精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 マギアルカは何処に行ってもやってそう。


商売は何処でもできる。

「オルデシア帝国代表〈チーム・スカーレット〉のお部屋はこちらになります。」

 姫巫女はそう言って部屋の前に案内してくれた。

 「何か御用の際には気軽に」

 「ああ、ちょっと良いか?」

 「はい、何でしょう?」

 カミトは姫巫女にこう質問した。

 「俺の部屋はどうするんだ?まさか一緒なんてことはないだろう?」

 そう聞いた。

 何せカミトは世間的には「魔王の後継者」と呼ばれているのだ。

 そんな人間を一緒にさせるなどどうだろうと聞いた。

 すると姫巫女はカミトを見ずにこう言った。

 「そちらの方は既に別室」

 「それってボロの倉庫部屋の事か?」

 「!!何者です」

 突如何処からか声がしたのを聞いて姫巫女は驚きながらも声の合った方を向くと

そこにいたのは・・・。

 「「「「「アルマァ!!」」」」」

 アルマがそこにいた。

 「どちらでしょうか?ここは関係者以外立ち入り禁止のはずですが?」

 姫巫女はそう言って警戒しているとアルマは懐から1通の手紙を差し出した。

 「何ですこれは?」

 姫巫女がそう聞くとアルマはニヤッと笑ってこう答えた。

 「前々回優勝者『グレイワース』の書簡さ。」

 「!!」

 「既にもう一通のはあんたの上司に渡してるぜ。」

 姫巫女は奪い取るかのように書簡を読むと・・・フルフルと震えていた。

 「そう言う事だ。」

 するとアルマはニッコリと笑ってこう続けた。

 「カミトは俺達『ヴァンフリーク商会』が預かることとなったが安心しろ。

あんたらのカミトに対する処遇は目を瞑るが・・・・」

 するとアルマは姫巫女の耳元に近寄ってこう警告した。

 「・・・次はネエゾ。」

 「ひいい!!」

 アルマの言葉を聞いて姫巫女が怖がったのを見てニヤリと笑ったアルマは

カミトに向けてこう言った。

 「それじゃあ行くか、荷物はこっちに用意済みだからな。」 

 「おお。」

 カミトはアルマの言葉を聞いて着いていくと・・・アルマは

思い出したかのように姫巫女に向けてこう言った。

 「ああ、それとそこの姫さん。」

 「あ、ハイ!!」

 「家のボスから伝言で『禊するならいい物提供するぞ』だから取り合えず

全員集合させといてくれないか?」

 「ア、ハイイイイイイイ!!」

 姫巫女は慌ててそう言って消えるように走り去って行くのを見送ったのを

見た後に今度はレオノーラに向けてこう言った。

 「レオノーラ、お前のドレスだけどこっちで用意してるから後で来いってさ。」

 「あ、はい。分かりました!!」

 それを聞いた後今度こそアルマはカミトと一緒に出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まあ、取敢えずはここが俺達の本部扱いかな。」

 そう言うとアルマはカミトを送ってくれた飛空艇に連れて行った。

 然しよく見ると幾つか忙しそうであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねえ、これってどこだっけ?」

