そしてカミト達は食事を終えて片付けている中でヴェルサリアがこう言った。
「まさか敗北・・・とまではいかないだろうが痛い結果となった。」
そう言うとエリスはこう続けた。
「確かに、今後の事考えたとしても試合が終わるのは後2日。
其れまでに魔石を集めなければ。」
そう言うがレオノーラはこう呟いた。
「そうなると我々は敵のど真ん中に行かなければなりませんね。」
それを聞いて全員がう~んと唸っていた。
何せ他のチームは全員結界を張っている為万が一罠にかかったら
一溜りもないからだ。
だけどとカミトはそう言ってこう続けた。
「今のままだと俺達は1回戦落ちは間違いないぜ、ここは賭けに乗るってのも
一つの手だと思うぜ?」
どうだと聞いてフィオナはこう返した。
「カミト君の言うとおりね、私達にはもう余裕が無いわ。ここは賭けに出て
戦うべきだと思うわ、ここに居ても埒が明かないしね。」
そう言って確かにともそう思っておりどうするべきかと考えていると・・・
フィオナが何かを感じてこう言った。
「皆気を付けて・・・誰かが結界に入ったわ。」
「「「「!!!!」」」」
それを聞いて全員目を見開いていた。
まさかこのタイミングでかとそう思ってカミトが出張ろうとすると
エリスがこう言った。
「カミト!お前は今負傷しているのだぞ!!私が偵察に行ってくる、
哨戒中の敵チームである事も考えて行動しておくが何かあったら通信用の精霊で
応答する。」
そう言ってエリスはシムルグに跨って飛んでいった。
「フィオナの言葉が正しければここだと思うのだが・・・あれか?」
エリスはそう言ってシムルグから降りて下に着地した後林の木々の後ろから
その人間を見ていた。
そしてエリスはここでやるかと考えていると・・・その人間が
いきなり倒れたのだ。
「な!?おい大丈夫か!!」
エリスは突然のことで出てきて見てみると傷だらけになっていたのだ。
そしてエリスは通信用の精霊でこの事を伝えるとシムルグを使って
彼女を運ばせた。
「皆帰ったぞ!」
「エリス!それで怪我人は!?」
ヴェルサリアがそう聞くとエリスはこう答えた。
「はい、彼女です!見た限りたった一人でしたので。」
そう言って怪我人は誰だとそう思っているとカミトも近づいて見て驚いたのだ。
「カミト君、この子クイナ帝国の服を着ているわね。」
「ああ・・・それに俺はこいつを知っている。」
「・・・今日か?」
ヴェルサリアがそう聞くとカミトはこう答えた。
「こいつはシャオ・フー。俺の腕に怪我させた奴だ。」
「取敢えずはこんな所ね、怪我は大したことなさそうだけど念のためにね。」
そう言うとフィオナはこう続けた。
「それにしてもこの子一体どんだけの敵相手に戦ったのか分からない程
傷が多いわ。コレモカミト君が?」
「いや、俺の時よりも酷い傷だ。一体誰がここ迄やったんだ?」
結構強いんだぞこいつとそう言っていると・・・シャオがうううと魘されて・・目を開いた。
「気が付いたか?ここは〈スカーレットナイツ〉の本拠地だ。」
カミトがそう言うとシャオはこう答えた。
「お前確か・・・そうか、ここ迄逃げちまったんだなアタシ。」
シャオがそう呟いているとカミトがこう聞いた。
「お前一体誰にやられたんだ?お前ほどの奴がここ迄やられるなんて・・・
まさかお前ら〈チーム・インフェルノ〉と戦ったのか?」
「「「「!!!!」」」」
それを聞いて本当なのかとそう思っていた。
何せ全員の実力が分からないので情報が欲しい所だったのだ。
するとシャオはこう答えた。
「まあ・・・当たらずとも遠からずって所だな。」
そう言うとシャオはこう続けた。
「あの戦いの後アタシらは本拠地に帰投したんだけど・・・
リオンがいきなりリンファ様に仮面を付けて操り始めたんだ。」
「操る・・・何かの武器か何かか?それにしても何でそれを
俺達に使わなかったんだ?」
カミトがそう聞くがシャオは首を横に振ってこう答えた。
「其れはアタシらのじゃねえ・・・〈チーム・インフェルノ〉の
シェーラ・カーンの精霊の能力だ。」
「何だと。」
「アイツはその日に何個かの仮面を作ってそれを哨戒している奴や
偵察する人間に被らさせて操ってそんで同士討ちをさせるって言った
酷い能力を持った精霊を使って先ずはリオンをそしてリンファ様だ。
奴はそれを使ってアタシが見た時には18人くらいの・・・他国の精霊使いを
支配しているんだ。」
「支配って・・・18人ともなると小国並みの精霊使いをたった一人で
運用しているようなものじゃねえか!!」
それを聞いてカミトは驚くと同時にヤバいとそう思っていた。
何せそれだけではないんだと感じてしまっているからだ。
最悪情報にある〈チーム・インフェルノ〉が倒した三分の一のチームの半分がシェーラ・カーンの支配下になっていることも視野に納めなければならないのだ。
するとシャオはカミトに向けてこう頼んだ。
「本来なら・・・アタシを逃がすために時間稼ぎしてくれた
ラオとハクアを助けてえんだがアタシ一人じゃ間違いなく無理だから・・・
頼むカミト!皆を助けるために力を貸してくれ!!」
その頼みに対してどう答える?