星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

4 / 13
注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!



第3話 カービィは名探偵!?後編

前回のあらすじ

 

デデデ城で開かれるパーティに参加したカービィたち。だが、パーティの途中でリボンちゃんと料理長のコックンさんが誘拐されてしまった。二人を助けるために、カービィたちは調査を開始。パーティ終了までに事件を解決できるのか・・・?

 

 

 

カービィ「ちょっと、あやしいスタッフがいなかったかきいてくるね!」

 

カービィはそう言って走っていった。会場には、招待状をもった招待客やスタッフしか入れないらしい。誰かが招待客やスタッフに成りすまして潜入したのではと考えたようだ。

 

スタッフ1「・・・いえ、招待客は、全員本人確認を行っております。お客様が別人に成りすますことはできません。」

カービィ「じゃあ、スタッフは?シェフはどう?」

スタッフ1「・・・・・。」

 

突然、スタッフたちは黙りこんでしまった。皆険しい顔をしている。

 

カービィ 「・・・どうしたの?」

 

スタッフ2「申し訳ありません!お客様はチェックしたのですが、我々スタッフは・・・チェックを行っておりませんでした」

 

スタッフ3「人数確認はしたのですが・・・本人かどうかまでは・・・」

 

カービィ「え?ちょっと待って。人数は合ってたの?」

スタッフ1「は、はい!確かに人数に間違いはございません。」

カービィ「うーん・・・。ありがとう。ちょっといってくるよ!」

 

カービィは再び走り出した。向かった先は厨房。料理はすでに作り終わっており、何人かのシェフが洗い物や飲み物の支度をしている。

 

シェフ「・・・え?いなくなったシェフがいないかって?」

 

カービィ「うん、料理長さんのほかに、ふらっと消えちゃったシェフなんだけど。」

シェフ2「うーん、わからないなぁー。ごめんな、力になれなくて。」

 

するとその時、1人のスタッフが駆け込んできた。

 

スタッフ「大変です!さらわれた料理長とお客様が、発見されました!城の医務室で保護されています!」

 

カービィ「何だって!?」

 

大急ぎで医務室に駆け込むカービィ。そこには、さらわれていた料理長とリボン、そしてキービィを初めカービィの友達が集まっていた。

 

コックン「すみません、心配をおかけしました。偶然部屋のカギが開いていたので、この子をつれて逃げてきたんです。」

リボン「料理長さんが誰かにさらわれるところを見てしまって・・・そこからはよく覚えてません。」

アドレーヌ「でも、二人とも無事で良かった!」

 

キービィ「・・・あれ?大王は?」

エスカルゴン「陛下なら、酔いがまわってお休みでゲス。」

 

メタナイト「ふむ。・・・しかし妙だ。犯人はいったいなぜ部屋にカギをかけなかった?」

コックン「おそらく動揺していたんでしょう。スタッフからカギをスっても、そのカギをかけるのをわすれるなんて。まあ、お陰で助かりました。」

 

カービィ「・・・あれ?」

 

みんなが和やかになりつつある中、カービィはある違和感を覚えた。そっとその場をはなれ、さっきとは別のシェフに話を聞く。

 

シェフ「ん?いなくなったシェフ?・・・そういえば、細目のやつがいないなぁ、どこ行った?」

見習いシェフ「あれ、いつの間に、騒ぎになる前は確かにいたのに・・・?」

 

カービィ「細目のシェフ・・・?」

 

続いて向かったのは、ワドルドゥのところ。

 

ワドルドゥ「お二人が発見された場所?あぁ、食糧倉庫でありますか。そこなら警察がくるまでの現場保存のため、見張りをつけてるであります。当然、その見張りも中には入らせていないであります!」

 

カービィ「やっぱりそうだ!もしかして・・・!」

ワドルドゥ「え?」

カービィ「ワドルドゥ、部屋の中をみせてよ。」

ワドルドゥ「・・・えぇ?」

 

それから10分後、城の会議室にキービィたちやスタッフ、コックンやメタナイトらが集められた。

 

カービィ「みんな、事件のしんそーがわかったよ!」

ワドルディ「えっ!?まさか、犯人が分かったの?」

 

カービィ「うん、犯人はね・・・。コックンさん、あなただよ!」

 

みんな「「えぇーっ!?」」

 

コックン「ぬひょっ!?ちょ、ちょっと待ちたまえ。私は拐われた被害者だよ。なぜわたしが犯人なのだ?」

 

カービィ「確かにコックンさんは被害者だよ。本物のコックンさんはね。」

アドレーヌ「・・?カーくん、つまりどういうこと?」

 

カービィ「今ここにいるコックンさんは、偽物だよ!」

 

みんな「「えぇーっ!!?」」

 

カービィ「パーティの挨拶が終わったコックンさんは、シェフに紛れて潜入した偽シェフにつかまったんだ。シェフの人数は合ってたみたいだから、本物のシェフはどこかに捕まってるんだとおもうよ。そして、誰にもバレずに会場を出るには、コックンさんに成り済ます必要があるんだ。そして、自分を本物と思い込ませるために、いっしょに捕まる証人が必要だった。そこで選ばれたのが、偶然見られちゃったリボンちゃんだったんだよ。」

