星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

10 / 13
注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!




第8話 栄光のプププグランプリ

前回、アカービィの脱落により波乱の展開となったプププグランプリレース。レースはついに半分の6週に差し掛かった。果たしてレースの結末は?

 

 

 

現在の順位

 

1位 ガス 

2位 メタナイト 

3位 キービィ 

4位 村長夫妻 

5位 アオービィ 

6位 カービィ 

7位 ブン&フーム 

8位 ワドルディ 

9位 シービィ 

10位 パービィ 

11位 アドレーヌ

 

 

 

 

カスタマー『・・・さてさて、時刻は午後1時をまわりまして、各車6週目を走っております。依然としてトップは元暴走族のガス。現在、プププタウンエリアを疾走しておりま~す。』

 

ガスの後方の集団では、アオービィが驚異の追い上げを見せていた。キービィやメタナイトを抜き、一気に2位に浮上。また、最下位付近を走っていたパービィが6位となり集団の中に入ってきた。

 

パービィ「ケケッ、こりゃぁいい。丁度単調でつまらねえ展開だったし、ちょっくらこの集団をかき乱してやるか。」

 

パービィはそう言うと、マシンとマシンの間を縫うように走り始めた。ルインズスターの独特の走りで妨害をしようとする彼らしい作戦だ。

たちまち集団の中からブレーキの音が聞こえだした。多くのマシンがパービィを避けてブレーキを踏んだのだ。

 

レン「うわぁぁぁぁあ!」

ハナ「あなたぁぁぁ!」

 

突然レン村長の車が左右にジグザグ走行を始めた。パービィの妨害により急ハンドルをきってしまい、コントロールが効かなくなったのだ。

ブレーキをかけるが、スピードを上げていたためなかなか減速できない。集団がレン村長を避けたため、村長夫妻は2位に浮上。そのまま進んでいるのだが、真ん前には急カーブが。

 

どぉーん!ガラガラ・・・

 

大きな音をたて、村長夫妻の車は壁にぶつかった。ブレーキによりある程度スピードが落ちていたため二人に怪我はなかったが、車のボンネットからは白煙が吹き出し、村長夫妻はリタイアを余儀なくされた。

 

レン「・・・ハナ、すまん。優勝して、またお前にトロフィーをプレゼントしたかった。」

ハナ「いいえ。あなたとレースができただけで、私は幸せです・・・。」

 

ロロロ『なんと!優勝候補の村長夫妻が脱落!これでレースの行方は全くわからなくなりましたーっ!』

 

この一連のトラブルで、先頭集団と後方集団が合流。順位に変動がおこった。そして、レーサーたちはキャンディ山へ差し掛かっていた。

キャンディ山は急な坂が多い山道エリアだ。

ここでブンとフームのマシンが追い上げを見せた。馬力を高くカスタムしたゴーカートは、山道での減速がすくないのだ。

逆に、長らくトップだったガスが順位を落とした。連続するカーブと、安定しない路面に苦戦しているのだ。

 

ガス「くそぅ。フームたちに追い抜かれてたまるか!・・・あ、あれ?」

 

ガスがスピードを上げようとしたその時、ガスのバイクがオーバーヒートを起こした。長い間最高速に近いスピードで走っていたことと、ピットでエンジンの点検を行わなかったためエンジンにかなりの負担がかかっていたのだ。

彼のバイクはもはや修理しなければ動くことはできないだろう。

 

その後は各車一歩も譲らず、夕陽が見える時間になっても均衡状態がつづいていた。

 

そして、最後の一周をむかえ、各車最後のピットインを行った。

 

トッコリ「いいか!?この一周に、全てがかかってんだ。居眠りなんかしやがったらただじゃおかねぇぞ!」

イロー「事故にも気を付けてね。」

リボン「大丈夫。カービィならできる!頑張ってね!」

カービィ「うん。ワープスターを信じてやるだけだよ!」 

 

ワドルディ「最後の勝負だね。ここまで来たら、とことん楽しむだけだよ!」

アドレーヌ「そうね!」

 

スージー「社長。整備が完了しました。」

パービィ「了解。」

 

