星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

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注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!


第5話 プププタウンごみ一掃作戦!

ある秋晴れの日、今日はプププタウンをあげての清掃活動が実施される日だ。本来プププタウンはとても綺麗な町なのだが、最近はマナーの悪い人によるごみのポイ捨てが問題になっており、ポイ捨ての啓発や清掃活動が頻繁に行われるようになったのだ。

そして、どうやらいつもの彼らも清掃活動に参加するようで・・・

 

アドレーヌ「さあみんな!張り切って掃除にゴミ拾いやっていきましょ!」

 

パービィ「ケッ 何でこのオレサマが、外に出てバカといっしょにゴミ拾いなんざしなきゃいけねぇんだ?」

 

めったに外に出てこないパービィまでも参加しているが、どうやらカービィやアドレーヌたちに無理矢理引きずり出されたようだ。

 

シービィ「お前は会社の社長だろ?企業は利益の追求だけじゃなく、環境保全に協力する必要があるというのはお前も知ってるだろ?」

 

パービィ「ケッケッ わざわざ無駄に手を動かさずとも、オレサマの発明品で掃除なんかちょちょいのちょいだぜぇ?」

ミービィ「ほんとぉ~?」

 

そう言ってパービィがどこからともなく出してきたのは、ラジコン戦闘機のようなメカだった。

 

パービィ「パンパカパーン!ゴミ殲滅戦闘機~。」

 

・・・某猫型ロボット風の取り出し方である。

 

パービィ「こいつは、設定範囲内にあるゴミをひとつ残らずミサイルで木っ端微塵にしちまう優れもんだぜぇ~。ポチッと!」

 

パービィがスイッチを押すと、メカは勢いよく空へ飛び上がり、小型ミサイルでゴミを攻撃しはじめた。

だが、爆発でゴミが細かくなって広い範囲に散らばり、よけいに周りがよごれてしまった。

 

ミービィ「あらら~。」

アカービィ「手間増やしてんじゃねぇ!」

 

パービィにアカービィの跳び蹴りが炸裂。さらに、これは危ないと感じたカービィが小石を投げてメカを撃ち落とした。メカで楽をしようというパービィの作戦は失敗に終わり、発明品の残骸はごみ袋送りとなった。

 

 

 

気を取り直しゴミ拾いを再開するカービィたち。タバコの吸い殻や空き缶などのポイ捨ての代表格はさることながら、コンビニの近くではカップ麺の容器におしぼりの袋や割りばし、本屋の駐車場には本を包む透明なフィルムなど、場所によってゴミの種類に変化があることが分かった。シービィはそのデータを余すことなくメモ帳に記していく。今後の対策に役立てるためだ。

先程は楽をしてサボろうとしていたパービィも、アドレーヌに睨まれて渋々ゴミ拾いをしている。そしていつしか、カービィが握っていた大きなゴミ袋はゴミでいっぱいになっていた。

 

 

一息つこうと、公園で休むことになった。パービィは待ってましたとばかりにベンチに腰かけると、どこからともなく出してきたノートパソコンをつつき始めた。しばらく休んでいると、難しい顔をしてアカービィが口を開いた。

 

アカービィ「なあ、ゴミがポイ捨てされると、どんな影響があるんだ?確かに、町が汚いのは気に入らないけどよ。」

シービィ「・・・例えば、食べ物のゴミが捨てられた場合。まず悪臭が問題になるだろ?そしてその臭いに釣られ、ハエや蚊がたかる。また、山からやって来た野生の動物がポイ捨てされたゴミのたまり場を見つけ、味をしめて頻繁にやってくるようになる。・・・ゴミひとつで、大きな問題になることもあるのさ。」

ミービィ「こんなときにもお勉強~?・・・でも、ごみが自然にすごい影響を与えることもあるんだね~。」

 

ポップスターから遠く離れた地球でも海に漂うゴミを食べてしまったウミガメなどの生物が死んでしまったり、マンホールにタバコの吸い殻をつっこみ、内部に溜まったガスに引火して爆発を起こしてしまったといった事案がある。

 

ワドルディ「・・・あっ、ごみが一杯だね。回収していくよ。」

カービィ「ワドルディ!」

 

いつもの青いバンダナのワドルディと、2人のワドルディ兵士がリヤカーを引いてやって来た。リヤカーにはごみ袋がいくつか載っている。

 

アカービィ「ようワドルディ!お前もゴミ拾いか?」

 

ワドルディ「うん。ボクたちお城のワドルディは、町を回って一杯になったごみ袋を回収してるんだ。・・・よし、これをリヤカーに積んで!」

ワドルディ兵士「わぎゃっ!」

 

1人のワドルディ兵士はビシッと敬礼すると、カービィの持っていたごみ袋をリヤカーに積み、代わりに新品のごみ袋をカービィに渡した。そして、3人のワドルディはリヤカーを引いて次の回収に向かっていった。

 

その数時間後にゴミ拾いが一段落ついたため、カービィたち参加者たちは掃き掃除をすることになった。

カービィは支給されたホウキをすいこみ、クリーンのコピー能力を手に入れた。不思議なホウキでゴミを消滅させたり、仲間との連携次第ではぞうきんがけや水撒き、ホウキで空を飛ぶといったこともできてしまう、見掛けによらず多芸な能力だ。

 

クリーンカービィたちの活躍により、町はすっかり綺麗になった。

 

カービィ「ふぅーっ、やっと綺麗になった。」

アドレーヌ「お疲れ様!」

アカービィ「よし、今日は俺の奢りでラーメンでも食べに行こうぜ!」

カービィ「珍しい!アカービィ太っ腹!」

ミービィ「やったね~。」

ワドルディ「パービィもいっしょにどう?・・・パービィはどこ?」

 

辺りを見渡したがパービィの姿はどこにもなかった。あるのは積まれたゴミ袋の山。よく見ると、ゴミの山の手前にメモがおちていた。

 

ワドルディ「なんだろ?」

 

罠だった。ワドルディがメモをひろうと、くっついていたタコ糸が引っ張られ、ゴミの山がワドルディたちめがけて崩壊した。なんとか脱出はしたものの、ゴミの袋が散らばってそこらじゅうにころがっている。

 

アカービィ「・・・なんだってんだ!」

シービィ「どう考えても人為的なものだな。」

カービィ「あれ?ワドルディが拾ったメモは?」

 

ミービィ「えっと何々~?『やっぱ面倒なんでぬけるわ。最後に素敵な素敵なアトラクションを用意しといたんで、せいぜい楽しみな。ケッケッケー!』・・・だって。」

 

アドレーヌ「・・・あのムラサキメガネぇーー!」

 

その後、みんなは散らばったごみ袋を片付けた。

後日、パービィがアドレーヌやアカービィたちに殴られたのは言うまでもない。

 

おしまい     

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