この静かに暮らしたい殺人鬼に平穏を!   作:究極生命体になりかけた男

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投稿が遅くなってしまい本当に申し訳ないです。
最近色々と忙しかったものでモチベが上がらなかったし…。
それはさておきジョジョ5部アニメ放送始まりましたね!!
何このクオリティ、今までで一番高い!!
そして最近オーバロードにハマったりして色々ヤバい。
という訳でモチベが上がって更新に繋がった訳ですね。


キラークイーンは戯れない

この俺の城に毎日毎日爆裂魔法を打ち込んでくる頭のおかしい奴は何処のどいつだああああ!?

 

アクセルの街の目の前にソイツは降り立った。

首無しの馬に跨る首無しの黒騎士。

その腕には自分自身のものと思わしき頭が抱え込まれている。

抱えられた頭に被せられた兜の隙間からは真っ赤な眼光が鮮烈に光刺す。

身の毛がよだつような禍々しさに圧倒的な強者の風格と言ってもいいような雰囲気が漂っている。

ソイツは死をも越え強大な力を振るう騎士のアンデッドモンスターのデュラハン。

世界最強の存在である魔王が率いる魔王軍の幹部の一人だ。

そんな恐ろしい魔王軍幹部の一人が激昂している姿にその場にいる者達に恐怖を与えた。

だがその発言のせいで滑稽にも思える。

言っている事が大した事じゃあないのにムカッ腹が立つがここは場をわきまえるとしよう。

 

「…激しい『喜び』はいらない。その代わり深い『絶望』も無い。そんな『植物の心』のように『平穏な生活』こそが私の目標だ……」

 

魔王軍幹部の出現に駆けつけた冒険者達が集まっている中私はその前に出ていた。

本来ならば奴を怒らせたあの小娘が先行するべきなんだろうがそんな事はもはや関係無い。

私の『平穏な生活』を追い求める性格には相反する行動だがコイツのせいで生活に支障をきたしているのは確かな事でありこの吉良吉影の『平穏な生活』を妨げる『害ある敵』は退治しなければならない。

 

「お前かあああ!俺の城にポンポン爆裂魔法を打ち込んでくる奴はあああああ!!俺が魔王軍幹部だからって嫌がらせな訳?正々堂々と向かってこいやあああ!!」

 

「残念ながら爆裂魔法を君の城に打ち込んでいるのは私ではない。そもそも私は魔法の一つすら使うことができないのだ」

 

「だったら何故出てきた?俺が用があるのは爆裂魔法の使い手なのだぞ」

 

「私は『平穏な生活』を目標としている。だから戦闘は好まないし冒険者という職業は不向きだと自覚している。しかし…君のせいで私の『平穏な生活』が脅かされているのも事実。ロクにクエストが受注できないし精神衛生的にも非常に悪い…。戦闘は嫌いな性格だが私の睡眠を妨げる『害ある敵』はどうしても取り除かなければならない……」

 

「ほう、だったらどうするというのだ?」

 

「…始末させてもらう」

 

「フハハハハハ!駆け出し冒険者の街の人間風情が中々面白い事を言うじゃないか!ならばこの俺をせいぜい楽しませてみるがいい!!」

 

完全に私の事を舐めきっているのだろう、デュラハンは余裕ある表情?をしている。

別に趣味という訳じゃあないがその余裕が絶望へと変わるのが少しだけ楽しみになってきた。

カズマは人混みの中からレベル差がどうだとか叫んでいるようだがどうでもいい。

私が闘争を避けるのは単に戦いを好まないだけのこと。

『平穏な生活』を妨げる者とはどうしても戦わなければならない。

…というかいつまで経っても前に出てこない頭と名前のおかしい小娘はいつ前に出てくるのだ?

