「「さあ、お前の罪を数えてもらおうか?」」
カミトとヴェルサリアがそう言って自分の武器を構えると二人の少女は激高してこう言った。
「ほざくな!」
「あんたら諸共殺しちゃうわ!!」
そう言ってお互い攻撃しようとすると・・・。
「「へ?」」
二人の少女は素っ頓狂な声を上げた。
鎧を纏った少女は槍を振りかざそうとするとヴェルサリアは「クローズ」の柄でそれを受け止めながら勢いを殺さずに避け、金剛精霊の方は殴ろうとした瞬間にカミトが
消えると足が何かに掴まれたように転んで行ったのだ。
「「きゃあ!!」」
二人の少女はそのまま転んでしまうとカミトとヴェルサリアは二人に向けてこう
言った。
「「さあ・・・早く立ち上がれ。」」
「「貴様あ!!」」
二人は更に怒り狂ったかのように攻撃し始めるがカミトとヴェルサリアはそれを
避けるだけである。
「[後どれくらいかかるんだカミト!!]」
ヴェルサリアは竜声でカミトにそう聞くとカミトはこう答えた。
「〈あと少し・・・あと少しだ!!〉」
そしてカミトは破壊された家の方を見てそう言った。
「〈頼んだぞ!アルマ!!〉」
「おい大丈夫なのかアルマ!!このままでは義姉上達が!?」
「うるせえぞ。少し集中させろ。」
エリスはカミト達の状況に急がせるもアルマは自分を落ち着かせるように意識を集中させていた。
「あいつらを倒す考えはない物か?」
カミトはエリス達に向けてそう聞いた。
おそらくあの少女達の精霊は何かしらの方法で強化(凶化?)されたのであろう。
カミトはそう思い作戦を立てようとしているのだ。
「あの鎧は遠距離攻撃を跳ね返し」
「あのデカブツはあの剣みてえな体でたたっ切る」
エリスとアルマはそう言うとアルマはある事を言った。
「ボスからの話じゃあもう少し時間がかかるようだ。だから俺達だけでここを
切り抜けなきゃいけないようだぜ。」
その言葉にカミトとエリスは暗い表情になった。
今の少女達の実力は正規の騎士でなければ太刀打ちできないというレベルに
なっており、さらに自分達の得手不得手を知っているためどう対処すればよいのか
見当が付かないのだ。
暫く考える中アルマはある事を考えた。
「なあよ・・・あいつらってコンビネーションで戦ってるんだよなア。」
「ああそうだ。だからこうやって対策を」
「おれにいい考えがある。」
「本当か!?」
アルマはある事を考えたようだがこうも言った。
「だけどこいつは賭けだぜ。失敗する確率が高いし俺自身もこいつを完全に会得したわけじゃねえんだ。」
「なんだそれは・・・?」
アルマの言葉にエリスは何事だと思い聞いた。
その名は・・・
「『クイックドロウ』三大機竜奥義の一つで神速の攻撃術だ。」
それは最強の一撃となれるか?