「女の子のって・・・まさかそいつはレスティア!?」
カミトが間違いなくと言った感じでそう聞くとフィオナはこう続けた。
「ええそうよ、監視精霊によれば間違いなくね。
それで貴方はどうするのかよ?」
カミトに向けてフィオナがそう聞くとカミトは左手にある契約の証を摩っているとヴェルサリアは取敢えずと言ってこう締めくくった。
「兎にも角にもだ、そいつがその闇精霊だとしてだ、情報が少ない以上は
相手にしない事が得策だが良いなカミト。」
「ああ・・・分かっている。」
カミトはヴェルサリアの言葉を聞いてそう答えるとエリスがこう言った。
「それに今は情報収集が主だっているとはいえ拠点に籠って
身動き取れないでは本末転倒だ。」
それを聞いてそうだよなあと全員が同じ気持であった。
決勝戦に駒を進めるためには魔石を集めなければならないのだが
現在スカーレットナイツが保有している魔石はバルスタン王国から分どった3つ。
たったこれだけで決勝戦にはいけない、そう、1週間後の終了まで
生き残っていたとしてもだ。
「エリス、もう一度偵察用の精霊を使ってくれ。
今度は『チームインフェルノ』以外のチームに対して偵察して拠点の出来次第では
こちらから仕掛ける。」
「分かりました義姉様。」
そう言ってエリスは精霊を呼び出そうとすると・・・何かが来るのが見えた。
「あれは・・・偵察用の精霊・・・いや、違うな。」
ヴェルサリアはそう言ってその精霊・・・翼を生やした兎を見てそう言うと
その兎が降りるや否や口に加えている何かをヴェルサリアに渡すと兎は何処かへと去って行った。
「こいつは手紙か?」
そう言って何だと思い手紙の封を開けて確認すると中に入っていた
手紙を読んで・・・ヴェルサリアは目を見開いていた。
「一体何が書かれていたんだ?」
カミトがそう聞くとヴェルサリアはこう答えた。
「同盟の提案だ、相手は『ロッソベル公国』。」
「同盟・・・だと?」
『我ら《ロッソベル公国》所属、《破烈の師団》は故合って汝らと同盟を
結びたく手紙を綴るものとする。2時間以内に所定の場所にテ会合されたし、
師団長《ミラ・バセット》。』
「と書かれているが何故我々なのか詳細な事は書かれていない、
書かれていたのは場所と制限時間だけ。罠の可能性が否めないな。」
ヴェルサリアはそう言って全員に対してどうするのかと聞いた。
何せ相手は国を興して歴史は浅いがブレイドダンスは2度目だが高位の聖精霊を使役できるといういわばダークホースとも言われている。
そんな彼女たちが自分たちに対して同盟を持ち掛けるともなれば
何か裏がありそうだなあとそう確信しているが証拠がない以上疑うにしても
時期尚早とも思えるであろう。
それにテンペストは勝ちあがれるチームは上位4チーム迄、こんなに初期からの同盟等前例がないどころかこのテンペストに於いて同盟など皆無で大体が
全滅するまでの試合形式である。
「罠か否かはさておいてだがこんなに速くとは私も予想外だ、つまる話彼女達に我々ですら予想が付かない事が起きていると考えた方が不思議であろうな。」
「まさか・・・壊滅って事でしょうか?」
「「「「!!!!」」」」
レオノーラの言葉を聞いてカミト達はまさかと思っているがブレイドダンスでは何が起きるか予想が付かないのが普通。
詰まる話彼女達に何かあったという事だ。
「先ずは皆の考えを聞きたい。」
ヴェルサリアはそう言って先ずはレオノーラに聞いた。
「私は・・・これは罠の可能性が高いです。ドラグナイトの養成学校に
通っていた時ですが会談中に奇襲を受けることを想定した訓練もしていたので多分それではないかと」
「ああ、貴様の話は参考程度にしよう。」
「聞いて何ですけど酷くありません!?」
保留
次にエリス。
「私も同意見です、待ち伏せも視野に置いた方が良いかと。」
「ふむ・・・つまる話がレオノーラの同意見だな。」
次にフィオナ。
「私はこれって罠じゃないかもしれないわね。」
「その理由は?」
「確かにこんな初期に同盟を組もうとしているあたり向こうでも
何かあったって事なのかもしれないわ。それに露骨過ぎよ、私だったら
もう少し上手く書いておびき出させるわね。」
「おびき出させる・・・その目的は?」
「拠点の襲撃ね、そして他の所と戦闘になったら疲弊したところから
魔石を奪えば良いんだしけどこの文脈を見るにそれすら感じないから私は取敢えず行ってみる価値はあると思うわ。」
「詰まる話が会議に賛成だな。」
そしてカミト。
「俺はこういうのは分からないけど取敢えずは聞いてみるのも
良いかもしれないぜ?レオノーラが言ったように全滅しているんだとするなら
相手とそいつが使っている精霊の特徴が分かるから情報の共有ぐらいは
出来るはずだ。」
「ふむ、賛成と反対が見事に真っ二つともなると皆の言葉を組んで
取敢えずは・・・
行って見る。其れしかあるまい。」
そう言うとヴェルサリアは捺印されている《ロッソベル公国》の紋章印に
手を触れて精霊語を唱えると小さな土の精霊に姿を変えて森の向こうに
走っていった。
そしてヴェルサリアはさてとと言ってこう続けた。
「それでは次に・・・会談の面々を決めよう。」
次回は誰を行かすか。