明け方カミトは近くにあった棒きれを剣に見立てて稽古している中で
こう思っていた。
「(あのネペンテス・ロアの時エストは槍にもなれた、となれば
今後は槍での稽古も加えないといけないけど槍はエリスがだけどなあ・・・)」
そう思いながらある事を思い出していた。
ミラ・バセットの話し合いの後にエリスが自身に・・・半裸で
「(アアアアアアアア!やめろ辞めろ辞めろ!思い出したら集中できない!!
そうだ他の事も・・・)」
そう思って次に思い出したのは風呂での・・・
「(全然駄目だ集中どころか思い出すうちにキスされたのも思い出しちまう!)」
もう完全にお手上げ状態であるがもしここに『シラヌイ』がいれば・・・
こう言ってたであろう。
『ああ、ハイハイ青春だなあ。』
このような感じで呆れていたであろう。
そんなのを見て・・・偶然にも起きたフィオナがこう呟いた。
「何やってのかしらあれ?」
そして朝食。
「それでは確認と行くぞ。」
ヴェルサリアが全員に向けてそう言うとこう続けた。
「我々のフォーメーションについてだがいつも通り変わらずだ、
だが相手は強豪だ。気を抜けば我々は全滅だな。」
そう言っている中でフィオナの目つきが・・・鋭くして叢を見つめて
こう言った。
「そこにいるのは誰かしら?」
「「「「!!!!」」」」
それを聞いてカミト達が身構えていると・・・一匹の蛇が姿を現した。
鮮やかな青色の蛇が赤い瞳でフィオナを睨みつけていると・・・何とこう言って喋ったのだ。
「流石は名高い〈ロストクイーン〉ね、使い魔の気配に対して敏感にならずに
態と入れたのね?」
「どうせ気づいていたんでしょう?」
「そうね、これは私としたことが失敗ね。」
何やら世間話をしている中で蛇はカミトを見てこう言った。
「初めましてカゼハヤ・カミト、我らが魔王。」
「我が魔王だと・・・?」
カミトは何言っているんだと思っているとフィオナがこう言った。
「カミト君、こいつはアルファス教国のよ。」
「序に言えばデモンスレイヤーと言えば分かるかしら?」
「・・・シェーラ・カーンか!?」
「「「!!!」」」
それを聞いてヴェルサリア達が精霊を出そうとすると蛇を操っている
シェーラ・カーンはこう言った。
「まあ待ちなさい、私の目的は貴方達ではないのでそれに貴方達も
〈四神(スーシン)〉と戦うんでしょ?休んでなさい。」
「何処からそれを・・・!!」
「さあ、何処でしょうね?」
(´∀`*)ウフフとシェーラ・カーンはヴェルサリアの問いに対してはぐらかすと
こう言って叢に消えていった。
「それでは〈スカーレットナイツ〉の皆様と魔王の後継者様また何れ。」
それを聞いて去ったのを見た後ヴェルサリアがこう言った。
「偵察か?」
「いえ義姉上、何か目的があったのでは?」
「それに私達が〈四神(スーシン)〉と決闘することを知っていたとなると
不意打ちで仕掛けてくることも考えないといけませんね。」
ヴェルサリアの言葉に対してエリス、レオノーラの順でそう言うと
カミトがこう言った。
「取敢えずだが全員何かしらの準備はしたほうが良いかもな。」
「それなら私が感知用の結界を張っておくわ、それに・・・。」
「?」
「相手が誰だとしても対策を取っておくのに越した事は無いわ。」
フィオナの言葉を聞いて確かにと全員が準備を始めた。
そして蛇越しから見ていたシェーラ・カーンは視覚共有を切るとこう呟いた。
「さてと・・・だれが<闇の精霊姫〉に相応しいのかしらね♪」
そして一行は〈四神(スーシン)〉が指定した場所に向かって行って
暫くすると・・・森の中で少女の声が響き渡った。
「待っておったぞ、カゼハヤ・カミト!!」
「「「「「!!!!!!」」」」」
それを聞いて全員がフィオナを中心に防御陣形を取りカミトは隣にいたエストを精霊魔装状態にさせると森の中にある広い道の向こう側から・・・
〈四神(スーシン)〉が姿を現すとフィオナが彼女達よと言って全員警戒した。
すると〈四神(スーシン)〉の彼女達はそれぞれ自己紹介した。
「初めまして、私は<青龍〉のラオ。」
「同じく〈玄武〉のハクア。」
「ふふ、私は〈朱雀〉のリオンですわ。」
「〈白虎〉のシャオだ、宜しくな。」
そう言うとシャオを見てカミトは全員に向けてこう呟いた。
「気を付けろ、こいつは他の連中よりも強いぞ。」
「ああ、分かってる。」
「見れば分かる。」
「ええ、あそこ迄痺れる程の闘気を感じるのは初めてです。」
そう言うと最後に儀礼装束を纏ったリンファが現れて自己紹介するが
カミトはあれとこう思っていた。
「(ミラ・バセットよりも年上・・・何だよなあれ?)」
そう思って気になったのでこう聞いた。
「なあ、ちょっと聞きたいことがあるんだが」
「何じゃ淫獣王め!」
「淫獣王ってお前初対面の人間相手にそれ言うかって・・・お前何歳だ?」
「お、お主まさか妾を口説く」
「どっちかって言うかお前ミラ・バセットよりも年下ぽかったから。」
「「「「「「「「ア」」」」」」」」」
それを聞いて当人たちを除いた全員が口を開けてそう言うとリンファは
怒り心頭でこう答えた。
「わ、妾はミラ・バセットよりも年下ではないわ!こう見えても16歳じゃ!!」
「え、嘘だろ!!こんなんで俺達とタメかヨ!?」
「己カゼハヤ・カミト!絶対に許さぬのじゃ!!我が忠実なる
〈四神(スーシン)〉達ヨ!悪逆たる淫獣王カゼハヤ・カミトを
今ここで八つ裂きにするのじゃ!!」
そう言った瞬間に全員が精霊魔装を召喚するがヴェルサリア達はそれを聞いて
互いにこう答えた。
「カミト、今のは無いぞ。」
「確かにいきなり淫獣とか言われるのは酷いが向こうだって
気にしているであろう?」
「少しはデリカシーを考えたらどうです。」
「流石カミト君!人の気にしているところを迷わずに言えるなんて
天晴だわ!!」
「・・・何だか最後の所は褒められた気がしないがまあ・・・行くぞ!」
カミトはそれを聞いて少しだが気落ちするがまあ取敢えずの所・・・
戦闘が始まった。
次回戦闘です。