「やはりここにいたのだな、ヴィヴィアン・メローサ。」
「あらお久しぶりですね。先生♡。」
闘技場から少し離れた裏路地でグレイワースはヴィヴィアン・メローサに会った。
然し当の本人は彼女の顔を見てもいつも通りな感じそう答えた。
「貴様か?この間二人の女生徒達にあれを植え付けたのは?」
それを聞いたヴィヴィアン・メローサはこう答えた。
「ええそうですよ。どうでした彼女達のあのチカラは?」
そしてグレイワースはこう返した。
「一言でいうなら嘗ての貴様の研究がここまで進歩したのには驚きを隠せないな。」
だがとグレイワースはこう続けた。
「私の大切な学院生に手を出したことに対しては・・・お仕置きする必要がある。」
そう言うとグレイワースは右手から自身の契約精霊でもある・・・魔精霊を出した。
「久しぶりの食事だ、伯爵、思う存分に喰らうがよい。」
すると魔精霊がヴィヴィアン・メローサに飛び掛かろうとした瞬間・・・
その間に誰かが割って入った。
「!!待て伯爵!!」
グレイワースは魔精霊にそう命令した。
そこにいたのは・・・話に出ていた女生徒達であった。
「何故ここにいる!?貴様らは確か朝一番に来た帝国からの人間が・・・!!」
グレイワースは何か悟ったかのようにヴィヴィアン・メローサを睨みつけると彼女はあっけカランにこう答えた。
「ああ、彼らは確かに殺したけどやったのは私じゃないわよ。」
「・・・彼女達よ。」
ヴィヴィアン・メローサはちょろっと舌を出してそう言うと懐からある物を出した。
それは少しアンティ―クな感じの角笛であった。
「何だそれは?」
グレイワースは魔精霊を剣に変えてから聞くとヴィヴィアン・メローサは笑いながらこう答えた。
「ウフフ、面白い実験ですよ。」
そして角笛を口に・・・当てて音を出した。
ピィイイイイーー!!
角笛から音が出た瞬間・・・ある事が起きた。
「!・・・何だ!?」
グレイワースは女生徒達の方を見ると女生徒達の体がうねる様に何かが蠢いていた。
「「グアアア・・・・グぎぃあアアアアアア!!!!!」」
そして女生徒達の体から・・・翼が生えた。
そして服がビリビリト破れながらもそれは変出していった。
体は黒く染まり、両手両足には鋭い爪が、顔は最早人ではないものとなっていった。
そして彼女達に埋め込まれていた魔境精霊と金剛精霊の体がその体に
纏わりつくように同化していった。
「何だ・・・これは」
グレイワースはそれを見て何だと思っていた。
人間だった彼女達がまるで・・・化け物に姿を変えたのだ。
「さあて・・・どうします?グレイワース先生♡」
そう言いながらヴィヴィアン・メローサは角笛を吹いた。
さあ・・・実験再開だ・・・