星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

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注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!




第10話 キービィ、妹がやって来た!

プププタウンの公園入り口に、たこ焼きの移動販売車がやって来ていた。

このたこ焼き屋はカービィのお気に入りで、彼は見かける度にたこ焼きを買っている。今日はキービィたちを誘って来ていあ。

 

キービィ「・・・うん、おいしい!」

カービィ「でしょ~?ここのたこ焼きは最高なんだ!」

アオービィ「流石カービィ!美味しい食べ物屋さんのことはなんでも知ってるわね。」

 

たこ焼きを食べ終えしばらくしていると、キービィが立ち上がった。

 

キービィ「ごめん。もう帰らなきゃ。」

カービィ「え?まだお昼過ぎだよ?」

キービィ「じつは今日、妹が引っ越してくるんだ。」

アオービィ「え?キービィって妹いたんだ?」

 

キービィ「レービィって言うんだ。2つ下の妹だよ。」

カービィ「へぇー。・・・もしよかったら、引っ越しの手伝いをさせてよ。」

アオービィ「あたしも!」

キービィ「本当?それは助かるな。」

 

???「あーっ!見つけたぁ!」

 

カービィ「ん?」

 

カービィたちが振り向くと、そこにいたのはカービィたちより一回りくらい小さい女の子だった。キービィの色をそのまま薄めたような色をしていて、とてもそっくりだ。

 

キービィ「やあレービィ。」

カービィ「あの子が?」

 

レービィ「おにーちゃぁーん!!!」

キービィ「・・・へ?どぶぇっ!」

 

レービィは『お兄ちゃん』の「い」の字まで言うまでは普通に走っていた。だが、「ち」の字が聞こえたとたん、コピー能力ジェット並のスピードでキービィに抱きつき、そのまま後ろの木に激突した。キービィは目を回している。

 

レービィ「やっと会えた!会いたかったよ!」

キービィ「レ、レービィ。久し振りだねぇ・・・。だけどな、公共の場でこうゆうのは控えるようにな・・・。」

 

カービィ「元気な女の子だね!」

アオービィ(なんだろう。恋人の再会にしか見えないなあ。)

 

騒ぎを聞きつけ、近くで遊んでいたアドレーヌとワドルディがやって来た。

 

アドレーヌ「カーくん。あそこにいる女の子は?キービィのガールフレンド?」

カービィ「妹のレービィだって。」

ワドルディ「・・・恋人にしか見えない。」

 

家に帰るまでの間も、レービィはキービィにべったりだった。結局引っ越しの作業はキービィとワドルディに任せ、カービィたちはキービィの家のリビングで話をしていた。

 

レービィ「へー!じゃああなたがあの有名な星のカービィ・・・?あえて光栄!」

カービィ「なんだか恥ずかしいなぁ。」

 

アオービィ「それで、あなたにとってキービィはどんなお兄ちゃん?」

 

レービィ「優しくて、かっこよくて、頼りになって、・・・。最高のお兄ちゃんなの!」

 

アオービィ(やっぱり恋人にしか見えない。)

 

しばらくして、今度はキービィに話を聞くことにした。

 

アドレーヌ「レービィの態度、どうみても妹というより恋人みたいなんだけど・・・。」

キービィ「うん。・・・ブラザーコンプレックスって言うんだっけか。小さいころはこうじゃなかったんだけど。」

ワドルディ「そうなったきっかけってないの?」

キービィ「うーーん・・・。あの時・・・かな?」

 

 

 

 

 

 

キービィがプププタウンに引っ越してくる前のある日のこと。近所のプラモデル屋で欲しかったプラモデルを買ったキービィが、ウキウキ気分で家に帰ろうとした時だった。

 

キービィ「・・・?今レービィの声がしたような・・・?」

 

声が聞こえた路地裏に行ってみると、レービィが不良グループにからまれていた。レービィは怯えきって、いまにも泣き出しそうだ。

 

不良A「お嬢ちゃん、おれたちゃ難しいこといってんじゃないんだぜ?ただ、この道の通行料を払ってくれないかっていってんだ。」

レービィ「私、お、お金、もってないんです。み、見逃してください・・・。」

不良B「それじゃあここを通すわけにゃいかないねぇ。あっ、そうだ。俺の彼女になってくれるんなら、通してやってもいいよぉ?」

レービィ「い、いやだ・・・。怖いよぉ。」

 