アドレーヌ「ひどい・・・。」

 

コックン?「きみ、ちょっと待ちたまえ。証拠は、わたしが偽物だという証拠があるのか?」

キービィ「そうだよカービィ。証拠がなきゃ、犯人とは言えないよ。」

 

カービィ「その変装を剥がしちゃえばいいんだけど、そうじゃなくても、ぼくはあなたがコックンさんじゃないってことを証明できるよ。」

 

コックン?「なんだって?」

 

カービィ「それは、たばこの臭いだよ!」

コックン?「・・・!?」

カービィ「コックンさんはね、雑誌の取材に、『舌が命の料理人にたばこは厳禁。だから、レストラン協会のスタッフはみんなたばこを吸ってはいけない決まりになってる』って答えてるよ。確かに、全宇宙レストラン協会の人はたばこ厳禁なんだ。

・・・それなのに、コックンさんからたばこの臭いがするのはおかしいよね?」

メタナイト「どうなのかな?ミスターコックン?」

 

詰め寄るメタナイト。しかし、彼もまた真相を大体把握しているようだ。仮面の下からははっきりとした眼差しがみえる。

 

カービィ「あとついでにもうひとつ。(パチン!)」

 

カービィが指を鳴らした(鳴らす指があるのかと言ってはいけない)。それを合図に入ってきたのは、先程保護された正真正銘のコックンだった。食糧貯蔵庫の中につかまっていたのをカービィが発見したのだ。

広くて薄暗い倉庫の奥の方に捕まっていたので、入口付近に捕まっていたリボンちゃんやスタッフたちは気がつかなかったのだ。

 

コックン「全てこの子のいうとおりだ。さあ、あきらめたまえ。私のレシピ本は、皆様に美味しい料理を食べてもらうためにあるのだ。君のような、お金儲けのためだけに使うものではない。さあ、返したまえ。」

 

コックン?「ぐぬぬぅ・・・上手く行ったとおもったのに、ええぃ!(バッ!)」

 

偽コックンは遂にその正体をあらわした。それは、プププランドにて数々の盗みをはたらき、指名手配がかかっている大泥棒、タックだった。タックはレシピ本を盗み、闇のルートで高く売り付けるつもりだったらしい。

 

タック「ぬっひょっひょ。ばれちゃあしょうがねぇ。だがこのレシピ本はわたさねぇ!」ガシャーン

 

タックはそう言うと窓を叩き割り、さらに煙玉をつかって逃げ出した。流石のメタナイトもタックの素早い動きに反応が遅れてしまう。

 

キービィ「ごほっげほっ!しまった、逃げられた!」

 

タックは外に止めてあった車に乗り込み、城門を強行突破してしまった。幸い客や兵士にケガはなかったが、タックはどんどん城からとおざかっていく。

 

ワドルディ「たいへん!たいへん!どうしよう!」

 

カービィ「・・・そうだ!メタナイト、剣をかして!アオービィはマシンのカギ!」

 

そう言うとカービィは、メタナイトの鞘から剣を、アオービィからフォーミュラスターのカギを奪い取るようにうけとり、(剣に関してはメタナイトの抵抗こそなかったものの、完全に奪い取っている。)アオービィのマシンにまたがった。アオービィのエアライドマシン、フォーミュラスターは直線コースのスピードに優れたマシン。これでタックを追いかけるのだ。

カービィをのせたフォーミュラスターは、ものすごいスピードで発進し、タックを追いかけどんどん加速していく。

あっという間に、カービィの姿は見えなくなってしまった。

 

アオービィ「大丈夫かな?・・・カービィ。」

メタナイト「フッ。彼なら心配いらないだろう。」

 

 

タック「・・・ぬひょっ!?もう追い付いて来やがった!くそう!もうすぐプププシティ行きの高速だってのに!」

 

カービィ「待てぇタック!それはみんなに笑顔をあたえる本なんだ!きみなんかにわたさないよ!」

タック「いいのか?そんな剣なんざ使っちまって。大事な大事なこいつも真っ二つだひょー!」

 

タックはそう言うと、レシピ本をひらひらとさせる。

 

カービィ「本は斬らない!くらえ!『ギャラクシア・ソードビーム』!」

 

カービィの渾身の一撃は凄まじい速さで正確に車だけを斬り裂いた。流石は数々の危機からみんなを救った星の戦士といったところだろう。

 

タック「ぬひょひょー!?レシピ本がぁー、お宝がぁ~!」

 

タックがレシピ本を離してしまった。カービィは占めたとばかりに本をキャッチ。その後タックは、駆けつけた警官に逮捕された。

カービィもスピード違反で捕まりそうになったが、後にメタナイトが事情を説明。おとがめはなかった。

 

星のカービィが事件を解決。その一報は瞬く間に話題となり、カービィとその仲間たちの活躍は沢山の人に称えられた。

そして後日。コックンからお礼として、カービィたちにご馳走が振る舞われたのだった。

 

おしまい

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。