数多くの冒険者が注目する中私とデュラハンは対峙する。

またこれで目立ってしまった。

この反省と後悔は戦いが終わってからするか。

こう言うのは間抜けかもしれないが敢えて言う、『どうしてこうなった』と…。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

事の発端は数日前の事だ。

空飛ぶキャベツやリッチーのウィズの件を経て私はだんだんとこの世界の常識について理解を深めていった。

それでもなお分からない事だらけではあるが。

まあそんな事はこれから学んでいけば良い事だ。

今のところは収入も住む場所も安定しているし特に大きな問題は無い。

そう思えばここでの暮らしも楽しくできるのかもしれない。

静かに暮らせないという点に目を瞑ればの話だがね。

暮らしの方は何一つとして不自由は無い。

しかし不自由は無くとも不満は沢山ある。

…仕事仲間、つまりパーティメンバーにはロクな奴がいない。

…いつも一緒にいた『彼女』もいない。

…公衆の面前では赤っ恥のこきっ恥をかく。

…これは私自身に責任がある事だが異様に目立ってしまっている。

と挙げればキリが無い。

さて話を戻すとしよう。

魔王軍幹部が来る原因となった出来事についてだ。

例のキャベツの件のほとぼりも冷めこの世界でも一息つけるまでになっていた。

私はしばらくの間この世界での暮らしに慣れるが為に日課のようにクエストに行っていた。

 

「【キラークイーン】!!」

 

毎度毎度現れるジャイアントトードの討伐に雑用とまで思えるクエストまで何でも我慢してこなしていった。

わざわざスタンドを使ってまでだ。

この世界のクエストというものはそれだけ危険を伴うものである。

油断すればあの世へとまっしぐらする事間違いないだろう。

これは『平穏な生活』を送る為なのだ、仕方がない。

しかしある日突然私が受注できるようなクエストの数が軒並みに減っていった。

その事についてカズマ達も苦言を呈していた。

なんでもアクセルの街の近くに魔王軍の幹部の一人が住み着いたらしいのだ。

そうその魔王軍幹部こそが今回襲来してきたデュラハンだ。

魔王軍とは人類の脅威となる存在であると同時にジャイアントトードなどの下級指定のモンスターにとっても恐ろしい存在である。

魔王軍の登場の煽りを受けて下級のモンスターは何処かへ逃げ帰り私ではまだ受注が許されないような高難易度のクエスト以外はめっきり減ってしまったのだ。

つまり冒険者としての収入源が断たれてしまった事になる。

しばらくの間は何処か適当な店でも探してアルバイトでもするか。

 

「…この吉良吉影がアルバイト(・・・・・)をしなければならないだと………ッ!」

 

と心配していたがそんな事態に陥る事は無かった。

先日のキャベツ狩りで得た報酬という蓄えがあったのだ。

これでしばらくはのんびりとしていても大丈夫そうだ。

猫草(ストレイキャット)】の存在といいこの蓄えといい運が良いのかもしれない。

 

「やはりこの吉良吉影に運は味方している…」

 

クエストには行けないが蓄えはある。

思えば私は冒険者としての生活しか送れていないはずだ。

たまには冒険者以外の面でこの世界について調べておくか。

まだ早過ぎるとは思うがしばらくの間は冒険者稼業も休業だ。

私は魔王軍幹部による影響が無くなるまでじっくり待とうと思った。

こうして私は調査という名目でこの世界を満喫する事にした。

カズマ達の事は知らないが私は私でするべき事をしておけばいい。

しかしその考えがいけなかった。

鼓膜をつんざくとまではいかないが聞こえてくる大きな音。

ある日突然アクセルの街の外で激しい爆発音がした。

厳密にはそれより前にちょくちょく聞こえる事はあったのがその日を境に毎日聞こえるようになってきたのだ。

遠くから聞こえてくるのだがやはりうるさい。

これが日本なら騒音被害として警察に被害届を出してもいいくらいのものだ。

ボンボンと毎日のように聞こえてきてうるさいなんてもんじゃあない。

 

「クソッ!!一体誰の仕業なのだ!この爆発は!犯人を見つけたら【キラークイーン】で文字通り逆に爆発させてやるッ!!」

 

それは太陽がサンサンと刺すピクニック日和の日。

それは地面がぬかるんでジメジメとする雨の日。

それは風が草原をなびく穏やかな晴れの日。

爆発音はどんな天気だろうと関係なく響く。

迷惑を被っているのは私だけじゃあないはずなのに何故誰も何も文句を言わないのはどう考えてもおかしい。

もうこの爆発音が日常的なものと化していてもはや気に掛ける事ではないとでも思っているのか。

そう思ってしまえば楽なのかもしれないが『平穏な生活』を目標としている私としてはどうしても我慢できない。

 

「この吉良吉影、平穏を乱す者とだけはどうしても戦わなければならない…」

 

『平穏な生活』を妨げる爆発音に耐えかねた私は自分から動くことにした。

ある日の昼間に街の外に出る冒険者達を観察していた。

魔法使い、いやウィザードか、それを主な標的と絞って。

流石に私の【キラークイーン】であろうともあんなに音が響く規模の爆発を起こすことはできない。

しかし魔法ならばどうだろうか?

