精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 港って・・・磯臭いよね。


港の散歩

 「う・・・ううん。」

 カミトはハンモックの上で起きた。

 ハンモックの上で寝るのには少し訓練が必要であるのだが何とか寝れた後に

起き上がって着替えようとしていた。

 『大丈夫なのかよ、カミト?』

 シラヌイがそう聞くとカミトはこう答えた。

 「ああ、少し寝たら体が楽になった。後でお前のいる部屋に行って

調整しなけりゃあな。」

 『ああ、それはさっきまでここの連中がやってくれてな。おまえがやることなんて殆どネエゾ。』

 カミトの言葉に対してシラヌイがそう言うとカミトは手持ち無沙汰だなあと

思っていると扉からノックする音が聞こえた。

 「カミト、今大丈夫か?」

 それと同時にヴェルサリアがそう聞くとカミトはこう答えた。

 「!ちょっと待ってくれ!!今着替えてるんだ!!?」

 そう言うとヴェルサリアはこう答えた。

 「そ、そうか!着替え終わったらもう一度言ってくれ!!」

 そう言うと少し離れていく音が聞こえた。

 『早く着替えろ。』

 「分かってるよ。」

 シラヌイの言葉に対してカミトはそう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 暫くして着替えてからヴェルサリアが入室するとこう言いだした。

 「外に出るぞ。」

 「は?」

 何言ってんだと思っているとヴェルサリアはこう言った。

 「フィオナに聞いたんだが今エストはその呪いに縛られていて

身動きできんようだ。」

 「そっち方面は知り合いに頼むらしいから気分転換に外に出ないか?」

 気がまぎれるぞと言うとこう続けた。

 「それにこのラグナ・イースには〈神儀院〉の管理する古代図書館

【ビブリオン】がある。」

 「ビブリオン?」

 何だそれはと聞くとヴェルサリアはこう言った。

 「聖域に展示されている図書館は学院の封印図書館にも展示されていない

遺物級の資料が数多く秘蔵されている。」

 「エストは古代の聖剣に封印されていとしたら?」

 ヴェルサリアがそう聞くとシラヌイがこう答えた。

 『そうか!アイツは元々〈デモン・スレイヤー〉系の精霊だったから!!』

 「・・・エストに関して何か記述されていることがある・・・

そう言う事だな!!」

 カミトはそう言いながらヨッシャと声を荒げた。

 微かにだが希望が見えたことにカミトはやっと笑うとヴェルサリアは

こう続けた。

 「それじゃあその・・・カミト?」

 「?」

 「ここは・・・その・・・だな・・・/////」

 ヴェルサリアは何やら指を絡ませながら何か言いかけると後ろから・・・

声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・何してるんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 「「!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 二人はそれを聞いて驚きながら後ろを見るとそこにいたのは・・・。

 

 

 

 

 

 「「レオノーラ!?」」

 「ええ、いましたよ。」

 レオノーラがそう言うと腰に差している短剣型ソードデバイスの

メイルストームがこう言った。

 ≪申し訳ありません。何せ聞き耳立てていたらしくて.≫

 そう謝りながら言っていた。

 そしてレオノーラがこう言った。

 「其れでしたら私も御同行しても・・・良いですよね?」

 手は多いほうが良いですしねと・・・少しどすの効いた声で言った。

 それを聞いて二人は・・・まあヴェルサリアはいやいやながら・・・了承した。

 

 

 

 

 

 

 制服に着たカミトを連れて3人は港に来ていた。

 聖域にある古代図書館はここから少し離れていて通り道なのだが周辺では簡素な木造の建物が並び立ち、商店街のような賑わいを見せていた。

 何せブレイドダンスを見るために来た観覧者や出場者をねぎらう為に飲食施設や遊興施設が所狭しと並び立っていた。

 そしてその1角に・・・ロロット達も店を構えていた。

 然も・・・水着店。

 「お前ら何やってんだ?」

 カミトがそう聞く中でロロットがこう言った。

 「ああ、カミト様起きられたんですね。」

 「まあ・・・あそこにいたところでさ・・・エストが帰ってくるわけ

じゃあ・・・ないからな。」

 カミトは少し暗い表情でそう言うとロロットもそうですかとそう答えた。

 あまり深く聞いてこなかったのでカミトは安心している中何してるんだと聞くとロロットはこう答えた。

 「ああ、本来でしたらマギアルカ様もいる予定でしたが・・・その・・」

 「?」

 「如何やら他国において機竜の事で色々と取引や資金援助、軍創設における

教官についてなどで話し合いに駆り出されているらしくてそちらに

出ずっぱりのようです。」

 「・・・成程な。」

 カミトはそれを聞いて納得した。

 機竜の存在は他国からすればとんでもないくらいに価値があるのだ。

 精霊に頼らずに然も安定した性能と、何よりも・・・男も使えるという

利点を考えればと思うとはははとカミトは乾いた笑いをした。

 するとロロットがこう言った。

 「そう言えば皆さんは何か御用でも?」

 そう聞くとカミトはこう答えた。

 「ああ、エストの手掛かりを探すために古代図書館にな。」

 そう言って向こうにある建物に指さすとロロットも承知してこう言った。

 「其れでしたら何か・・・収穫がある事を祈ってます。」

 そう言って別れた後でしばらく歩いていると・・・ある店を見た。

 「あれは・・・『ラ・パルフェ』じゃないか?」

 ヴェルサリアがそう言いながらその喫茶店を指さすとレオノーラもこう言った。

 「ああ、帝国で有名なお店でしたよね・・・あそこのケーキって噂じゃあ

結構美味しいって話ですよ。」

 レオノーラはそう言いながら涎を垂らしていた。

 するとヴェルサリアがこう言った。

 「カミト、〈神儀院〉から聞いた演目について話したいからあそこで話すぞ!」

 「お・・・おお。」

 カミトはそれを聞いてそう答えると2人によって連れて行かれた。




 さてさて・・・次回は果たして?
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