精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 再びの同盟


同盟②

 「頼むカミト!皆を助けるために力を貸してくれ!!」

 シャオの言葉を聞いてカミトはううんと唸っていた。

 何せ小国並みの精霊使いを操っている精霊使い相手と戦うとなると戦力的に

問題と言うか今の自分の怪我の容態から見てどれだけ戦えるのかと思いたいのだが

これはチャンスじゃないかと思ってもいる。

 何せ魔石が大量に取れる大チャンスでありこれを逃したら間違いなく敗北が濃厚となってしまうからだ。

 そしてカミトは暫くしてこう答えた。

 「・・・仲間と話がしたい、ソレデ答えを出すが良いか?」

 「ああ・・ああ!分かっている!!」

 それでも頼むとシャオは涙ながらに頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カミトは全員に向けてそれを伝えた上でどうするかと言う話となった。

 相手は20人近い戦力を保有する〈チーム・インフェルノ〉のシェーラ・カーン。

 そんな強敵相手に戦うか否かについて話し合って以下となった。

 戦う レオノーラ、エリス

 戦わない ヴェルサリア、フィオナ

 この様になった。

 理由は以下の通り

 「「ここは勝負に出る!!」」

 「「いや、ここは戦わずに別の策を考える。」」

 この様な意見がある為どうすべきかカミトは考えているとフィオナは

こう聞いた。

 「もしかしてと思うけどカミト君はもしダメだったら一人で行こうって

そう思ってるんじゃないんでしょね?」

 「「「!!!」」」

 それを聞いてエリス達が本当なのかとそう思って聞いてカミトはこう返した。

 「・・・ああ、正直な所ここが俺達にとって生き残れるか否かって所だと

思うんだ。」

 「・・・その理由は何かしら?」

 フィオナはそう聞くとカミトはこう返した。

 「まず最初にだが俺達の魔石の獲得率は圧倒的に低いって事だ、

このままだとここで敗北って話になる。」

 「・・・・」

 「だがここで話に乗れば俺達の魔石は間違いなく18と確実になるし

シェーラ・カーンを倒せば〈チーム・インフェルノ〉に対しての

障害が一つ減るって思えば都合が良いって思うんだが失敗した時のリスクを

考えたらな。」

 それを聞いて全員が唸った。

 要は此の儘最終日までちまちまと集めるか若しくは賭けに出るか

そう言う問題であるが問題はそこではない。

 勝てると言う勝算が無く如何やって戦うのかと言う問題だ。

 其れでも戦うのかと聞くとカミトはこくっと頷くだけであったが

それを見てフィオナはため息交じりでこう言った。

 「・・・分かったわ、だったら私のついて行くわ。」

 「はあ!?」

 カミトはそれを聞いて何でと聞くとフィオナはこう答えた。

 「相手がどこにいるか分かってんの?」

 「うぐ!」

 「やっぱりね、当てもなく探すよりも私が<念視〉して場所を特定したほうが

早いけど皆は如何する?」

 参加するかとそう聞くとエリスはこう答えた。

 「・・・分かった、私も参戦しよう。こうなったら賭けに乗るしか道は

なさそうだな。」

 多数決だしなとそう続けるとヴェルサリアは全員に向けてこう言った。

 「それでは我ら<チーム・スカーレットナイツ〉は

〈四神(スーシン)〉救出作戦のタメニ同盟を組むことを宣言する!」

 「「「「ォォォォォォォォ!!!!!」」」」

 それを聞いて全員が大声でそう答えてカミトはシャオにその事を報告すると

シャオは笑顔でこう答えた。

 「ありがとう!ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてフィオナが全員を集めさせるとこう言った。

 「それじゃあこれから〈念視〉でシェーラ・カーンの居場所を

見つけ出すからよく見ておいてね。」

 そう言ってフィオナは儀式演武を舞った。

 その姿は矢張り神々しいと言うしかない程の光景であり暫くして終わると

〈念視〉が泉の光に照らされて発動された。

 〈念視〉とはアストラル・ゼロの世界と干渉することで

対象の位置を映し出す高位魔術であるのだがそれが出来るのは僅かである為希少な魔術なのだ。

 すると夕暮れにより赤く光っていた泉の水面からどこか遠くの・・・

何処かの景色と繋がってぼんやりとだが浮かび上がって来た。

 鬱蒼と茂る森、無残に朽ち果てた石柱群、苔むした蔦の生えた岸壁には

所々であるが何かの残骸があちらこちらと置かれていた。

 すると周りに確かに20人近い精霊使いがそこら辺をまるで・・・意思が無い様に歩いていた。

 するとその中からシャオがこう言った。

 「リンファ様!リオン!!ラオ!!!ハクア!!!!」

 シャオを除くチームメイトが全員いたのだ。

 するとカミトはフィオナに向けてこう聞いた。

 「写っているのは<ブレイドダンス〉のフィールド内の光景だよな?」

 「そうよ、そう言うルールだからそうなるとここは・・・少し遠ざけるわよ。」

 そう言って〈念視〉によって少し話してみるとそれは・・・

何かの儀式を行う神殿の様な感じの場所であった。

 「良し、後はこの場所を・・・!!」

 「どうしたフィオナ!?」

 カミトはフィオナに向けてそう聞くとフィオナはこう答えた。

 「最悪!こっちに気づいて干渉してきた!!」

 切るわよと言って強制的に切断した後にフィオナはこう答えた。

 「場所はここから西に47㌔!そこにある神殿よ!!」

 フィオナは息を切らしながらそう言うとカミトは全員に向けてこう言った。

 「良し!ここからが正念場だ!!行くぞ皆!!」

 「「「「「ォォォォォォォォ!!!!!」」」」

 それを聞いてシャオも含めてそう答えた。

 向かうは18人もの精霊使いがいるシェーラ・カーンの城へ。




 次回は敵陣にへ!
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