星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

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注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!




第6話 開幕!第二回グランプリレース!

ある日、チャンネルDDDで一本のニュースが報じられた。

 

ワドルドゥ『チャンネルDDDより、臨時ニュースのお知らせだ。

発表する!本日、デデデ陛下は第二回プププグランプリレースの開催を正式に発表された!』

 

カービィ「なんだって!?」

 

キービィ「グランプリレース!?」

 

パービィ「・・・ケッケッケー!」

 

アカービィ「おおお!?」

 

アオービィ「・・・へぇー!」

 

シービィ「ほう。この間のゴミ拾いはこのためか。」

 

プププグランプリレースは、デデデ大王主催で行われる耐久レースだ。ちなみに、前回の第一回大会では、ププビレッジのレン村長が優勝している。この発表に、それぞれの家でテレビを観ていたカービィたちもびっくりだ。

 

ワドルドゥ『レースは7日後に行われる。優勝者には、賞金100万デデンが贈られることになっている。なお、エントリーは本日よりデデデ城にて受け付ける。以上!』

 

 

この放送を観ていたのは、もちろんカービィたちだけではない。ププビレッジにある不味さが有名な店、レストランカワサキでは、村長のレンと妻のハナ、ププビレッジ警察署署長のボルン、ガソリンスタンドを経営する元暴走族のガス、スナック経営のサモ、そして、大臣夫妻の子供でカービィの親友であるフームとブン姉弟が放送を観ていた。

 

フーム「またデデデが何か企んでるのかしら?」

ブン「でも姉ちゃん、デデデは出場しねえみたいだぜ?俺たちもレースに出場しよう!おもちゃ屋のガングが改造してくれたゴーカートがまだあっただろ?」

フーム「まあ、カービィが出場するかも知れないし、そうするわ。」

 

レースのルールとして、ナビゲーターの乗車が認められているため、二人で出場することも可能なのだ。

 

カワサキ「こりゃ、俺の弁当がうれそうだね~。添加物いっぱいで腐らないよ~。」

 

さらっと料理人とは思えない発言をするカワサキ。もっとも、彼には他にも様々な迷言があるのだが、その話はいつの日か。

 

レン「ハナ!わしらも出場するぞ!」

ハナ「はい!今年も優勝をねらいましょう。」

 

前回の大会ではカービィを追い抜き優勝を勝ち取った村長夫妻。連覇をねらうようだ。

 

ガス「おっと、前回は協力したけど、今回は俺もバイクで出場させてもらうぜ!」

 

前回は村長のピットクルーに参加したガス。今回は愛するバイクで優勝をねらう。

 

サモ「・・・これは、盛り上がりそうだねぇ。」

ボルン「うぬぬ、スピード違反を取り締まれんとは。」

 

一方、放送を観たカービィたちは、連絡を取り合ったわけじゃないが、全員が秘密基地に集合していた。

 

カービィ「みんなもレースに出場するの?」

アカービィ「あぁ!俺様のワゴンスターで、優勝をいただきだ!」

キービィ「おっと!そうはいかないぞ?僕のロケットスターだって!」

アオービィ「あたしのフォーミュラスターも、負けてないんじゃないかな。」

 

みんなは自分のエアライドマシンで出場するらしい。そんな中、自分のエアライドマシンを持っていない者がいた。

 

アドレーヌ「・・・私もレースに興味はあるけど、マシンがないからなぁ・・・。ライセンスはあるんだけどな。」

 

カービィ「あっ、そっか。アドレーヌはまだマシンを買ってないんだったね。」

パービィ「どうするぅ?俺んとこでマシンを買ってくか?今なら、安くしといてやるかもだぜぇ?ケッケ-!」

 

エアライドマシンの開発、販売元のパービィ。この発言は、はたして本当なのだろうか。

 

アドレーヌ「うーん、なんか裏がありそうだけど・・・。よし、決めた!パービィ、お言葉に甘えてマシンを買うわ!ワドルディ、いっしょにレースを楽しみましょ!」

パービィ「了解。」

 

ワドルディ「楽しみだなぁ!」

 

その後、アドレーヌとカービィの2人は、プププシティにあるエアライドマシンの店へ移動した。ここでは、たくさんのエアライドマシンが自分を乗りこなしてくれるエアライダーが来るのを待っているのだ。

 

カービィたちが店に入ると、ピンクの髪の毛に金の髪飾りが可愛らしいスタッフがやって来た。

 

 

???「ようこそ、PSC(パービィサイエンスカンパニー)のエアライドマシンショップへ。わたくし、社長秘書のスージーと申します。アドレーヌ様ですね?お待ちしておりました。」

 

 

秘書スージー。かつては宇宙企業ハルトマンワークスカンパニーの秘書をしていたが、会社のプロジェクトだったポップスター侵略はカービィに阻まれ失敗し会社は倒産。その後、ビジネスの腕を買われパービィにスカウトされていた。