キービィ「あと一周だ。優勝すれば、プラモ天国が待ってるぜ・・・!」

 

そして各車再スタートをきり、町エリアに差し掛かった。

 

 

ラララ『さあいよいよ最後の1周!先頭を走るのは、アオービィ、カービィ、シービィ、キービィ、ブンとフーム、アドレーヌです!どうやら優勝争いはこの6組に絞られたようです!』

 

ここで、ピット作業に時間をとられたメタナイト、ワドルディ、パービィが離されてしまい、先頭集団とは500メートル程の差ができてしまった。

 

ファイナルラップ第4チェックポイント現在の順位

 

1位 アオービィ

2位 シービィ

3位 カービィ

4位 キービィ

5位 アドレーヌ

6位 ブン&フーム

7位 メタナイト

8位 ワドルディ

9位 パービィ

 

6位を走るブンとフーム姉弟チームでは、ブンが順位が上がらないのを気にして焦っていた。

 

ブン「・・・姉ちゃんどうする?この集団を抜けなきゃ、とても1位になれないぜ?」

フーム「慌てないで。直線コースを抜けたらチャンスよ。アオービィが失速するわ。」

 

フームの読み通り、町エリアを抜けキャンディ山に差し掛かったところで悪路に阻まれてアオービィが失速。アオービィを追い抜いた。

 

アオービィ「ああっ!・・・もっと速く曲がって!」

 

そしてここに来て、これまで全く目立った活躍のなかったシービィに動きがあった。キャンディ山のエリアは中腹から海岸エリアに降りる急な崖の道があるのだが、なんとそこから飛び降りた。

 

ロロロ『な、なんと!?』

ラララ『シービィがまさかの大ジャンプ!・・・でも、マシンが耐えきれるの!?』

 

シービィ「・・・仮にもPSC開発のマシンだ。そう簡単には壊れまい!・・・そらっ!」

 

下手をすればマシンが大破するところだが、砂浜の砂がクッションとなったため大差をつけトップに躍り出た。

 

シービィ「・・・ふっ。せめてメタナイトには勝っておきたいからな。」

 

「・・・ぁぁぁぁぁあああああああ!!!」

シービィ「ん?・・・なにいっ!?」

 

ロロロ『おーっと!カービィがシービィを直撃ーっ!ウィリーバイク大破ーっ!』

 

シービィが着地してすぐ彼を真似てワープスターで飛び出したカービィ。しかし、下降の際勢いをつけようと機首を下げすぎて制御が効かなくなってしまい、シービィのマシンに激突してしまったのだ。互いに怪我もなくカービィのワープスターは無事だったが、シービィのウィリーバイクは大破。このレースにおける彼の数少ない出番はこれでおしまいである。

 

シービィ「くっ・・・!悔しいが、マシンを壊された以上俺の負けだ。先に行け。」

カービィ「ごめんねシービィ!おわびに今度すき焼きおごるからねー!」

 

シービィに謝罪し走り去るカービィ。現在トップだ。熾烈なトップ争いが行われている先頭集団からかなりうしろ。最下位を走るウィリースクーターがあった。ワドルディだ。

 

ワドルディ「・・・みんな、そろそろゴールしたころかな?優勝は誰になったんだろう?」

 

レースの結末を予想しボーッとするワドルディ。すると、カーブを曲がりきれずにマシンの側面が壁をこすってしまった。カランカランと部品の落ちる音がしたが、ワドルディは気づかない。

 

ワドルディ「わわっ!危ない危ない。気を付けて走らないと・・・。」

 

そう彼が呟いた瞬間だった。ワドルディのウィリースクーターのスピードメーターがぐりっと振り切れ、尋常ではないスピードに加速した。

 

ワドルディ「・・・へ?わぁぁー?!」

 

先程脱落した部品はエアライドマシンのチャージタンクの出力を制限するリミッターだったのだ。そのリミッターが外れ、ウィリースクーターのチャージタンクが暴走してしまったのだ。下位集団を抜き、あっという間にキャンディ山を降り、猛然と先頭集団に迫る。

 

