ルミナリスが№36を吸収してしまったがために得た精霊。
本来は剣だけであったが更に頭上に巨大な浮遊遺跡が現れた。
能力は魔精霊の破壊だけではなく、魔力等の防御が出来るようになった。
「・・・分かりましたか私の一部。」
そう言ってもう一人のエストはエストに向けてそう言った。
「アレイシアは裏切られたのです。他ならぬ・・・アイツらによって。」
そう言うとこう続けた。
「もう仲間だと思っている人間が裏切られ、そして失う恐怖を味わいたくは
ありません。」
だからと言って手を差し伸べた。
今ならばまだ戻れると・・・そう言うように。
然しエストは・・・その手を・・・取らなかった。
「?・・・何故」
そう聞くとエストはこう答えた。
「貴方の気持ちは分かります。だから私は・・・カミトの下に行きます。」
「・・・それでまた失う事になったとしても?」
そう聞くとエストはこう答えた。
「大丈夫です。カミトの守る人たちに悪い人はいません。」
「それに・・・貴方の知る騎士たちも最後まで守ろうとしていました。」
「・・・・・」
「だから・・・行きます。」
そう言ってエストは光となって消えると・・・近くにいた船も動いた。
まるでエストに・・・反応するかのように。
そして浮上していく船を見守りながらもう一人のエストはこう呟いた。
「何故あの子はそれでも信じようとするのでしょう?」
分かりませんと言うと・・・声が聞こえた。
--それはあいつがお人よしだからだろ?
「?」
誰だと思ってもう一人のエストは周りを見渡していると・・・一人の・・・人型の影が見えた。
--あいつも同じだ。
--何度裏切られようが自分の信じた道を進んで・・・そいつの心を
掴んじまった。
--多分そいつも・・・同じ奴なんだろうな。
そう言うと人型の影はナニカを出して・・・こう言った。
--ま、なんかあった時に備えてと思えば良いか。
そう言うと影から現れた青い光はエストに向かって行った。
そして人型の影はこう言って消えた。
--・・・『かっとビング』だぜ。
じゃあなと言って人型の影は消えていった。
「貴方の目的は何ですか?」
エストは船に向かってそう言うとそこから・・・黒騎士が現れると
エストを見て・・・手を差し伸ばした。
「・・・・」
「-----」
「分かりました。」
エストはそう言って黒騎士の手を掴むと・・・エストの中に
取り込まれていった。
そして紅い世界にあった船に張り巡らされていた鎖が・・・解き放たれた。
「ナンダ!!」
ルミナリスはそう言ってカミトから離れていった。
すると眩い閃光を放つ右手を差し伸ばしてカミトはサモナルを紡いだ。
「--汝、冷徹なる女王、魔を滅する聖剣よ」
「--今ここに!!」
そう言いかけるとカミトの脳裏にあの船が見え・・・紡ぐ言葉が頭に浮かび、
唱えた。
「満たされなき魂をその剣に宿し、光すらも届かぬ深淵から我が手に集え!!」
するとエストの精霊刻印に・・・数字が浮かび上がった。
そう・・・「101」が。
そして門から現れたのは・・・白銀の髪を靡かせ・・・両手両足に鎖を
巻き付けた・・・エストが現れた。
「エスト!!」
カミトはそう言ってエストに手を差し伸べるとエストはその手を掴んで
こう言った。
「カミト、私は貴方の・・・思いに答える剣。」
その力を望むがままにと言ってエストは着地するとルミナリスはこう言った。
「ヤットホンキヲダシてクレルヨウダナア・・・!!」
ルミナリスは三日月のような笑みを口で浮かべるとこう続けた。
「サア!!ツヅケルゾ!!」
そう言うとエストはそれを見てこう言った。
「カミト、彼女の中に何かが蠢いています。」
そう言うとカミトはこう返した。
「ああ、何とか正気を取り戻して欲しいんだがな。」
するとエストがこう提案した。
「あの、カミト。私に考えがあります。」
「?」
カミトはそれを聞くとこう聞いた。
「出来るか?」
そう聞くとエストはこう返した。
「はい。」
信じてますと言ってエストは自らのエレメンタルバッフェを展開した。
その形状は・・・いや、見た目から変わっていた。
片方に刃が付いた剣であるエストの剣は峰部分は黒く、そして何よりも柄の
下部分にあの船の形を模倣したような形の装飾が施されていた。
その姿は正しく白と黒の剣。
新たなる姿。
・・・サイレント・オナーズ・アーク・エスト。
魔王殺しから・・・多くの命を運ぶ方舟となった。
「行くぜ、ルミナリス・セイント・レイシエード!!」
カミトはそう言いながら片手で構えるとルミナリスはこう言った。
「コイ!レン・アッシュベル---!!」
そう言って剣を構えて・・・同時に走った。
「「おオオォォォォああアアアアアアアア!!」」
お互いが神威を使って地面を捲り上げるかのように走りこんでお互いの
距離が詰めたその時・・・・!!
「今ですカミト!!」
「ウおらああ!!」
カミトは柄の下にある装飾を掴むとそこから・・・鎖でつながれた
装飾と同じ分銅が出てきてそれをルミナリス目掛けて投げた。
するとルミナリスの体はそれを・・・弾くことなく巻き付かれた。
そして頭頂部にある遺跡から光が・・・無くなった。
最後にカミトはこう言った。
「これが俺とエストの・・・俺たち二人の力だアアアアアアアア!!」
そして・・・ルミナリスの魔装『殲魔の聖剣』から姿を変えた
『殲魔の守護聖剣(ミュルグレス・ヒューカス)』が・・・砕け散った。
サイレント・オナーズ・アーク・エスト
テルミヌス・エストが進化した姿
№101を吸収して得た姿。
手足の鎖はその際に出来たもの。
柄から分銅が出せるようになったため攻撃パターンが増えた。
特殊な能力を幾つか使えるようになっているがそれは未だ不明