 

カービィ「スージー、早速アドレーヌにマシンをみせてあげてよ。」

スージー「わかってるわよ。・・・では、こちらへ。」

 

スージーに連れられた先には、たくさんのエアライドマシンが並べられていた。

 

バランスの取れたカービィの愛車、ワープスター。

チャージに時間はかかるが爆発力があり、最高速の限界がないマシン、ロケットスター。

空を飛ぶ能力に優れたウィングスター。

カクカクとした走行が特徴的なルインズスター。

直線コースが得意なフォーミュラスター。

チャージを燃料にして走るヘビースター。

離着陸時に爆発的なスピードを出すジェットスターなど、様々なマシンが並んでいる。どのマシンも綺麗に磨かれてピカピカだ。

 

スージー「社長から、マシンはどれでも半額でお売りするようにと伺っていますので、どうぞご自由にお選びください。」

アドレーヌ「うーん・・・。このマシンは?」

 

アドレーヌが最初に興味を持ったのは、レースカーのような赤いマシンだった。

 

スージー「それはターボスターでごさいます。優れたスピードを持っておりますが、ハンドル操作が少々難しくなっております。」

カービィ「滑るみたいに曲がるから、難しいんだよ。」

 

アドレーヌ「へぇ~。・・・。あ、これアカービィの。」

カービィ「ワゴンスターだね。」

スージー「プッシュチャージができない代わりに、各能力が高めの機体でございます。」

アドレーヌ「・・・プッシュチャージって?」

スージー「プッシュチャージというのはですね・・・。」

 

こんな調子で15分が経過。説明が長くて待ちくたびれたカービィが居眠りを始めたころ、アドレーヌが結論を出した。

 

アドレーヌ「これにしよう!」

 

アドレーヌが選んだのは、ワープスターを少し小さくしたようなマシン。

 

スージー「ライトスターですね。ワープスターよりスピードを少し下げた代わりに、コーナリングをしやすくした初心者用のマシンになります。」

 

こうして、アドレーヌのエアライドマシンが決定。晴れてレースに出場できるようになった。

 

 

そしてやって来たレース当日。スタート地点の特設スタジアムには多くの観客が押し寄せ、超満員状態だ。

 

カワサキ「グランプリ弁当、美味しいよ~!」

ガング「エントリーカーのミニカーだよ~!」

 

キービィ「ミニカー全種類1つずつ!」

アオービィ「おこづかい大丈夫なの?」

キービィ「大丈夫大丈夫。」

 

グッズ販売も大盛況だ。

そして、各選手は、ピットでスタート前の最終チェックを行っていた。

 

フーム「パパ!ママ!またお願いね!」

パーム大臣「私たちに任せなさい!」

メーム「頑張ってね。」

ブン「カービィには負けないぜ!」

 

 

 

ワドルディ「隊長、クルーチーフ頼みます!」

ワドルドゥ「了解であります!大船に乗ったつもりで走るであります!」

ワドルディ兵士「わぎゃー!わぎゃー!(バンダナ副隊長頑張ってー!)」

ワドルディ「みんな、ありがとう!」

アドレーヌ「ワドルディ、気合いはいってるわね。」

ワドルディ「アドレーヌこそ、そのレーシングスーツ、にあってるよ。」

アドレーヌ「ありがと!」

 

アドレーヌはこの日のために、緑を基調としたレーシングスーツを買ったようだ。裾のところに小さくPSCのロゴが描かれている。

 

 

 

ガス「(ガチャガチャ...)・・・よし、問題なし!優勝は俺のもんだ!」

 

ガスはピット作業も1人で行うようだ。

 

 

 

カービィのピットでは、カービィの友達イロー、ハニー、ホッヘの三人組と、クルーチーフとして妖精リボンと小鳥のトッコリがインカムを装着していた。

 

ホッヘ「この日の為にみんなで練習したんだ。

ピット作業はまかせとけ!」

リボン・イロー・ハニー「頑張って、カービィ!」

トッコリ「いいか、居眠りなんかしやがったら承知しねぇからな!」

カービィ「わかってるよ!頑張ってくるね!」

 

ミービィ「頑張ってよ~カービィ。オイラも応援するからね~。」

???「私も応援してます!レースが楽しみです!!」

カービィ「ミービィ!シノビィ!来てくれたの?」

 

ピットに顔を出したのはミービィと、訳あってカービィに(ほぼ一方的に)仕える忍者の少女シノビィ。二人で応援に来たようだ。

 

ミービィ「そりゃあさ~、こんな盛り上がりそうな大会にオイラが来ないわけがないよ~。・・・じゃ、観客席から応援してるからね~。」

シノビィ「ご武運を!」

 