ラララ『どうしたことでしょう。最下位確実と見られたワドルディが猛然とスパート!あっという間に先頭集団を捉えました!』

 

カービィ「へ?」

トッコリ『大変だ!ワドルディのヤツが追い上げてきやがった!』

 

カービィが振り向くと、少し後ろに砂煙が上がっていた。よく見ると、ウィリースクーターのハンドルにしがみつき、滝のように涙を流し絶叫しながら迫るワドルディの姿がみえた。

 

ワドルディ「「カービィー!アドレーヌぅー!みんなどいてぇー!とまんないよぉぉおー!!」」

 

全員((・・・まずい。))

 

あの速度だ。ぶつかれば大怪我は確実だろう。

 

キービィ「「逃げろ!ヤバイぞこりゃ!」」

 

アオービィ「きゃーーっ!」

アドレーヌ「わぁぁぁっ!」

 

一斉にコースを空けるレーサーたち。そのままワドルディはスタジアムに突入。審判が一瞬見逃す程のスピードでゴール。

 

ロロロ『ゴ、ゴォールッ!優勝はなんと、ビリ確実とみられたワドルディ!しかし、とまらなーい!ワドルディのマシンが止まりません!緊急事態です!!』

 

マシンは止まらない。そのままコースをもう一周走ろうとしている。

ワドルディがスタジアムを通り過ぎた少し後、スタジアムには後からゴールしたカービィたちが集まっていた。

 

アドレーヌ「はやくワドルディを止めないと危ないわ!」

キービィ「でもどうやって!?コピー能力のホイールじゃ、追い付けたとしても止めることはできないぞ!?」

 

悩むカービィたち。そこへやって来たのは、ゴールしてきたパービィと、スタジアムで観戦していたミービィとシノビィだった。

 

ミービィ「なんだかとんでもないことになっちゃったね~!」

シノビィ「私に手伝わせて下さい!」

パービィ「そーゆーことなら・・・!(パンパカパーン!)コピーキャンディー!」

 

パービィが取り出したのは、模様つきの飴玉が入ったケースだった。

 

パービィ「こいつはコピーのもとをキャンディーにして、持ち運びできるようにした試作品だ。・・・まず、誰かがジェットのキャンディをなめてこいつを乗せてワドルディに追い付け。」

 

シノビィ「そこで私がマシンのタンクを斬って、ワドルディさんを助けだせば!」

パービィ「無事に助けられるかもな。ケッケッケ-!」

 

カービィ「わかった!ジェットで運ぶ役、ぼくがやるよ!」

 

カービィはパービィからキャンディをもらい、口にほおばった。すると、たちまち戦闘機を思わせるジェットパックとゴーグルの被り物を被ったジェットの能力をコピー。そのままシノビィを抱えて空へ飛び立った。

 

 

 

町エリア入り口。先回りしてたどり着いた二人は、シノビィがコース上、カービィがコース上空にスタンバイ。ほどなくしてワドルディがやって来た。

 

ワドルディ「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

カービィ「シノビィ、来たよ!」

シノビィ「任せてください。・・・!」

 

落ち着いて刀を構えるシノビィ。そして、ワドルディとすれ違うその瞬間・・・。

 

シノビィ「・・・せやっ!!」

 

彼女の居合い抜きは正確にウィリースクーターのチャージタンクを斬り裂いた。ワドルディのマシンは少しずつ減速し、無事停止に成功した。

 

カービィ「ワドルディ!大丈夫!?」

ワドルディ「たすかったぁー。生きた心地がしなかったよぉー。」

 

その後、第二回プププグランプリレースは閉会式をむかえ、閉会式に無事登場したワドルディには、優勝トロフィーと賞金100万デデンが贈られた。

 

 

 

 

ちなみに、コックカワサキが販売したグランプリ弁当で食中毒にかかった人はいなかったそうな。

 

 

 

 

最終結果

 

1位 ワドルディ

2位 カービィ

3位 アオービィ

4位 キービィ

5位 アドレーヌ

6位 ブン&フーム

7位 メタナイト

8位 パービィ

 

おしまい

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。