「おい!おい!!アルマ!!」
カミトは必死にアルマを揺らしていた。
あの金剛精霊の攻撃をもろに喰らってしまいこの家まで吹き飛んでしまったのだ。
そしてエリスはと言うと救急箱を持って待機していた。
幾ら機竜には障壁と呼ばれるものがあるにしてもその程度では済まないほどの怪我を負っている可能性があるのだ。
そして暫くすると・・・。
「ぐ・・・グウウ・・・。」
「アルマ!大丈夫か!?」
アルマが意識を取り戻したのだ。
「・・・うるせえぞカミト、そんなに大声で・・・!!」
アルマはいつもの癖で帽子の鍔を摘まもうとするとそれがない事に気づくや否や今の自分の格好にヤバいと思ったのだ。
いや、大丈夫だアルマ!!ここには俺たち以外はいないしそれにお前怪我
してるだろ!?」
カミトはそう言ってアルマを制止させようとするとアルマは少し痛々しく
こう言った。
「畜生・・・あの時の攻撃を障壁出した後にちょっと飛翔しても軽減
できなかった。」
「お前あの一瞬でそこまでの事やってたのかよ?」
カミトはアルマの言葉を聞いて驚きながらそう言うとアルマはこう続けた。
「おそらく・・・あいつらは何かしらの薬を決めてるだろうな。」
「だけどよ・・・それがどうしたんだよ?」
「「??」」
アルマの言葉にカミトとエリスは何だと思った。
「未だ機竜は動けるんだぜ。それに俺はああいう糞ったれが大嫌いなんだよ!!」
アルマはそう言いながら「エクス・ワイバーン」を起動させるも機体自身が悲鳴を
上げており、あと一回戦えるかどうかである。
「それであいつらは?」
アルマがそう聞くとカミトはこう答えた。
「いま、ヴェルサリアが戦っている。」
「畜生が!!」
「何で当たらないのよ!?」
一方のヴェルサリアはと言うと、例の少女達と戦っているが少女達の攻撃を鎌で
往なした後に攻撃したり時には避けたり機竜息銃で牽制しながら戦っていた。
「貴様らは精霊の力に頼りっきりであったが故に自分を鍛えてないからな。
このように力づくでは出来ないのだ。」
ヴェルサリアは嘲笑しながら注意するも彼女達からすればムカつくしか言いようが
なかった。
「ふざけんな!」
「お前みたいな下級貴族生まれごときに私達があ!!」
彼女達の攻撃がさらに苛烈に特に金剛精霊は自身の体から剣を出してきた。
するとヴェルサリアのレイピアから竜声でカミトが通信してきた。
『ヴェルサリア!今大丈夫か!?』
「カミトか?どうした??」
『作戦があるんだ!!」
「・・・ナンダその内容は?」
『それは・・・・・・』
『行けるか?』
「・・・無論だ!!」
カミトの作戦を聞いてヴェルサリアはそれを了承して突っ込んでいった。
「何!」
「突っ込んできた!?」
少女達は身構えると・・・横からも何かが現われた。
「うおおおおおお!!!!」
カミトが『シラヌイ』を纏って現われたのだ。
「「何い!!」」
少女達が驚く中カミトは金剛精霊目掛けて攻撃した。
「きゃあああ!」
「!!」
「よそ見してよいのか!?」
「ちぃい!!」
そしてヴェルサリアは魔境精霊と対峙するような形になった。
「さあてとカミト、行けるか?」
「誰にもの言ってるんだよ?」
カミトとヴェルサリアは背中合わせでそう言うと二人はこう言った。
「「さあ・・・お前の罪を数えてもらおうか?」」
二人はまるで相棒同士が共に戦う戦士のようなセリフを言いながら相手目掛けて
武器を差した。
そして共に未来を掴もうと藻掻いた。