星のカービィティンクルものがたり    作:鋼の彗星

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注意!

・この作品は、星のカービィの二次創作作品です。
・pixivに投稿したものを修正して投稿しています。
・オリジナル設定、パロディ要素を多く含みます。
・ゲーム、アニメ、文庫版の世界観がごちゃ混ぜになる場合があります。
・戦闘シーンや冒険はほとんどありません。

あらかじめご了承のうえ、お楽しみください!




第7話 白熱!プププグランプリ

 

前回のあらすじ

 

デデデ大王主催の第二回プププグランプリレースが開催。華々しい開会式も終わり、いよいよスタート。果たして、レースの行方は・・・?

 

 

 

 

 

 

ロロロ『さあ各車、一斉にスタート!真っ先にスタジアムを抜けたのは、ウィリースクーターに乗るワドルディです!マシンの加速性能を利用して、ロケットスタートをかけました!』

 

ラララ『さあ、最初に待ち受けるのは広場のヘアピンカーブです。急なカーブを上手く抜けられるでしょうか!?』

 

ロロロ『さあ各車、どんどんとヘアピンカーブに入っていきます!おおっと流石はワドルディ。小回りの良さを活かしてカーブを通過。ほとんど減速していません!』

 

続いてパービィがカーブを通過。カクカクとしたルインズスター特有の走りは、急カーブくらいでは乱れない。続くアドレーヌも問題なくカーブを突破した。

ただ、このヘアピンカーブで唯一遅れてしまったのはアオービィだ。彼女のフォーミュラスターは直線での最高速に特化したマシンの為、曲がるのが苦手なのだ。

 

アオービィ「むぅー、遅れを取り返さないと・・・。」

 

 

続いてレーサーたちは、ププビレッジとプププタウンの間の森の中のコースに差し掛かった。舗装がされておらず、石ころや水溜まりが所々にみられるダートコースだ。

 

カスタマー『おやぁ?村長夫妻の車が減速しているようですねぇ~?』

 

レン「しまった!すべるぅ!」

ハナ「きゃあぁっ!」

 

泥道にハンドルをとられ慌てるレン村長。そのすぐ上をワゴンスターが、そのすぐ後をロケットスターが飛んでいった。

 

レン「んなあっ!?危ないじゃないか!」

 

コースの至るところにジャンプ台が設置されているのだ。エアライドマシンの飛行能力を活用する為に用意された仕掛けである。

 

アカービィ「へっ!先にいくぜ!」

キービィ「させないぞ!ブースト全開だ!」

 

ここでキービィのマシンが加速。はち切れんばかりに膨らんだ風船型ロケットが、一気にしぼむと同時にエネルギーを放出。キービィはぐんと順位を上げた。

これをバイクのミラー越しに見ていたのはガス。水溜まりを避けつつ、メタナイトのマシンの後ろにぴったりくっついた。

 

ガス「エアライドマシンってのもなかなかやるなあ。こりゃ油断はできなそうだ!」

 

ガスはスリップストリームを活用しメタナイトを追い越し、3位に躍り出た。

 

 

 

 

 

第1ラップ、第1チェックポイント現在の順位

 

1位 ワドルディ

2位 ブン&フーム

3位 ガス

4位 メタナイト

5位 キービィ

6位 シービィ

7位 パービィ

8位 カービィ

9位 アカービィ

10位 村長夫妻

11位 アドレーヌ

12位 アオービィ

 

 

 

 

森を抜けると、プププタウンへと続く舗装された道に出た。先程のようなガタガタ道や水溜まりはなく、走りやすいエリアとなっている。

8位で走っているカービィがなんとか上位につきたいと考えていると、カーブの前にジャンプ台を見つけた。

 

ロロロ『おっと!?どうやらカービィは、ジャンプ台を使ってカーブをショートカットするようです!』

 

ラララ『でも、カービィのとった角度だと進路上には観客席が!失敗すればたいへん!どうなるの!?』

 