 「それは確かあっちの試着室よ。」

 「これは何処だったっけ?」

 「ああそれは違う!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何か忙しそうだな。」

 「まあな、マギアルカ様の親友の国で最近流行の奴らしくてな、

水遊びするならこれだって話だぜ。」

 「へえ?」

 カミトはアルマの言葉を聞いてそう返事した。

 そして船内に入って船室の一つの扉の前に着いた。

 「ボス、カミト連れてきたぜェ。」 

 「うむ、それなら入って良いぞ。」

 マギアルカの言葉を聞いてアルマとカミトは部屋に入った。

 するとそこにあったのは・・・。

 「おお、すまんのう。もう少しで終わりそうなのじゃ」

 膨大な資料にサインしているマギアルカであった。

 暫くすると・・・。

 「ふう、終わった終わった。あ、ゆっくりくつろいでおけ。当面はこの船が

お前の部屋扱いじゃ。」

 そう言いながらマギアルカはロロットが淹れてくれた紅茶を飲んでいた。

 するとカミトはマギアルカに向けてこう聞いた。

 「なあ、どうして俺はこの部屋なんだ?まあ、倉庫じゃねえから助かるが」

 そう聞くとマギアルカはククククと笑いながらこう答えた。

 「ああ、簡単な話じゃよ。グレイワース曰く『姫巫女共は極端に男との接触を断っているから恐らくカミトに対して何らかの問題をおかしかねんから』との事じゃそうじゃ。」

 「グレイワース・・・。」

 「【あいつもなんだかんだ言ってお前の事結構心配してたんだな。】」

 グレイワースの言葉をマギアルカ経由で聞き、カミトとシラヌイは

そう思っていた。

 「じゃから当面はここで寝ておけ。試合日には必ずお前さんを送ってやるから

心配せんでもよいわい。」

 そう言うとマギアルカはある物を出してカミトにこう聞いた。

 「ほれ、これやるから禊するならそれに着替えておけ。」

 「?」

 カミトは突如マギアルカから渡されて驚くがモノを見て更に驚いた。

 「おい、これって・・・パンツじゃねえか!?」

 確実と言っていい程パンツであったのだ。

 するとマギアルカは・・・笑いながらこう言った。

 「フフフフフフ、戯けめ。それは下着ではないぞ?よく見ろ。」

 そう言うので見てみると・・・・。

 「あれ?これよく見たら・・・。」

 「【カミト達が来ている装衣に似てるな。】」

 そう、シラヌイの言う通り装衣によく似ているのだ。

 すると外から声が聞こえた。

 「如何やら来たようじゃのう?」

 マギアルカはそう言うと・・・少し目をきつめにしてこう言った。

 「さてと・・・商売といこうかのう?」

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 船の外には今回の出場選手たちがごまんといた。

 「ねえ、これって何なのかしら?」

 「禊関連と聞きましたが?」

 「何なのかしら?」

 周りの少女達が何やらそうひそひそ声が聞こえていた。

 その中でヴェルサリア達はこう耳打ちしていた。

 「どう思う?」

 「どうでしょうね?ですが・・・。」

 ヴェルサリアとレオノーラは何やら話をしていた。

 そしてエリスとフィオナはと言うと・・・。

 「これは何かの儀式か何かか?」

 「あのマギアルカさんがそんなことすると思う?」

 エリスの言葉に対してフィオナは無いと思っていた。

 すると暫くして・・・マギアルカが出てきた。

 「え、あの人って確か」

 「ええ、私達をここ迄連れてきた人たちですわ。」

 それぞれそう言っていると突如マギアルカが全員に向けてこう聞いた。

 「よくぞやってきたのう?選手たちよ。」

 マギアルカは前振りを言うと本題に入った。

 「お主等はこれから禊をするが・・・それだけじゃとは思ってないよのう?」

 そう聞くが全員確かにと思っていた。

 大体こう言う時は一部を除いてはリフレッシュを兼ねて遊ぶこともあるのだ。

 するとマギアルカはこう言った。

 「そういう者達にお勧めするのが・・・これじゃあ!!」

 そう言ってマギアルカは少女たちの目の前にある布を剥ぎ取った。

 そして出てきたのは・・・。

 「え!何あれ!?」

 「下着・・・でしょうか?」

 「けどよく見たら綺麗。」

 少女たちがそう言っているとマギアルカはそれについてこう説明した。

 「これはとある国で今流行している水遊び用衣服『水着(ウオータードレス)』じゃ!!」

 「これを着た状態なら幾ら濡れても大丈夫!たった一日干すだけで大丈夫じゃ」

 「それに今年は男性もおるからのうそう言うことに対しての対応も

兼ねているのじゃが・・・。」

 「お主等着たいと思わんか?今なら無料で貸してやるぞい?」

 そう聞くと少しして・・・全員・・・水着に群がってきた。

 「すいません!これ貸してください!!」

 「ちょっと、それ私のよ!!」

 「ああ、それ私が狙っていましたのよう!?」

 それぞれそういう中ヴェルサリア達はというと・・・。

 「まあ、こうなる訳だな。」

 「ですね。」

 「ね、言ってた通りでしょう?」

 「ああ、確かにな。」

 ヴェルサリア、レオノーラ、フィオナ、エリスがそれを見てそう言った後に

こう言った。

 「さてと、我々も選んでおくか。残ってたのは嫌な予感しかしないからな。」

 「そうですね。」

 「なら私もう!」

 「な、それならば!!」

 そしてお互いも水着を選びに行った。




 さてと・・・湖は少し端折りそうだな。
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