ケレンツェラ~世界の墓場・異常者の楽園~   作:(´・ω・`)レンジ

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(´・ω・`)レンジです。第6話が完成しましたのでよろしければお付き合いください。


第6節 異常の過去

俺はその場に立ち尽くしていた…。

 

ディーナの過去に何が遭ったのか…。

 

俺は判らなかった…。

 

短い間だったが、彼女の言動にはちゃんとした理論があり義もあった。

 

そして、約束を破るような奴では無い様に感じていたのに何故…。

 

更に、Jが言っていたアリッサと言う人物とは一体何者なのか?

 

そして、その後にJが語った言葉の内容を紐解いていくと回答は出てしまうが…。

 

では、何故そのアリッサと言う人物がJの検体という事に遭わなければならなか

たのか…。

 

そして、あのディーナの反応にも疑問が拭えない…。

 

この島に居るという事は何かしらの異常が有るという前提でこの島に入った事に

なる。

 

更に、前の会話で彼女は「孤独」と言葉にしていた…。

 

では、何故…。孤独な彼女があそこまで狂気を前面に出して狂ったのか…。

 

俺の頭ではこのような考えが渦を巻いていた…。

 

いくら考えたって答えが出ない…。

 

その時だった。

 

「どうやら思考が纏まらないようだな。」

 

聞いたことのある声が俺の耳に入ってきた。

 

「無理も無い…。この島に来てまだ3日も経っていないのだからな。」

 

俺は、後ろを振り返った。

 

そこにはさっきまで姿の無かった黒服のデスタだった。

 

「お前は? ディーナの事を知っているのか?」

 

俺はデスタに問いた。

 

そして、デスタは頷いた。

 

「まぁ、私とて彼女のことを全て知っていると言えば嘘になるが、少なからず貴

様よりは彼女の事を知っている事を自負している。」

 

俺は気になった…。彼女の過去を…。そして知りたい…。何故…彼女がこの様になってしまったのかを…。

 

そして、俺はその考えをデスタに口にした。

 

「俺は知りたいんだ…。何故、彼女があんな様になってしまったのか…。」

 

しかし、デスタは首を横に振った。

 

「ダメだ…。」

 

俺は、混乱した…。こいつはディーナの過去を知っていると言った。

 

こいつは俺を挑発しに来たのか?

 

俺は頭がボーッとした…。

 

オレ……ハ………ナニ……ヲ……

 

そこで、吐き気のする声が耳元で聞こえた。

 

「良いよ~…。興奮してるね~♪ 君の能力は素晴らしい…。ジュルリ」

 

「君のその顔・目・口・腕・足、そしてウフフフ濡れてきちゃうかも。」

 

「早く、君の能力が開花するのが楽しみだ・け・ど。」

 

誰かが俺を抱きしめる。

 

そして、俺の意識が元に戻った時……。俺は本当の恐怖を感じた。

 

「今はダメだぞ~…。まだ殺しちゃだ~め♪ 君が成長したら沢山殺さしてあげる

らね…。だからもう少し待ってねアハハハ。」

 

Jが俺の体を抱きしめて完全に拘束していたんだ。

 

「クローバーJ貴女は何を……何で?」

 

クローバーJは不思議そうに答えた。

 

「君は、何故()()()()()場所に向かって喋りかけた上にナイフを突きつけたんだい? これからの死合いが楽しみなのかな? 判るよ~アハハハハ」

 

俺はJの言葉に疑問しか抱けなかった…。

 

何故ならそのナイフを向けたのは……。

 

俺は振り向いた時、本来ならありえない光景を目撃した。

 

「何故だ………。なんで……。」

 

そこには、デスタの姿が消えていたのだ…。

 

あの、目立つはずの黒服の切れ端すら残っていなかったのだ。

 

意識が朦朧としてから数秒と経過していないはず…。なのに何故!?

 

そして、Jが言葉を続ける。

 

「君は、過去とか云々を呟いていたが…。気にしない方が良いな~。」

 

「あんな2流の奴なんかの過去なんか聞いて、君が腐ったら…。」

 

俺は嫌な予感がした…。だけど……。体が……。動かない……。

 

「あの、無駄に綺麗な体を前も後ろも完全に壊して、全ての陵辱しても気がすま

ないから…。私の精神面的にも~♪ 聞かない方をオススメするよ~♪」

 

完全に壊れてる……寒い……早く……ハヤク…

 

俺は恐る恐る、口を開いた…。

 

「準備……を…じだいんで……」

 

呂律が回らない!! 何で!! 早くここから離れたいのに!!

 

「ずごじ………ぜぎヴぉ……はなじでも?」

 

言葉が出ない!! 早く!! 早く!! ハヤク!! ハヤク!!

 

そしたらJは笑って言った。

 

「あ~♪そうだったね!! ここは教室だ!! 私は先生で君は生徒だ!! いや~…♪忘れてたよ!!まぁ、午後にはお姫様との戦いもあるから一旦帰って準備してきなさい!!」

 

俺は心の底からホッとした…。

 

このままだと俺の心までJの言葉で陵辱されそうな気がして…。

 

「ありがとう…。ございます……。先生……。」

 

俺はこの言葉を言うのが精一杯で教室を出て走った…。

 

「4時間後には戻って来るんだよ~♪私の……。」

 

Jの声が後ろから聞こえるが無視した……。

 

俺はJの事を心から恐怖して且つ、心から拒絶した。

 

そこで、俺の袖に何かが入ってる事に気が付いた。

 

俺は袖の正体は小さな紙だったがそこに。

 

「これに気づいたという事は、奴の片鱗を味わったという事だ。」

 

「我、彼女の部屋で待つ。」

 

こう書かれていた、これの意味は只一つ!!

 

俺は、全力で走った!!

 

この行動で何かが変わると思ったから!!

 

だから俺は走る…。只ひたすらに!!

 

つい、2時間ほど前に見た扉を開けるとそこにはあの黒服が座っていて言った。

 

「ほう…。奴の狂気と恐怖を受けてなお、我と面会を望むか……。」

 

「覚悟は出来ていると判断するが……。そう捉えてもかまわんか?」

 

俺は大声でその黒服に言った。

 

「当たり前だ!! 奴が何だ!! 狂気や恐怖が何だ!! 俺はそんなのに屈しない!! 俺に夢や希望をたった一瞬でも与えてくれた子を見捨てたりしない!!」

 

そう言い切った時…デスタは優しく微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




(´・ω・`)レンジです。
ここまでお付き合いありがとうございます。
次からの過去編はなるべく短期間で投稿できるように頑張ります。
出来れば2日~3日間隔で投稿したいです。
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