星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

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注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!


第1話 ひみつきちを作ろう! 

ここは、あきれかえるほど平和な国、プププランドの首都プププシティ・・・の中にある小さな町、プププタウンだ。そのはずれの原っぱでは、子供たちが今日も元気に遊んでいる。しかし・・・。

 

 

カービィ「ぽよっ!?雨が降ってきたぁー!」

ワドルディ「たいへん!たいへん!どうしよう!」

 

突然降りだした雨に、みんなは大慌て。急いで原っぱの入り口の大きな木の下へ駆け込んだ。

 

キービィ「雨だなんて聞いてないぞー!」

アオービィ「びしょびしょになっちゃったぁ・・・。」

ワドルディ「濡れたバンダナ巻くのは気持ち悪いぃ。」

アドレーヌ「あーあ、せっかく上手く描けてたのに、台無しになっちゃったわ。」

 

この雨で、みんなびしょびしょ。アドレーヌの描いていた水彩画は、濡れて滅茶苦茶になってしまった。

 

カービィ「ねぇねぇアドちゃん、他に雨宿りできる場所はないの?」

アドレーヌ「この遊び場の入り口から走ったとしても、広い公園があるし・・・、無理ね。建物にたどり着く前にびしょびしょだわ。」

キービィ「ここは広くて色んな遊びができるけど、今日みたいに雨が降るとこまるよなあ。」

ワドルディ「ここに、ボクたちだけで自由に使える家があればいいんだけどねぇ・・・。」

 

すると、アドレーヌが何かを思い付いたようだ。

 

アドレーヌ「それよ!みんなで秘密基地を作れば!」

カービィ「ひみつ・・・きち?」

アドレーヌ「雨が降っても大丈夫な基地をつくるの!テレビや本なんかも置いたら、雨の日とか暑い日でも遊べるでしょ?」

 

その提案に、みんなの顔がぱぁっと明るくなった。

 

アオービィ「賛成!今度、みんなでつくりましょう!」

キービィ「秘密基地かぁ!何だか面白そう!」

 

みんなはおおはしゃぎ。たが、ワドルディはふとあることに気がつき・・・。

 

ワドルディ「ねぇみんな。作るのはいいんだけど、材料なんかはどうするの?テレビを付けるなら、電気も必要だよ?ボクなら建物は何とかつくれるけど、電気配線のことはわからないよ?」

 

全員「「あっ・・・。」」

 

そう、みんなはいきなり困難にぶつかったのだ。建物については、デデデ大王の命令でつくったことのあるワドルディがいるので問題ないが、電気や機械の詳しい知識は、だれも知らないのだ。

 

アオービィ「困ったわね。いきなり行き詰まっちゃった。」

カービィ「コピー能力のスパークを使ったら?」

アドレーヌ「電力はいいかもしれないけど、やっぱり詳しい人に聞かなきゃ・・・。素人がやって火事にでもなったら大変だし。」

キービィ「でも、詳しい人っていったら・・・。」

 

全員「「・・・あぁー・・・。」」

 

そう、彼らの友達には天才的な発明家がいるのだ。彼の力を借りれば、立派な秘密基地が完成するだろう。

 

・・・そう。力さえ借りられれば。

 

 

翌日、みんなでその発明家の家を訪ねることになった。取り敢えず建物だけはということで、ワドルディは仲間のところへ材料と人手の確保に向かっている。

 

アオービィ「・・・着いたわね。」

キービィ「着いたね。」

アドレーヌ「・・・行かないの?」

キービィ「きみが行きなよ・・・。」

 

みんな、なかなか扉を叩こうとしない。それもそのはず。彼は確かに天才的な発明家なのだが、なかなか相手にするのがややこしいのだ。

 

 

 

 

???「(ガチャ)ケッケッケー!おいお前。今の説明修正がひつようなんじゃねぇのかぁ?」

キービィ「・・・誰にいってんの?パービィ?」

 

何やら怪しいセリフと共に登場した彼こそ、天才科学者にしてプププランドの大企業、PSC(パービィサイエンスカンパニー)の社長のパービィだ。

 

パービィ「チッ・・・まあいい。んで、何の用があって来たんだ?」

キービィ「僕たち秘密基地をつくるんだ。だから」

パービィ「協力してほしいと?生憎だが、オレサマは誰かのためだけに動く奴じゃねぇんだ。」

 

カービィ「お願いだよぉー、パービィも自由に使っていいんだからさぁー。」

パービィ「ヤだね。もうちっと誠意ってもんをみせてもらわないと」

アドレーヌ「その辺にしたらどう?みんなこうしてちゃんと頼みにきてるんだから・・・。」

 

