精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 事件は現場で起きてるんだ!!


事件発生!!

 カミト達は我先にへと逃げる民衆をかき分けながら進むと、広場にて

見たものは・・・。

 「なんだ、あれは!?」

 広場にいたのは・・・全身を鏡のような甲冑で覆い、肩に「73」の数字が彫られた人間であった。

 然もその少女カミトが前にチーム対抗戦で倒した少女であった。

 「アハハハハハ!!これ最高!!」

 少女はそう言いながら持っている二股の槍を振り回していた。

 然もよく見ると女子供、果ては老人にまで槍を向けているという最早精霊使い以前の所業であった。

 「あいつ、一般人に!」

 「カミト、この事態はレベル5の精霊災害として処理!奴を倒すぞ!!」

 カミトはそれを見て怒り出している中エリスは冷静に事を対処しようと考えた。

 「相手はフォートレス型の精霊だ!何かしらの移動手段を持っているかも

しれんぞ!!」

 ヴェルサリアはそう言いながら周りの市民を非難させていた。

 彼女の精霊「ドレッドノート」は彼女と同じくフォートレス型だが周りの被害を

考え、避難に徹していた。

  それを聞いたカミトは剣袋からエストを抜くとこう言った。

 「エスト、力を貸してくれ。」

 「お前をコロセバアタシらが出場できる!!」

 少女は槍をカミトに向けて振り下ろした。

 「くう!!」

 カミトはそれをエストで受け止めるもあまりの重さに片膝を突くほどで

あったが・・・。

 「今だ!エリス!!」

 「はあっ!!」

 エリスは〈レイ・ホーク〉から無数の風の刃を生み出して少女に向けた。

 これならと思った次の瞬間・・・。

 「聞かないわよ!」

 少女がそう言うとその風は鏡のような鎧から虹色の光を発した。

 「ぐわ!」

 「一体何が!?」

 カミトとエリスはそれを見て目を瞑ると・・・。

 風が乱反射を起こして周りの建物を両断して斬られた方の建物が轟音を上げて

崩れ落ちて行った。

 「私の風の刃を弾いただと!」

 「(いや今のはそれを増幅して返したんだよ!)」

 エリスの言葉に『シラヌイ』がそう答えた瞬間カミトはある答えに辿り着いた。

 それは・・・。

 「まさかこいつこの間の魔境精霊か!?」

 「正解だよ!アタシラハある奴から力を貰ったんだよ!」

 「ある奴って・・・あたしら!?」

 カミトはその言葉を聞いてまさかと思った中近くで何かがやってきた。

 それは全身に刃が生え、腹部に「74」の数字が刻まれた金剛精霊であった。

 「おい未だかってそいつは男の!」

 するともう一人の少女がカミトを見て憎らしい顔で言った。

 「こいつをコロセバアタシらが出場出来るんだ!!邪魔するなア!!」

 少女一人がそう言うともう一人はそれを見るとこう言った。

 「それじゃあアタシは・・・良いのがいる。」

 少女が見つけたのは恐怖で足がすくんでいる女の子であった。

 「あんたもアタシらの為に捧げろ!!」

 そう言いながら金剛精霊は鋭利化した拳を振り下ろそうとした。

 「やめろお!!」

 エリスはそれを止めようとするも間に合わない距離であった。

 そしてそれが振り下ろされた瞬間・・・。

 ガキィイイと言う堅いナニカと接触したような音がした。

 そこにいたのは・・・。

 「エクス・ワイバーン」を纏ったアルマがいた。

 アルマは少女を見ると大声でこう叫んだ。

 「さっさと逃げろ!足が無けりゃ腕使ってでもここから失せろお!!」

 「ヒィイ!!」

 少女はそれを聞いてよろめきながらも這いつくばって逃げて行った。

 「あんたよくもあたしの獲物を!!」 

 「はっ!弱い奴しか食えねえハイエナ女が!これが貴族なんて聞いて呆れるぜ!!」

 アルマは少女にそう言いながら鍔迫り合いをしているが・・・ここである失念をしていた。

 「まだあるんだよ!!」

 腕が・・・二本ある事を。

 「がはああ!!」

 「アルマ!!」

 カミトはそれを見るや否や何とかしないといけないと思ったあとエリスが上空から

落下しながら槍を振り下ろそうとしていた。

 「はああ!!」

 エリスは風の力を穂先に集中しておりこれならと思っているが・・・世の中そう

甘くはない。

 「硬くて・・・喰い込まない!!」