魔法を使えばそういう事も可能であろう。

そんな推測をしながら街の外を少し出た所で待ち伏せしていた。

魔王軍の幹部が近くに拠点とした事でほとんど冒険者が街の外に出ることが無かったので爆発を起こす犯人を絞るのも容易くなるだろう。

こうしてしばらく待ち伏せていると見覚えのある二人の男女が街の外に出るのが見えてきた。

男の方は頼りなさそうで気苦労が多そうな少年で女の方はとんがり帽子に片目に眼帯をした痛ましい見た目の少女(・・・・・・・・・・)

 

「………【シアーハートアタック】……」

 

もう何も言わない………。

【キラークイーン】の左手から第二の爆弾【シアーハートアタック】を射出する。

【シアーハートアタック】は自己を主張するかのように『コッチヲ見ロォ』と言葉を発し街の外へと出ていく少年と少女、つまりカズマとめぐみん(つくづく思うがその名前は人を馬鹿にしているのか?)へと突撃していく。

私は呆れのあまり言葉を失いかけた。

爆発と言ったらあの頭のおかしい小娘しかいないじゃあないか。

何故その事に気付かなかったのか…。

灯台下暗しというやつだ。

いや、気付いてはいたがその事実から目を背けたかっただけなのかもしれない。

【シアーハートアタック】を射出するが勿論慈悲なんてものは無い。

相手が同じパーティの人間であろうとそんな事は関係が無い。

些細ではあるが小娘達は私の『平穏な生活』を乱したのだ。

性懲りも無くあの爆発を起こす小娘に非がある。

精神衛生上これくらいやらないと苛つきが治らん。

この数時間後に街の近くにある廃城へと至る道に二人の男女が黒焦げになった状態で見つかったらしい。

その二人が誰であるかは言うまでもあるまい。

これで私の『平穏な生活』は守られた。

しかしそれもすぐに否定される事となる。

 

この俺の城に毎日毎日爆裂魔法を打ち込んでくる頭のおかしい奴は何処のどいつだああああ!?

 

一息ついたのもつかの間の事だった。

それが今の魔王軍幹部デュラハンの襲来だ。

デュラハンは血走った眼光で街の門に集まった冒険者達を睨みつけている。

かなり怒っているようだがムカっ腹が立っているのはこちらだって同じ事だ。

そしてこのデュラハンがアクセルまでやってきた原因、それはあの頭のおかしい小娘にあるのだ。

何とも馬鹿馬鹿しい事だがあの小娘が毎日爆裂魔法を撃ち込んでいたという廃城が何とデュラハンが住んでいる城だったらしい。

自分の城に爆裂魔法を撃ち込まれた事が原因でデュラハンはキレているのだ。

全くこの世界は私に心の平穏すら与えてくれないというのか。

後で苛つきを抑える為にも小娘をなぶってやりたいところだが精々【シアーハートアタック】を射出する程度しかできないな。

……ん?何故この前小娘達は【シアーハートアタック】の爆破を喰らって平然としているのだ…!?

 

「…激しい『喜び』はいらない。その代わり深い『絶望』も無い。そんな『植物の心』のように平穏な生活こそが私の目標だ……」

 

「お前かあああ!俺の城にポンポンと爆裂魔法を打ち込んでくる奴はあああああ!!俺が魔王軍幹部だからって嫌がらせな訳?正々堂々と向かってこいやあああ!!」

 

「残念ながら爆裂魔法を君の城に打ち込んでいるのは私ではない。そもそも私は魔法の一つすら使うことができないのだ」

 

「だったら何故出てきた?俺が用があるのは爆裂魔法の使い手なのだぞ」

 

「私は『平穏な生活』を目標としている。だから戦闘は好まないし冒険者という職業は不向きだと自覚している。しかし…君のせいで私の『平穏な生活』が脅かされているのも事実。ロクなクエストを受注できないし精神衛生的にも非常に悪い…。戦闘は嫌いな性格だが私の睡眠を妨げる『害ある敵』はどうしても取り除かなければならない……」

