精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 やっと『シラヌイ』と『カオスブレイカー』の神装が出せる。


神装解放。

「はあ!!」

 ヴェルサリアは特殊武装「オーバーフォール」を使ってカミト目掛けて再び

突進してきた。

 「そう何度も同じ手が通じるかよ!」

 そう言いながらカミトはその攻撃を避けようとした。

 あの武器は剣と合体しているが剣は真っすぐの状態であったので避けやすいと

考えたのだ。

 然しそれを・・・軽く裏切った。

 避けた瞬間に剣が柄如曲がり、もう一つの鎌のようになったのだ。

 そしてヴェルサリアはそれを思いっきり引っ張った。

 「(カミト!後ろ!!)」

 「なあ!!」

 カミトは『シラヌイ』の警告を聞くも命中してしまった。

 「ガアア!!」

 カミトはそのままヴェルサリア目掛けて跳んで行くとヴェルサリアはもう一つの

武器を使って弾き飛ばした。

 「がは!」

 そしてまた飛んで行って壁に激突した。

 「・・・全く・・・とんでもねえ武器だぜ。」

 「(ああ。あの鎌を見ると完全に近接格闘戦特化型の機体だってのは分かるしそれにあいつの武器も長獲物だからな、相性が合致しやがってるぜ。)」

 カミトと「シラヌイ」がそう言いながら対策を考えていた。

 「(近接格闘型なら『清水』を使って「透明化」しながらやるのがベストだろうが

あいつらがそんなことに気づかないとは思えねえな。)」

 「それにヴェルサリアの精霊も遠距離戦が高いからそう言うのも察知されると

厄介だろうな。」

 恐らくヴェルサリアは足りない機竜戦での経験を精霊使いの経験で補っているの

だろうと少しやばいと考えた。

 そしてカミトは『シラヌイ』にあることを提案した。

 「『シラヌイ』、あれやるか?」

 「(あれって・・・おいおいあれは未だやったことすらねえ奴だぞ!!)」

 「だがやる価値はあるはずだ。」

 「(・・・・・どうなっても知らねえぞ。)」

 「ありがとよ。相棒。」

 カミトは『シラヌイ』と打ち合わせをした後カミトはもう一度立ち上がって闘技場に向かった。

 「少し遅かったなア、カミト。」

 「ああ・・・ちょっとな。」

 ヴェルサリアの言葉にカミトはそう返すとカミトは「玄海」を構えた。

 そしてヴェルサリアも「オーバーフォール」を構えた。

 「「・・・・・!!」」

 お互い一瞬の間にお互い武器を構えて突撃した瞬間・・・カミトは『シラヌイ』に

こう言った。

 「今だ『シラヌイ』!!」

 「(『修羅骸』!!)」

 すると次の瞬間・・・『カオスブレイカー』の反応が鈍った。

 「!?」

 ヴェルサリアはその現象に何だと思っているとカミトはヴェルサリアにこう言った。

 「よそ見するんじゃねえ!!」

 そしてカミトの攻撃は当たり、「オーバーフォール」の内の一本を斬り捨てた。

 『『『『『オオオオオ!!!!』』』』』

 その攻撃に客席で見ていた全員が驚いていた。

 「今の攻撃は何!?」

 「義姉上が一瞬・・・遅くなったような感じであったぞ!?」

 フィアナとエリスが今の攻撃について議論している中レオノーラはある仮説を

たてた。

 「・・・神装」

 「「??」」

 その言葉に二人は何だと思う中ファーレンガルト公がレオノーラにこう聞いた。

 「すまんがレオノーラ嬢。『神装』とは何だね?」

 そう聞くとレオノーラは持って来た本からその説明の所を参照した。

 「ええと『神装』と言うのはですね、『神装機竜』だけが保有することが出来る

特殊能力で用途は様々。然しそれは超常現象クラスであり周りの空間を操作したり

機竜に何かしらの能力や制限を与えることが出来ると様々な力を持っているのです。」

 「ですがそれゆえに『神装機竜』は一種類ずつしか存在されず、単一の武器でも

あるのです。」

 レオノーラの説明に対してフィアナはこう答えた。

 「それってつまり、強力な精霊の力を使っているって事?『軍用精霊』みたいな?」

 「まあそんな所ですかね。精霊で言えば上級ランクと言っても過言でもありませんがその分、体力を削られてしまうので使うことが出来るのは上級ランク者だけ

ですがね。」

 レオノーラの言葉に全員がなるほどと思っていた。

 「神装」とは奥の手でもあり最終手段でもあるのだがそれを使用したという事は

そうしなければ勝てる可能性が低いのだと察知したのであろうと思ったのだが

レオノーラはこう思っていた。

 「≪カミトさんの『シラヌイ』が出来るようにもしかしたら『カオスブレイカー』も

出来るという事も考えたらいけませんね。≫」

 レオノーラはそう思いながらも決闘を見守っていた。

 

 

 

 

 

 「くおのお!!」

 「おっと。」

 ヴェルサリアの攻撃に対してカミトは余裕の表情で躱した。

 すると肩で息をし始めたヴェルサリアがカミトにこう聞いた。

 「お前・・・私の『カオスブレイカー』に何か特殊な事をしたな?」

 そう聞くとカミトはこう答えた。

 「ああそうだ、相手の機竜の機構に侵入して弄って機体の制御を乱す。それが

『シラヌイ』の神装」『修羅骸』。」

 そう言いながらカミトは「玄海」を構えるとヴェルサリアに対してこう聞いた。

 「降参しろ、ヴェルサリア。今の状態で俺に勝つことは」

 「断る!!やっと戦えるのにそんな程度でリタイアなど私はしたくない!!」

 ヴェルサリアはそう言いながら構えると『カオスブレイカー』はこう提案した。

 「[ならば我も奥の手を使おう。]」

 「ああ・・・こんな所で負けるのは癪だしな!!」

 そう言うと二人は奥の手を使った。

 「[『デュ二ヴァース』!!]」

 すると『シラヌイ』の力が・・・落ち始めた。

 「!!如何した『シラヌイ』!!?」

 「(分からない・・・機体が・・・力が・・・出ねえ!)」

 それを聞いたカミトはヴェルサリアに対してこう聞いた。

 「それがお前らの奥の手か?」

 「そうだ、相手の『神装』を無力化する力。それが『カオスブレイカー』の『神装』『デュ二バース』。」

 そう言うとお互い武器を構えなおしてこう言った。

 「となると・・・」

 「最後は・・・」

 そしてお互い・・・武器を振りかぶった。

 「「一騎打ち!!」」




 「修羅骸」
 相手の機竜の機構を操作して相手の力を狂わすことが出来る。
 「デュ二バース」
 相手の神装機竜の神装を無効化することが出来る。
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