 鎧が固すぎるのか喰い込まれていなかったのだ。

 「邪魔だあ!!」

 少女はエリスを掴もうと力を緩んでしまい・・・・カミトを自由にしてしまった。

 「!しま」

 「ウおおおお!!」

 そしてカミトはそのままエリスを救うとそのままアルマが弾き飛ばされた所まで

向かおうとするも・・・。

 「おおっと、そうはいかないよ!!」

 金剛精霊がそれを塞ぐような形で立ち塞がった。

 「畜生が!」

 カミトはそう思いながら唇をかんでいた。

 「これで終わりだあ!!」

 金剛精霊が拳を振り上げようとした瞬間・・・。

 「待て。」

 上から声が聞こえた。

 全員はそれを見るとそこにいたのは・・・。

 「ヴェルサリア。」 

 「義姉上。」

 ヴェルサリアがそこにいた。

 巨大な鎌と槍と斧が融合した中国で使われていた「方天戟」のような武装を持った

 白いからだと赤い線をなぞった装甲機龍が沈みかけた夕日をバックにして上空に

いた。

 「ヴェ・・・ヴェルサリアって。」

 「あんた・・・戻ってたの?」

 少女二人はヴェルサリアを見て恐怖していた。

 何せ彼女は学院第一位の強者で嘗て『シルフィード』であった時に色々と生徒に暴行していたのが分かりヴェルサリアが徹底的に叩き潰して追放したからだ。

 ヴェルサリアはその二人を見ると・・・はあと溜息ついてこう言った。

 「未だ懲りてなかったのだな、貴様らは。」

 そう言うと二人はこう返した。

 「は!アタシラハ前とは違うんだよ!!」

 「この力であんたを叩きのめしてやるわ!!」

 虚勢であろうかどうか分からないが強気な態度でそう言うとヴェルサリアはカミトとエリスに向けてこう言った。

 「カミト、エリス。二人はさっき吹き飛ばされた人間を連れてここから離れろ。」

 「然し義姉上!!」

 「離れたらカミト、『シラヌイ』で援護に来てくれ。それまでは何とか

時間を稼ぐ。」

 ヴェルサリアはそう言うもエリスはまだ納得していなかったのか言い返そうとするとカミトはこう言った。

 「分かった。必ず戻るからな!!」

 「カミト!?」

 カミトはそう答えるとエリスはそれを聞いて驚くもカミトはエリスに向けて

こう言った。

 「信じろよ!お前の姉貴を!!」

 カミトはエリスにそう言った。

 「!逃がすか。」

 金剛精霊を持つ少女がカミト達を追おうとすると地面に土埃が舞い、ヴェルサリアがこう言った。

 「貴様らの相手は私だ。」

 ヴェルサリアは保有されている機竜息銃を使って牽制したのだ。

 そして持っていた大鎌を構えるとこう言った。

 「さてと・・・貴様らを罰してやろう!!」

 そう言って彼女達目掛けて突進した。

 

 

 

 

 

 「おい、大丈夫かあ!!?」

 カミトとエリスはアルマが吹き飛ばされた家の中に入った。

 如何やら吹き飛ばされた時に家財も吹き飛んでしまったようだ。

 カミトは近くにあったランタンに火を灯して探すと・・・。

 「あれは!!」

 アルマが纏っていた「エクス・ワイバーン」がそこにあった。

 いつも使われていた帽子が近くでボロボロの状態で発見された。

 「大丈夫か!アルマ!?」

 カミトはそう言いながら近づいてランタンに顔を近づかせると・・・。

 「え・・・?」

 「(こいつって・・・)」

 カミトと『シラヌイ』はそれを見て驚いていた。

 服もボロボロでそこから僅かだが膨らんだ胸と・・・金髪を一括りで束ねた

少女がいた。

 「女の子・・・。」




 神装機竜(カオス・ブレイカー)
 見た目は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に出てくる
「ガンダム バエル」の青が赤になったぐらい。
 種類  飛翔機竜(ワイバーン)
 機龍としてなら接近戦でトップランクの性能を発揮することが出来る機龍である。
 機動性を最大限に発揮させるために近接専用の武器を「方天戟」みたいに
まとめたことから比重が重くあり、使用時においては広い場所を選択しなければ
使えないのだ。
 武装 方天戟「クライシス」*1
    双剣「クローズ」*2
    機竜息銃*1
    
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