 

「ほう、だったらどうするというのだ?」

 

「…始末させてもらう」

 

「フハハハハハ!駆け出し冒険者の街の人間風情が中々面白い事を言うじゃないか!ならばこの俺をせいぜい楽しませてみるがいい!!」

 

「【キラークイーン】!!」

 

『しばっ!!』

 

【キラークイーン】を出現させデュラハンにパンチを叩き込む。

デュラハンは首無しの馬から飛び降りてそれを避ける。

それなり高いスピードを持つ【キラークイーン】の動きの上を行くとは流石人々から恐れられる魔王軍の幹部というだけはある。

そして間髪入れずその手に持った大剣を【キラークイーン】に向け振り下ろす。

私は【キラークイーン】で大剣を難無く白刃取りする(・・・・・・)

大剣を振り下ろす力は並の人間、それも戦闘職の冒険者を大きく超えていると言ってもいい。

その力強さに【キラークイーン】の足が徐々に地面にめり込んでいく。

私の足の方にも凄まじい重圧がのし掛かる。

まるで広瀬康一のスタンド攻撃を受けているようだ。

 

「召喚魔法か?見たこともない亜人種だな。面白い。駆け出し冒険者の人間にしては中々やるではないか。少なからずこの俺に挑むに値する実力はあると認めよう」

 

「『挑む』のではない。『始末』するのだ。人々の安全などはどうでもいい。ただし私の『平穏な生活』を妨げるであれば何者であろうと始末しなくてはならない。…それが人々から恐れられる魔王軍の幹部であろうともね」

 

「参考程度に聞いておこう。貴様が使役しているその亜人は何というのだ?こちらとしても未確認の亜人種となれば知っておきたいからな」

 

「【キラークイーン】…とコイツを名付けて呼んでいる。それと亜人などではなくスタンドだ。……これを知ったところで無意味な事だがね。何故ならここで『始末』されてしまうのだから」

 

「スタンド、か。聞いた事の無い言葉だ。覚えておくとしよう。……見たところ貴様は冒険者と見受けられるが冒険者らしからぬ考え方をしているな。邪魔者であれば『始末』するとはまるで殺人者(・・・)のようだな。俺は元冒険者だが貴様のような仲間を想わぬ奴は冒険者の資格は無い。じっと私達を見ている野次馬達にも言える事だが」

 

「…『冒険者の資格は無い』か。随分と好き勝手言ってくれるじゃあないか。ま、私には冒険者として誇りなんて持っていないしどうでもいい事だ。元々私が冒険者になったのは『平穏な生活』を取り戻す為に過ぎない」

 

デュラハンは私の事を殺人者のようだ、冒険者の資格は無いと評するが私の知った事ではない。

冒険者として誇りがある訳でもなければ冒険者になりたいと思ったこともない。

むしろ逆に杜王町に戻る為に冒険者になったがそうする必要は無かったじゃあないのかと疑いを持ちつつある。

だが何も分からない以上必要な事だとしておくべきだろう。

この吉良吉影の目的はただ一つ、『静かに暮らしたい』。

言うなれば『植物の心』のような『平穏な生活』を送る事が私の誇りなのかもしれないな。

 

「誰がどんな思想を持とうが俺の知った事ではないが俺が気に食わないのは貴様に冒険者の誇りが無い事だ!その程度の半端な覚悟で冒険者をしている貴様が気に食わん!!」

 

白刃取りされていた大剣を引き抜くとデュラハンは大剣を構え直し再び【キラークイーン】に切りかかる。

先程のように白刃取りを試みる。

しかしデュラハンの振り下ろす大剣の方が速い。

白刃取りで受け止められるようなスピードではない。

 

「何!これは不味いッ!!」

 

『しばっ!!』

 

【キラークイーン】はバク転をして間一髪のところで回避してみせる。

危ない危ない…、もう少し避けるのが遅ければ一刀両断されていたかもしれない。

想像するだけでも身震いするようだ。

それだけでなくスタンドの本質(ダメージはスタンドとその本体が共有する(・・・・))を知られるところだった。

まあ当たっていたらその時点でもう真っ二つで終わっていたがね。

油断は大敵だという事を思い知らされたよ。

 

「フン、どうやら紙一重で避けられてしまったようだな」

 