アドレーヌは少しイラッときたようで、口調を少し強めてパービィにちかづく。

 

パービィ「・・・しゃあねぇな。これ以上からかってると後が怖そうだから、やってやるよ。ケケッ!」

カービィ「やったぁ!!」

 

カービィは大喜び。じつは以前、パービィはアドレーヌの逆鱗にふれてしまい、そのせいでアドレーヌに強く出られなくなっているのだがカービィたちの知るよしもない。

 

すると、カービィの携帯通信機が鳴った。ワドルディから連絡がきたようだ。

 

カービィ「あっ、ワドルディ聞いて聞いてっ!パービィが協力してくれるって!」

ワドルディ『よかったぁ!こっちも仲間のワドルディが協力してくれるよ。材料もあつめてくれるって!明日みんなで集まろう!それじゃあ!』

 

その電話を聞いたみんなは、どんな基地をつくるか考えるべくそれぞれウキウキと家に帰って行った。

 

パービィ「・・・へぇ、オレサマの発明品もそこそこ役に立ってんだな。さぁて、あいつらがどんな無理難題言ってくるかわかんねぇし、準備するとするか。」

 

 

 

 

 

翌日、原っぱにみんなが集まった。それぞれがどんな秘密基地にしたいかを考えてきたのだ。

 

キービィ「僕は、冒険者たちが集う酒場みたいなのがいいな!酒場みたいなのがあって、みんなで食事したり、掲示板があって、事件とかの貼り紙をしたり・・・!」

 

冒険やファンタジー好きのキービィは、冒険モノに出てくるギルドを参考にしたようだ。

 

アオービィ「私はカービィといっしょなら、どんなレイアウトでもいいよ。」

 

そういいながら、アオービィはカービィをちらっと見た。どうやら、カービィといっしょの空間にいられるだけで彼女はしあわせらしい。さて、当のカービィは・・・。

 

カービィ「ぼくはー、遊びながら美味しいものをたべたいなー!」

 

花より団子、いや、色気より食い気のようだ。

 

 

パービィ「・・・勿論、オレサマの第2研究所も忘れずにな。」

 

アドレーヌ「またろくでもない研究に使われそうね・・・。まぁいいわ。協力してもらってる訳だし。」

 

ワドルディ「材料はたくさんあるから、みんなの希望にそった基地ができそうだよ。」

 

アドレーヌ「・・・よしっできた!」

 

アドレーヌはそう言うと、スケッチブックに描いていたものをみんなにみせた。それは、みんなの希望を余すことなく盛り込んだ秘密基地のイメージだった。

 

(パービィをのぞく)全員「「おぉーっ!」」

 

キービィ「すごい!この通りなら、みんなでおもいっきりあそべるよ!」

アオービィ「早速つくりましょう!」

カービィ「絶対、すっごい基地をつくるよっ!」

全員『おぉーっ!』

 

みんなは完成予想図におおはしゃぎだ。

パービィも地下室に自身専用の部屋を構えられるということで、不気味な笑い顔がさらに不気味になっている。

 

ワドルディは仲間のワドルディと材料を運んできた。どれも丈夫で長持ちしそうな素材だ。

 

キービィ「よし!組み立てなら任せてよ!」

ワドルディ「カービィたちは、家具の注文とかをしておいて!」

パービィ「外観は大まかでいぃぜぇ~。あとはPSC(ウチ)でアップデートしていく。」

 

カービィ「上手くできるかなぁ。わくわく。」

 

 

 

 

 

 

それから一週間後、ついに秘密基地が完成した。

 

アオービィ「広ーい!」

ワドルディ「壁には耐久性に優れたものを使ったから、例えコピー能力でもそう簡単には壊れないよ!」

 

パービィ「さらに、頼めば一品百デデンで飲み物がなんでも(酒を除く)出てくるマシンや、高性能アンテナを搭載。おまけに大画面テレビがはっきり観られるぜぇ~。さらにさらに、あんな機能やこんな機能も・・・。ま、使ってくうちに追々わかるよなぁ。ケッケッケー!」

 

アドレーヌ「これなら、雨の日でも大丈夫だし、遊びのバリエーションが増えるわね!」

キービィ「よーし!今日は何して遊ぶ?」

 

こうして、立派な秘密基地が完成。みんなの夢が詰まった基地で、カービィたちの楽しい時間が今日も始まるのだった。

 

 

おしまい

 

 

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