バトルメック 戦場の覇者 ~戦えば壊れるので修理しなければ戦えません~ 作:Haltforce
20t3兄弟の他のメック、ワスプとスティンガーは残念ながら登場しません。
ローカストはメックウォーリアオンラインではウルトラライト級と呼ばれたりする、重量的に非常に厳しい機種ですが、脚の早さは相変わらず抜群で、速度と小型の機体サイズで敵を翻弄します。
なんと早すぎて下り坂へ全速で突っ込むとジャンプしてしまい落下ダメージが来ます(笑)。
ちっ。
おい、今回このローカストで出撃した奴は誰だっ?!
ドラン?よし、今すぐ呼んでこい!
おい!お前、このローカストは分類は何だ?
ああ、そうだ
じゃぁなんでその偵察機がオーバーヒート起こしているんだ?
機動力と火力が大幅に増強されたから、隙だらけの敵に使っただけ?
敵には打撃を与えたし、無事に生還したから問題ないだろ?!ばかやろぅ!!!
こいつの仕事は偵察だ!敵を攻撃するより情報を持って敵に見つからずに帰る事を優先しろ!
ましてや偵察機のこいつをオーバーヒートさせるとはどういうことだっ!
もし脚の
ローカストで敵前で
どうせ脚の遅い敵メックが少数で行動していてうまく背後を取れたから攻撃したが、背中抜けなかったから今度こそとオーバーライドして攻撃して、それでも倒せなかったので逃げてきたって所だろ。
あ、整備兵は偵察報告書なんて読んでいないだろうになんで分かるのかだって?
分からない訳無いだろ。お前の様な新兵が単独行動のローカストで血気にはやる状況なんて皆同じだ。
こいつは我らが大隊の新技術試験メックに選ばれたので、ローカストとは思えないほどの火力がある。
装甲も速度も、原型から比べれば非常に強力だ。その性能を十分に発揮させてみたいと言う気持ちは分かる。
だが所詮20t級としては、だ。ラッキーヒット一発でも行動不能になりかねない機体なのは変わらない。
偵察機は敵の存在を報告するのが仕事だ。避けられる戦闘は避けろ。
もし偵察機が血気に逸って偵察中に交戦し、撃破された場合、どうなると思う。
その敵部隊は目的を達成する事に成功し、その分、こちらは苦境に陥る。
更に大隊としては、偵察機が逃げ切れないだけの戦力を持った部隊が偵察範囲に存在している可能性を考え、偵察機に予備兵力の遊撃機を加えて強行偵察部隊を編成して調査を行う事になる。予備兵力を動かす事で襲撃を受けた場合の防衛が手薄になり、更に部隊のローテーションも狂う事でその後もしばらく戦力が低下する事になる。
又、言うまでも無い事だが大隊は近代化改修した強力な偵察機を失う事になる。
お前が無茶をしてお前が死ぬ事が、最悪、部隊全体を困窮させる事にもつながりかねない。
今回はお前も生きて帰って来る事が出来たが、実は問題はまだある。
幸い、装甲は抜かれておらず、一見機体にたいしたダメージは無いように見えるが、お前がオーバーヒートさせたため、機体内部で漏れたプラズマが機体各所にダメージを与えている。装甲のダメージなら明日の任務までに修理してみせるが、内部構造に直接ダメージを受けているので、全ての装甲を外してC整備を実施する。
最低でも3日はこいつは出撃不能だ。
その間はフェニホあたりの遊撃機を1機、偵察部隊に回してもらって穴埋めする事になるだろう。
とりあえず、こっちの報告書が回ったら小隊長から呼び出されるだろうから、ぶん殴られる覚悟して始末書を書いていな。おら、自分が何をやらかしたか判ったらとっとと行け。
はぁ、偵察でオーバーヒートなんかさせやがって。面倒なんだよオーバーヒートの後始末は。
動力ラインの超電導体の冷却が追いつかなくなると、超伝導が失われて磁場が保てなくなり、プラズマが機体内に吹き出してしまう。動力ラインは機体全体に張り巡らされているので、何処がダメージを受けているか全てチェックしなければならない。・・・めんどくさ。
おう、こいつはC整備だ。整備ドックへ移動させてくれ。オーバーヒート検査を行うので融合炉を完全停止。放射線量が安全値まで低下したら動力ラインの破損箇所の確認を行ってくれ。放射線量が低下する前に全装甲を外して
さて、開店休業状態の第1中隊の第1小隊長殿に遊撃機を1機、第3中隊へ回してもらう根回しをしておこうかね。
フェニホかグリフィンあたりの修理の進行状況はどんなもんかいなっと。
このローカストは標準ローカストLCT-1Vではなく、クリタ家モデルのLCT-1Eを近代化改修した機体です。
通常は
20tとは思えない強力な機体ですが、放熱器10機では冷却しきれず、2斉射でオーバーヒートによる自爆の危険性が発生します。1斉射後、機体が十分冷却させるまで時速150kmの速度を生かして逃げ回る事になります。
この大隊には、他に1VのMLをTAGに換装したスポッターと、鹵獲機体の1MのLRMを取り外し、NARCミサイルを搭載したスポッターで、今回の機体と合わせて3機のローカストが実戦配備されています。