 

 

 

キービィ「・・・ふぅ。・・・よし、バッチリだ。頼むぞ、ロケットスター。」

アカービィ「念入りだなぁ、黄色いの。」

 

キービィのピットに、アカービィがやって来た。

 

アカービィ「悪いが、優勝は俺のもんだ。俺様のワゴンスターに近づくやつは、容赦なく吹っ飛ばすぜ?」

 

キービィ「ふっ。・・・見せて貰おうか。君とエアライドマシンの性能とやらを!」

 

 

しばらくして全員の準備が整い、いよいよ開会式がはじまった。

 

???『会場の皆さん、テレビの前の皆さん!いよいよ第二回プププグランプリレースの開催だぁー!!!』

 

観客「「「ワァァァァァァ!!!」」」

 

???『実況担当は僕、ロロロと、』

???『私ラララ、そして・・・。』

???『PSC(パービィサイエンスカンパニー)の、カスタマーサービスがお送りいたしまぁーす!」』

 

ロロロ『さてさて、サーキットコースを紹介しよう!』

ラララ『このスタートを出たレーシングカーは、一度ププビレッジの広場のヘアピンカーブを曲がったあと、村をでるの。』

カスタマー『そこから森、プププタウンメインストリート、荒れ地、キャンディ山、海岸線をまわり、スタートにもどります。』

ラララ『それをぐるぐる夕方まで12周!』

カスタマー『ホホホホホ。随分なボリュームですねぇ~。』

 

ロロロ『では、スタートに先立ち、主催者のデデデ大王によるスピーチです!」』

ラララ『別にどうでもいいけどねー。』

 

観客「「「ワハハハハハ!」」」

 

ここからデデデ大王によるスピーチがあったのだが、観客のブーイングによりほとんど聞こえなかった。

 

ロロロ『ではいよいよ、出場者の入場です!』

 

ラララ『エントリーNo.1番!前回のチャンピオン!レン村長とハナ夫人!』

ロロロ『エントリーNo.2番!前回は準優勝、今回こそは優勝を狙います!我らがヒーロー、星のカービィ!!』

 

観客「「「ワァァァァァァ!!」」」

 

ワドルディ「すごい歓声だなぁ・・・。」

キービィ「僕らとは格が違うね。」

 

シノビィ「流石は星の戦士ですねぇ。」

ミービィ「黄色い声援だね~。」

 

 

ラララ『そして、アカービィ、キービィ、アオービィ、ガソリンスタンドのガス、ブンとフーム、ワドルディ、アドレーヌ、シービィ、そして、今大会のスポンサーでもあるパービィと続きます!』

 

アドレーヌ「・・・やっぱりあいつスポンサーだったのね。」

 

ロロロ『さあ各車スタートラインに・・・?おぉーっとここで突然のエントリーだ!』

ラララ『え?』

 

聞こえてきたのは、迫力のあるエンジンの音。そして、無駄の少ないF-1カーのようなフォルムの青い車がやってきた。乗っているのは・・・。

 

ロロロ「締切ぎりぎり!滑り込んできた最後のマシン!前回はデデデの妨害からカービィを庇って惜しくもリタイア!メタナイト卿だぁー!」

 

女性観客「「「キャー!キャー!」」」「「「メタ様ー!」」」

 

 

流石はメタナイト。女性客から熱烈な声援が贈られる。

 

ミービィ「メタナイトも負けてないね~。」

 

カービィ「メタナイトも参加するの?」

メタナイト「前回はゴールすらできなかったのでな。今回こそは優勝を狙う。」

シービィ「これは、手強いな・・・。」

パービィ「ケッケッケッ!面白いじゃないの。」

 

全員がスタートラインに並び、カウントダウンがはじまった。

 

 

5

 

 

アドレーヌ「ワドルディ、がんばろうね!」

ワドルディ「うん!」

 

 

4

 

 

シービィ・メタナイト「・・・。」

アオービィ「カービィ、負けないよ!」

カービィ「僕だって!」

 

 

3

 

 

ブン「優勝は俺達のもんだ!」

ガス「そいつはどうかな?」

キービィ・アカービィ「絶対に勝つ!」

 

 

2

 

 

ハナ「あなた、しっかりね。」

レン「まかせときなさい!」

 

 

1

 

 

スージー(無線)『社長、ご武運を。』

パービィ「ケケッ!まあ、楽しんでくらぁ。」

 

 

合図のブザーと同時にチェッカーフラッグが降り下ろされ、全員が勢いよく一斉にスタートした。

 

 

ロロロ『さ~あ各車、一斉にスタート!』

 

キービィ「キービィ、いきまーす!」

アカービィ「優勝は俺のもんだー!」

 

ついに始まったグランプリレース。はたして優勝は誰の手に!?

 

続く!

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