるか!!
もし爆裂魔法の地の果てまで轟くような爆裂音を直接聞いてしまったら耳がイカれてしまうだろう。
ボオンと私の【キラークイーン】の爆弾よりも激しい爆発音が駆け巡った。
「あ、今のでレベルが上がりました」
爆裂魔法を唱えためぐみんは力尽き降り積もった雪の上でぐったり倒れ込んだ。
豆粒のように小さな雪精を仕留めるのは手間がかかる。
【
だが、こんな雪の降る寒いの外に【
何せ彼は半分植物だからな。
ま、泣き言を言うつもりではないのだが。
「これで早くも十匹目か…」
雪精を十匹倒したので貰える報酬は百万エリスだ。
「百万エリスゥ!?」
「どうしたんすか!?」
「どったのー?」
「何事だ!?」
「どうかしましたかー?」
私が突然発した声を聞いてこちらに視線を集めるカズマ一行。
めぐみんは依然雪の上に倒れ込んだままだ。
雪にうつ伏せになっているので声がくぐもって聞こえる。
変人を見るような目で見るんじゃあないッ!!
このクエスト、どこかおかしいと思わんのか!?
私は疑問と驚きを感じざるを得なかった。
物事は単純明快だ。
レベルの低い冒険者でもいとも容易く倒せるようなヤツを十匹倒すだけで百万エリスが貰える。
「イヤイヤイヤこれだけのクエストで何十万、いや何百万エリスもの報酬が貰えるなんて普通に考えておかしいんじゃあないか!こんな美味しい話があるかッ!!」
スタンド攻撃かと錯覚するくらい露骨に報酬が高い。
むしろもうスタンド攻撃の方が楽な気がする。
ミラグロマンの都市伝説か何かか…?
縁起でも無い、悪い冗談はやめにしておこう。
「た、確かにそうですね」
「何何?二人ともこのクエストの事、何も知らない訳?」
私が言った事に同意を示すカズマ。
アクアはそれに当たり前だと言わんばかりに質問を投げかけた。
ダクネスとめぐみんも何も不思議に思ってはいないようだ。
「それはね、このクエストには冬将軍が…」
アクアが何かを言いかけたその時、急に激しい吹雪が吹き始める。
ホラー映画のワンシーンのように急に漂い始める不穏な雰囲気。
私はただならぬ気配を察知して、スタンド本体である私が戦う訳でも無いのに生物としての本能からか、自然に身構えた。
「な、何だ…」
吹き荒れる吹雪の中から二、三メートルは優に超える
オイオイオイオイこれってヤバいヤツなんじゃあないのか。
「出たわ!あれが
アクアが指を指したその先にいたのは魔王軍幹部のデュラハンに匹敵する程の風格を持つ存在。
私がデュラハンと相見えた時以上の威圧感がその場を支配した。
この回はその④で終わり。多分。
めぐみんVS吉良吉影
猫草「ウニャン」
めぐみん「あ〜可愛いですね、ちょむろう」
吉良吉影「それってもしかして
めぐみん「そうですよ」
吉良吉影「それ、本気で言っているのか?」
めぐみん「名前に文句があるならいってもらおうじゃないですか」
吉良吉影「ああ、大有りだ。人様のモノに名前を付けるのは百歩譲って許すとしてもその名前とネーミングセンスは絶対にありえない」
めぐみん「何ですか?パーティの中で最年長だからって自分が偉いと思っているんですか?側から見ればただのロリコンのおっさんにしか見えませんよ。ヨシカゲ、あなたはたった今紅魔族全員を敵に回しました」
吉良吉影「貴様ァ〜〜〜〜ッ!!」
めぐみん「喧嘩なら買いますよ」
吉良吉影「野郎ォォォ!キラークイーンッ!!」
めぐみん「エクスプロージョンッ!!」
吉良吉影「押してやる…バイツァダストを発動するんだ…」
めぐみん「てめーは私を怒らせた」