カービィは侵入角度を合わせると一気に加速。機首を上にぐいっと傾け、空へ飛び上がった。

 

観客「「「ワァァァァァァ!!!いいぞーー!」」」

観客「「「いっけぇー!」」」

 

結局ラララの心配は杞憂に終わった。カービィはいとも簡単に観客席を飛び越え、ショートカットに成功。ちゃっかり観客席にウインクを決める余裕さえ見せた。これにカービィのファンや女性客は大喜び。カービィは8位から一気に3位に浮上した。

 

リボン(無線)『やったねカービィ!』

トッコリ(無線)『まったく、ヒヤヒヤさせやがって。』

カービィ「やだなあ。ぼくがどれだけワープスターに乗ってると思ってるのさー。」

 

そして、町エリア最初の直線コースで猛然と加速しているのはアオービィ。フォーミュラスターが得意とする直線コースであり、しかも舗装されて走りやすいこのエリアは前のコースで遅れてしまったアオービィにとって絶好の追い上げチャンスだった。たちまちカービィに追い付いていくアオービィ。

 

アオービィ「えへへ、カービィ!あっという間に追い付いちゃった!」

カービィ「わわっアオービィ!?いつの間に?」

アオービィ「ふふっ!優勝して賞金もらったら、二人で旅行にいきましょ?」

カービィ「え?いいけど、優勝するのはぼくだよ!」

アオービィ「・・・ううん。今回は負けない!あたし、カービィに勝ってみせるから!じゃあお先!」

 

アオービィはぐんぐんスピードを上げ、走り去っていった。

 

 

 

 

 

そして、各車一歩も譲らぬまま1時間が経過した。

 

ロロロ『さあ、各車2周を走り終え、ほとんどのマシンがピットに入りました!』

 

ピット作業ではマシンの燃料補給やタイヤ交換などを行う。レーサーを素早くコースに戻さなくてはならないため、ピットクルーの腕前と連携が問われる。

 

カービィ「みんな!ピットインするからお願いね!」

 

リボン(無線)『了解!』

トッコリ「おいお前ら、ミスは許されねえぞ!?」

イロー「任せてよ!」

ハニー「タイヤは要らないから、マシンの燃料だよね!」

ホッヘ「任せろ!カービィに頼まれてから毎日、水とドラム缶で練習してきたんだ!」

 

カービィのピットでは、3人のクルーたちが的確に燃料補給を行った。

 

トッコリ「・・・よし!再スタートだ!」

 

カービィは発進のためチャージを始める。

 

リボン「待って!カービィ、これ持っていってっ!」

 

そう言ってリボンがカービィに投げたのは、昼食用の手作りハンバーガーだ。

 

カービィ「(パシッ!)ありがとう!行ってくるよ!

 

カービィは元気よくピットを出発。

 

ミービィ「・・・おっ!カービィが行ったね~。」

シノビィ「順調みたいですね!」

 

 

メタナイトの所では、部下のソードとブレイドがピットクルーを務めていた。

 

メタナイト「コースの特徴は把握した。あとはチャンスを逃さなければ、勝機はある。」

ソード「・・・卿、作業完了です。」

ブレイド「ご武運を。」

 

 

こちらはパービィのピット。pscの職員たちがマシンの補給を行っている。

 

スージー「社長、調子はいかがですか?」

パービィ「ケッケッ!・・・上々だな。こりゃ優勝も夢じゃねぇかもな。ま、的確な指示を頼むぜぇ。」

スージー「はっ。」

 

 

ワドルディのピットでは、ワドルディとアドレーヌが一緒にピット作業を受けていた。実は手違いでピットスペースに空きがなかった為、二人が同じピットを使っているのだ。

 

ワドルディ「相手が近いなら、後ろに回り込んでスリップストリームを狙うといいよ。あと、スケボーのような構えをしてるみたいだけど、不安定なときは四つんばいのような体勢がいいかも。」

