精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 ネペンテス・ロア戦開始。


ネペンテス・ロアバーサスカミト

「!!」

 「どうしましたフィオナ?」

 レオノーラは突如真剣な表情をしたフィオナを見てそう聞くとフィオナは

こう答えた。

 「如何やら敵が来たようね。」

 『『!!』』

 それを聞いて全員が驚いているとフィオナは辛そうな表情でこう続けた。

 「この感じは多分・・・あの鎧ね、吐きそうだわ。」

 そう言うとミラ・バセットとカミトは互いのチームに向けてこう言った。

 「皆、フォーメーションをとって、いつも通り・・・とはいかないだろうけど

近くの人間とコンビ組んで!」

 「「「「ォォォォ!!」」」」

 「俺達が前衛だ!気を引き締めるぞ!!」

 「「「「ォォォォ!」」」」

 全員が声を出して前面に出てみるとそこで目にしたのは・・・

あの黒騎士ネペンテス・ロアであった。

 そしてもう一人・・・上空にいた。

 「嬉しいわカミト、邪魔者が何人かいるようだけど仕方ないわね。」

 レスティアが上空でそう言うとカミトはこう返した。

 「そうかよ、こっちは今からそいつと戦うんだが一つ良いか?」

 「何かしら?」

 「・・・あいつは人間なのか?」

 カミトは真面目な表情でそう聞くとレスティアはにこりと笑ってこう返した。

 「さあ?それは自分で確認しなさいカミト。」

 そう言うとレスティアは精霊語でこう語った。

 「我は彼方より齎されし無窮の闇、永久の裁きを齎す者。」

 そう言った瞬間にレスティアが消えたと思いきや

次の瞬間にネペンテス・ロアの手に漆黒の禍々しい黒い焔を思わせる

大剣の様な魔剣が現れるとエリスがこう呟いた。

 「何で・・・何でレン・アッシュベルと同じ剣を!?」

 「(ヴォーパル・ソード。また懐かしい奴が出たな。)」

 嘗て自身がレスティアと共にブレイドダンスを勝ち抜いたあの剣。

 そして今自身が持っているのは闇の対となす光の剣。

 そしてカミトは全員に向けてこう言った。

 「皆、あの剣は俺が何とかするからサポートを頼みてえんだが。」

 そう言うとミラ・バセットがこう聞いた。

 「・・・勝算は?」

 「・・・五分五分・・・性能は同じだからな。」

 後は運だなと言うとミラ・バセットはこう答えた。

 「分かった、けどあなたがやられそうになったら全員でかかる。

それで良いね。」

 「ああ、頼む!」

 カミトはそう言った瞬間にミラ・バセットが全員に向けてこう言った。

 「総員離れて!多分カミト一人の方が効率が高いと思うけど万が一に備えて!」

 そう言った瞬間にそれぞれ(カミトのチームはエリスとヴェルサリアと

レオノーラが苦々しい表情をしているが)離れるとカミトはこう言った。

 「行くぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おオオォォォォオオ!!」

 カミトは跳躍して高く飛ぶと其の儘聖剣をネペンテス・ロアの頭部に

振り下ろしたがネペンテス・ロアはその巨体に似合わない俊敏さで

その一撃を魔剣で受け止めるとカミトはこう思っていた。

 「(こいつ!前よりも強くなってやがる!!)」

 そう思いながらカミトは如何すべきかと考えた。

 本来体格差のある人間とやりあう時は力任せでやっても無理だ、

なので相手の間合いに入りこまなければいけないのだが

ネペンテス・ロアはそれを感じたかのように・・・魔剣を振り下ろしたと

同時に黒雷がカミトに向けて襲い掛かった。

 「!?」

 マズイと感じたカミトは賺さずに横に跳躍して躱すが放たれた黒雷が

地面に当たると巨大な穴が出来上がっていた。

 「(『ヴォーバル・ブラスト』、俺がレン・アッシュベルだった時に

よく使った技を今度は俺が受ける番とはな!!)」

 情けねえゼとカミトはそう思っているがだけどなとこう思っていた。

 「(手前はレスティアを俺の時の様に使いこなしてねえな!!)」

 そう思っていたのだ。

 思えばなぜ最初に自分と戦った時にレスティアを使わなかったのかと

そう思っているとある仮説を思いついたのだ。

 「(こいつは最初普通の大剣だった、つまりレスティアを使いこなすほど時間が無かったんだ!!)」

 そう、使い慣れていない彼女を使わないからこそ今使っても所詮は付け焼刃。

 「(勝機は今!)」

 そう思っているとカミトはこうも考えていた。

 「(『ヴォーバル・ブラスト』はタイムラグがある、そこをつく!!)」

 その時が今だと思っているカミトは其の儘テルミヌス・エストに装備されている鎖鎌を使ってネペンテス・ロアの腕に巻き付いた瞬間に何やら・・・

様子が可笑しかった。

 「が・・・アアアア。」

 「苦しんでる?」

 カミトはそれを見てそう感じるが今がチャンスと思い其の儘ネペンテス・ロアの頭部目掛けて・・・聖剣を振り下ろして破壊した。

 ばりぃイインと砕け散る鎧から見えたその顔は・・・。

 「!?」

 カミトはそれを見て目を見開いていた。

 何せ相手は・・・人ではなかったのだから。

 蜘蛛の様な鋏を口に持ち、眼も8つあった。

 正に・・・バケモノだと思っているとレスティアが魔剣から元の姿に戻って

こう言った。

 「あら?正体が分かっちゃった??」

 「レスティア!こいつは一体何なんだ!!!」

 カミトはそれを見てそう聞くとレスティアはこう答えた。

 「あれは人間じゃない。」

 「じゃあ一体あれは?」

 「あれは禁呪で蘇った魔王の後継者」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「レン・アッシュドールの意志ヨ。」




 そして真実は語られる。
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