タチの悪い不良である。路地裏の入り口から様子を伺う通行人も釘バットやヌンチャクを携えた不良を恐れ、見て見ぬふりである。

 

キービィ「おいっ!!」

 

不良C「あん?なんだおめぇは?」

レービィ「お兄ちゃん!」

不良A「お兄ちゃんだぁ?おいチビ。こいつの兄貴か?」

キービィ「あぁ。僕の可愛い妹を返してもらおうか?それと、路地裏だろうが何だろうが道はみんなの物だ。金をとって良いもんかよ!」

不良D「生意気なヤツだ!ガキはすっこんでろ!」

キービィ「・・・あいにくだけど、お前たちみたいなケダモノに、妹は渡したくないんでね。」

 

その一言に怒った不良がヌンチャクを投げつけた。だが、キービィは怯むことなくヌンチャクを吸い込んだ。

コピーしたのは、赤いハチマキがトレードマークの格闘技に特化した能力、ファイターだ。

 

不良A「ガキ、どうやらやる気みたいだなぁ。・・・いいだろう!俺たちに勝ったらこのお嬢ちゃんは返してやる。」

不良B「へっ、まあ俺たちに勝てるわけが・・・。」

 

キービィ「バルカンジャブ!」

 

不良B「ぶっ!?べっ!うぎゃあ!」

不良がセリフを言い終わるのを待つことなく、キービィは先制攻撃をしかけた。

 

キービィ「スマッシュパンチ!スピンキッ

ク!」

 

不良C「そげぶっ!」

不良D「ヒバタッ!」

 

キービィの容赦のない攻撃に不良たちは次々と吹き飛ばされ、レービィをつかまえている不良だけが残った。

 

不良A「な、なかなかやるな。だが、俺の前には可愛い可愛い妹がいるんだぜぇ?こいつがどうなってもいいのかゴラァ!?」

レービィ「ひっ!・・・お兄ちゃん・・・。」

不良A「どうだ。こいつが大事ならおとなしく・・・。」

キービィ「レービィ伏せとけよ~?・・・ライジンブレイクッ!」

 

不良A「ウボァー!」

 

キービィの一撃はレービィを避け、不良の顎にクリーンヒットした。

 

不良A「に・・・逃げろー!」

 

先程の威勢はどこへやら、不良たちは真っ青になって逃げていった。

 

キービィ「レービィ、大丈夫か?怪我は(ギュウッ!)・・・え?」

レービィ「グスッ、ありがとう!怖かった・・・。・・・お兄ちゃん大好き。」

 

 

 

 

 

 

キービィ「・・・ってことがあってさ。」

アドレーヌ「納得だわ。・・・男の人が苦手になって、キービィにくっつくようになったのね。」

 

 

アオービィ「怖い思いしてたのを助けてくれたんだもん。当然だわ。キービィ、レービィを末長く大切にね。」

 

キービィ「まあ、すぐにまた明るすぎるレービィに戻ったけどな・・・。あと、何結婚みたいな話になってんの?・・・カービィもなんか言ってよ。」

カービィ「ごめん、なんかよくわかんない!」

キービィ「・・・これだ。」

 

その日の夜、レービィはキービィの部屋にやって来た。久し振りにいっしょの部屋で寝たいそうだ。彼の部屋にはベッドは1つしかないため、レービィは敷き布団をだしてきて寝ることにした。

 

レービィ「・・・お兄ちゃん。」

キービィ「ん?」

レービィ「いっしょに寝るの、久し振りだねぇ。」

キービィ「そうだな。嵐の日の夜なんか、よく僕の部屋に来たりしたな。・・・姉さんは元気か?」

レービィ「うん!・・・時々ちょっと寂しそうにしてたけど。」

キービィ「いい薬になるといいんだけどな。・・・おい、ベッドに上がってくるな。」

レービィ「けちー。」

キービィ「・・・フッ。」

 

こうして二人は仲良く眠りについた。翌日キービィが目を覚ますと、彼はレービィに羽交い締めにされていたのだが、それはまた別のお話。

 

おしまい

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