精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 戦闘の続きです。


同盟

カミトは上空にいるレスティアを見て苦々しい表情であったがこう聞いた。

 「そいつが新しい契約者か?」

 そう聞くとレスティアはムッとした表情でこう答えた。

 「冗談はやめて。私はいつだってカミトのものよ。貴方が望みさえすれば。」

 「それじゃあこいつ・・・いや、何だアレハ?」

 カミトは黒騎士を指さしてそう聞くとレスティアはこう返した。

 「これは『ネペンテス・ロア』・・・嘗ての魔王の後継者よ。」

 「『魔王の後継者』・・・だと!?けど俺がいた教導院じゃ」

 「或いは魔王の意志とでも呼ぶべきかしらね。とはいえ、流石に今の状態じゃ

力不足が否めないからもう少し贄が必要なんだけどね。」

 「一体それはどういう意味だ!!」

 エリスは怒り心頭でそう聞くがレスティアは詠唱しながらこう言った。

 「貴方はお呼びじゃないから・・・ここで消えなさい。」 

 そう言いながらレスティアの人差し指の先端から・・・黒い雷球が

生み出されていた。

 それを見たカミトはヤバいと感じていた。

 「(あれは闇魔法の上級クラス『ヘルブラスト』!中級クラスの精霊が

灰に成る程だ、生身の人間なら猶更だ!!)」

 そしてレスティアはそれをエリス目掛けて放つとカミトはエストの柄から

鎖分銅を使ってエリスの前に立ってそれを回し始めた。

 鎖はあらゆる能力を無効にできる為もしかしたらと思ったが・・・

矢張りそうは問屋が卸さなかった。

 「アアアアアアア!」

 全身に激痛が走り、カミトは意識を飛ばされ其の儘・・・崖に向かって

吹き飛ばされて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「させるかぽん!」

 落ちる手前でぽんたが現れて落ちそうになるカミトを掴むと刀を抜刀してそれを岩肌に突き刺して・・・落ちるのを食い止めた。

 「カミトーー!!」

 エリスは崖下で失神したカミトを見つけるとエリスはシグルドを召喚して

ぽんたの方目掛けて飛ばした瞬間に・・・糸の様な鎖がエリスに襲い掛かった。

 「うぐ」

 「一人だと高が知れているけどまあ贄にはなるわね。」

 レスティアはそう言って『ネペンテス・ロア』に神威の吸収を

命じようすると・・・今度は黒い雷が『ネペンテス・ロア』目掛けて

攻撃してきた。

 「馬鹿な!一体どうして!?」

 レスティアは何故とそう思っている間に解き放たれたエリスに向かって・・・

ミラ・バセットが走って救出に来た。

 ぴえー!

 シグルドがぽんたと共に上空に上がるとミラ・バセットは・・・林から現れた

もう一人のレスティア・・・いや、コピーレスティアが現れるとミラ・バセットはこう命令した。

 「最大出力でここら辺一帯を爆炎で目隠しして!」

 そういった瞬間にコピーレスティアが辺り一帯を黒雷で破壊させまくると

そこから煙が立ちこみレスティア達の視界を遮った。

 「ちぃ!これじゃあ見えないわ!」

 そう言いながらレスティアは煙が晴れていく事から確認してみるが・・・

既にカミト達は何処かへと立ち去った後であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぐ・・・ああ・・・・・アアアアアアア!」

 焼けるような凄まじい激痛の中でカミトは目を覚ました。

 「ハアア・・・ハアア・・・ハアア・・・かハア。」

 両手の爪を皮膚に食い込ませようとすると・・・既に治療が

行われた後であった。

 そして隣には・・・レスティアの姿が見えた。

 「レスティア!?・・・いや、君は誰だ?」

 カミトはレスティアに似た少女を見て誰なんだと聞くとニコニコと笑って

何も言わないレスティアを見て何だと思っているとどたどたと扉の向こうから

足音が聞こえてそして音が止まった瞬間に・・・扉が開かれた。

 「カミト!大丈夫か!?怪我は!!」

 エリスが何かを持って来てカミトの体の心配をしているとカミトはこう答えた。

 「イヤ大丈夫だ、・・・悪いな守れなくて。」

 「何言っている!お前があの時守ってくれたから何もないのだぞ!!」

 エリスが涙ながらにそう言ってカミトの手を握っていると・・・

カミトは頬を掻きながらこう言った。

 「いやそのな・・・その・・・手。」

 「手?・・・あ。」

 エリスは自身がカミトの両手を握っているのを見て慌てて引っ込んだ。

 そして2人に間に少し桃色な空気が漂うのを感じると・・・

外から声が聞こえた。

 「目が覚めた?カゼハヤ・カミト。」

  「!?」

 カミトは突如現れたオッドアイの少女を見て誰なんだとエリスに聞くと

エリスはこう答えた。

 「彼女の名は『ミラ・バセット』。《破烈の師団》の師団長だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここは一体何処なんだ?」

 カミトはエリスが作ってくれたご飯を食べながらそう聞くと

ミラ・バセットはこう答えた。

 「ここはあの遺跡の上流にある森の中、そこを私達は倒れた木とかを再利用して作った砦よ。一日かかったけど上手く出来ているでしょ?」

 「これをたった一日でか?」

 カミトはそれを聞いて唖然としていた。

 何しろ少し凝った造りの建造物だからだ。

 「近くに洞窟があったからそこを作戦上の拠点にして、ここは近くにある遺跡の監視所も兼ねているからね。」

 そう言いながらミラ・バセットはさてとと言うとこう説明した。

 「あの黒騎士、貴方達はどう見る?」

 「「!!」」

 それを聞いて2人は驚きながら思い思いの言葉を放った。

 「何と言うかあれは・・・気味の悪いナニカだったのは間違いないな。」

 「ああ、それにどう考えてもあれは人間じゃねえっていうのは分かった。」

 エリスとカミトの言葉を聞いてそうねとミラ・バセットはそう言うと

こう続けた。

 「あれは間違いなくブレイドダンスにいてはいけないナニカだと

そう思っている。だから皆と話し合った結果この同盟を思いついたの、

内容は・・・分かっていると思うけど言うわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの黒騎士を討ち取るために貴方達と同盟を組みたいの。」




 そして同盟の結果。
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