精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 〈四神(スーシン)〉戦です。


戦闘開始

リンファの号令の下で〈四神(スーシン)〉メンバーはそれぞれ散開した。

 正面から来るのは下馬評に於いて名高いエースのシャオ。

両腕にトラを模した籠手が魔装であり見た感じ格闘タイプと見て取れる。

 カミトはレオノーラに向けてこう指示を出した。

 「レオノーラ、前衛は俺が受け持つ!」

 「では私はエリス達と後衛に!!」

 そう言って互いに離れるとそれを見ていたシャオがニヤリと笑ってこう言った。

 「一対一か!嬉しいねエ!!」

 好戦的な笑みを浮かばせながら互いの武器が交差して・・・衝撃が互いに

襲い掛かった。

 「エストを止めた!?」

 「アタシの精霊魔装〈神虎牙(シン・フーガ)〉は攻防一体の拳だ!!」

 そう言いながらシャオは身を屈めて神速とも言わんばかりの拳を

カミト目掛けて放とうとするとカミトはそれを察知してガードした瞬間に・・・

籠手に刻まれていた彫刻が生きた虎の様に咆哮してカミトの腕を噛みついた。

 「!!」

 カミトはそれに対して痛みを堪え乍ら牙を振り払おうとした瞬間に

残りのメンバーが突破するのを見てカミトはこう考えた。

 「(くそ!目的は俺をこいつに釘付けさせるためかよ!!)」

 そう思いながらもカミトは嚙まれていない方の腕で剣を逆手で薙ぎ払おうとするとその手前でシャオはカミトから離れるや否や再び拳打の嵐がやって来たので

今度はエストで防御するが・・・軽々と吹き飛ばされた。

 「(精霊のアシスト込でこの威力とはな!!)」

 恐れ入ったゼとそう思っていると更にシャオは一気に距離を詰めて神速にして

変幻自在の攻撃をしている中でカミトはある事を思い出していた。

 それはまだ自分が・・・教導院にいた頃の記憶に。

 「(こいつの拳法間違いねえ!やり方は違うが暗殺拳の使い手だ!!)」

 嘗て教導院の人間の中にこう言う拳法を使う人間がいた事を思い出して

厄介だと感じていた。

 暗殺拳ともなれば対応は出来るがそれは精霊無しでの事だ、ありともなると対応に大きな違いが生まれる為にカミトはここは仕切り直しするかと考えて

懐からある物を出そうとした瞬間に・・・カミトの全身に激痛が走った。

 「カハアアアア・・・なん・・・で・・・!?」

 そう思っているとシャオはこう答えた。

 「暗殺拳<虎咆殺〉。不可視の衝撃波で内臓を破壊する拳法だ。」

 遠距離だがなと言うとカミトはこう考えた。

 「(それって詰まる話が遠当ての一種ってところか・・・

これはちょっと本気出さないといけないかもしれねえな・・・)」

 そう思いながらカミトは息を整えると剣を構えてとある挙動をした。

 両腕を少し下にして目を閉じてこう呟いた。

 「運命よ。我は呪い、その座を引きずり降ろし、わが手で未来を作る。

(シラヌイ)」

 そう呟いてもう一度目を開けたカミトの瞳は・・・

知っている人間からしたら恐怖するであろう。

 そう、まるで相手を・・・人間として認識せずに只々・・・殺すことに全集中を研がせた光のない瞳。

 然し暗殺拳を習得しているシャオから見ればその変わりようを見て

納得がいった。

 そして彼女はカミトに向けてこう言った。

 「へえ・・・アンタも同じなんだな。」

 そう言うと自身も瞳の光を消して構えた。

 ここから先は上層部やグレイワースから言われたブレイドダンスではない。

 血で血を洗う・・・実戦であり殺し合いとなったのだから。

 そして互いに構えて・・・消えた瞬間に互いに木の上や木を伝って攻撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事とは露知らずにレオノーラとエリスは

残った〈四神(スーシン)〉達相手に戦闘をしていた。

 ラオは青龍刀、ハクアは楯、リオンは根と言った魔装を展開するとレオノーラがこう言った。

 「スミマセンが儀式が終わるまでここで食い止めておきます!!」

 そう言ってレオノーラはラオ目掛けて突撃した。

 武器から見て自身が彼女と戦ったほうが良いと本能的に感じて攻撃してエリスはリオンと戦うこととした。

 「凶つ風よ、狂え!」

 「焔ヨ!舞い踊れ!!」

 互いにそう言いながら攻撃した。

 その攻撃は周りを風で吹き飛ばされた炎で森が焼き焦げそうな勢いであった。

 然しレオノーラはラオだけではなく・・・ハクアとも戦う羽目となった。

 「大地ヨ!汝の咆哮を轟かせよ<地衝雷(アース・ブラスト)>!」

 ハクアはそう叫んで楯を地面に叩きつけた瞬間に大地が隆起して

大量の土砂が舞い上がった。

 然しレオノーラはそれに対して目くらましされた土砂ごと風で・・・

吹き飛ばして懐に向かおうとしたハクアに向けてこう言った。

 「そういうのは間に合っています!!」

 そう言いながら周りの砂を風で纏めてハクア目掛けて攻撃した。

 「!!」

 ハクアはその攻撃に対して防御して前を見ると・・・レオノーラが

何処にもいなかったのだ。

 何処だと思っているとレオノーラが楯の死角でもある・・・楯の真ん前に

屈みながらこう言った。

 「楯はこのように使われるので覚えておいてください。」

 「しま」

 「させるかー-!!」

 ラオはそう言いながらレオノーラの横から攻撃して弾き飛ばすと周りを見て

レオノーラはこう呟いた。

 「さっさと終わらせないとヤバそうですね。」

 そう呟きながら攻撃を再開した。




 その一方のフィオナはと言うと。
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