アドレーヌ「うん。あとはチャージを上手く使わないと・・・。」

 

ワドルドゥ「お二人とも、準備完了であります!」

ワドルディ「はっ!ありがとうございます!じゃあアドレーヌ、事故には気を付けて。」

アドレーヌ「そっちこそね!」

 

二人もレースに復帰。ちなみにピットクルーを必要としなかったガスは、僅か5秒という驚異的スピードで作業を終え、現在トップを走っている。クルーを必要としないのもうなずける。

 

 

 

 

第3ラップ開始現在の順位

 

1位 ガス

2位 アカービィ

3位 キービィ

4位 アオービィ

5位 カービィ

6位 ワドルディ

7位 アドレーヌ

8位 村長夫妻

9位 ブン&フーム

10位 シービィ

11位 パービィ

12位 メタナイト

 

カスタマー『おや?どうやらアカービィはピットに入らずに行ったようですねぇ~。」

ロロロ『え?・・・あっ、どうやらそのようです。現在アカービィは、キービィと二位を争っています!』

 

ロロロの言う通り、アカービィとキービィは森エリアで熾烈な戦いを繰り広げていた。互いのマシンは何度もぶつかり合い、抜きつ抜かれつの状態だった。

 

アカービィ「くそっ、ピットインやめてリードを広げたと思ったのにもう追い付いてきやがったか・・・!」

キービィ「こっちはピットでたっぷり補給したんだ。これくらいの差はどうとでもなる!」

アカービィ「ぬぅー、ならこいつでどうだぁ!」

 

アカービィはキービィに横から体当たりを仕掛けた。反則ギリギリである。衝撃を受け、キービィとロケットスターが横に飛ばされる。

 

キービィ「くっ!・・・まだだ!まだ終わらんよ!」

 

どうにか体制を立て直し、ブーストをかけてアカービィに追い付こうとするキービィ。

その時、アカービィのワゴンスターが急に減速を始めた。ぶつかりそうになったためキービィは避けたが、アカービィの減速は止まらない。ワゴンスターからはうっすらと白煙が立ち上っている。

 

キービィ「・・・ん?」

アカービィ「な、なんだ!?どうした!?」

 

どうやらピットで補給を受けずにそのまま走り、尚且つ無理な操縦をしたせいでマシンがオーバーヒートを起こしたようだ。コースの真ん中で停止してしまったアカービィ。勿論脱落である。

 

アカービィ「チキショー!賞金もらって、美味いもん食いに行きたかったぜぇぇ!」

キービィ「ふっ。残念だったね。まあ、君の分も走りきってみせるよ!」

アカービィ「くそーっ!!!」

 

アカービィをあざ笑うかのように走り去るキービィ。そしてアカービィの脱落により、レースは11人で争うこととなった。

 

ラララ『さあ、序盤から波乱の展開を向かえたプププグランプリレース!トップは依然としてガス。無駄のない走りを見せています!』

 

ロロロ『続いてメタナイト卿、村長夫妻、キービィと続きます!』

 

現在、メタナイトと村長夫妻が追い上げて先頭集団の先に出ようとしている。アカービィの脱落で三位に繰り上がったアオービィだったが、ヘアピンカーブと森の入りくんだ道に苦戦し、なかなか順位が上がらない。

 

アオービィ「ううっ、思うように動かない・・・!」

 

 

それからおよそ2時間が経過し、レースは半分の6周に差し掛かろうとしていた。果たして、優勝と賞金100万デデンを勝ち取るのは、一体・・・?

 

 

次回、決着!

 

第5ラップ後半第4チェックポイント現在の順位

 

1位 ガス

2位 メタナイト

3位 キービィ

4位 村長夫妻

5位 アオービィ

6位 カービィ

7位 ブン&フーム

8位 ワドルディ

9位 シービィ

10位 パービィ

11位 アドレーヌ

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