急に速くなった動きと力強くなった剣、さっきはまだ本気を出していなかったという訳か。

全く恐ろしい奴だ。

私を駆け出し冒険者の街の人間だと思って舐め腐っていたな。

だからさっきは内野ゴロのボールを捕球するみたいに簡単に白刃取りできた訳だ。

 

「フ〜〜〜〜実に危ないところだった。いやあ、まさに紙一重だったよ。やはり油断は大敵だな。危うく私の【キラークイーン】が真っ二つにされていたかもしれないなァ〜〜〜〜〜〜」

 

「何だ貴様のその余裕ある態度は…?」

 

【キラークイーン】は一度デュラハンの大剣を白刃取りしていた(・・・・・・・・)

もっと言えば【キラークイーン】はデュラハンの大剣に触れている(・・・・・)

そうそれは【キラークイーン】第一の爆弾はいつでも作動させられるという事。

 

「気づかなかったか?君は既に『始末』されてしまっているのだ。【キラークイーン】第一の爆弾、それは触れた物なんでも爆弾に…」

 

【エクスプロージョン】!!

【セイクリッド・ターンアンデット】!!

 

【キラークイーン】のスイッチを押そうとしたその瞬間だった。

 

「何ィィィイイイ!!」

「うおおおおおおおおおお!!」

 

突然大規模な爆発と閃光が巻き起こる。

デュラハンと私はスタンド諸共吹っ飛ばされてしまう。

私の方は大したダメージを受けてはいないがデュラハンの方は『ぎゃー』と叫び声を上げて転げ回っている。

デュラハンの様子から今起きた爆発と閃光は大きな効果を上げたようだ。

それは良い…それは良いのだ、良しとしよう。

街の入り口の方に目をやるとそこには満足そうに腕を組む二人の小娘が立っていた。

今の爆発と閃光を巻き起こした張本人、アクアとめぐみん。

【キラークイーン】の第一の爆弾で十分に始末できていたというのにこのクソカスどもがああああああ!!

何も私を巻き込むことはないだろおおおおおおおお!!

もしかしたらデュラハンではなく私が死んでしまっていたかもしれないじゃあないかッ!

流石の私もこの事態にはプッツンした。

 

「横槍入れて来やがってえええ!!己らああああ!!」

 

倒れ込んだ私よりも速く立ち上がるデュラハン。

最初の時よりもさらに怒っている。

地団駄をして爆発魔法と何かの魔法を撃ち込んだめぐみんとアクアを指差しその怒りを訴えている。

 

「私の神聖魔法が効いていない…?」

 

「我が爆裂魔法を受けて立ち上がるとは流石魔王軍幹部…」

 

「お前ら吉良さん巻き込んでじゃねええええええええええ!!」

 

「心なしか私のクルセイダーとしての活躍の場面が奪われてしまった気が…」

 

私の機嫌を知らないのか街の入り口らへんで待機しているカズマ達は何やらブツブツと話している。

後で【キラークイーン】で小僧諸共吹っ飛ばしてやるッ!

 

「まあいい!俺が今回来たのは爆裂魔法を城に撃ち込むなという警告だ!!爆裂魔法を打ち込んできたのはそこのアークウィザードだろ!次俺の城に爆裂魔法を撃ち込もうものならただで済むと思うなよ!」

 

デュラハンはそう捨て台詞を吐くと足早に首無しの馬に跨りそしてその場から姿を消した。

何という事だ、意識が遠のいていく。

小娘の魔法で吹っ飛ばされた私の意識は失われてしまった。

【バイツァダスト】を作動させてやりたいところだ…。

やはりこの世界は『安心なんて無い所』だ。

改めてそう自覚させられた。




感想は結構モチベ維持に繋がるんでよろしくお願いしますッ!
誤字などの指摘もバシバシとよろしくお願いします。
間違いが無かった回なんて無かった…。
改稿待った無しイイイ!!

もしも吉良吉影がめぐみんに転生(憑依)したら

めぐみん「我が名はよしかげ!カメユーデパートの会社員を生業とし、最強のスタンド、キラークイーンを操る者……!」

カズマ「…………冷やかしにきたのか?」

めぐみん「会話ぐらいしてくれてもいいだろう?」

誰か吉良ココアじゃなく吉良めぐみんを作ってくれてもいいのよ?
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