精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 半年ぶりに再開です。


第8章決勝前の一休み
最終日


深い霧が立ち込めている〈アストラル・ゼロ〉の密林の中でカミトは

拠点制圧のために森の中に入っていた。

 既に時間が足りない彼らにとってこれしか手段が無いのだ、そして相手は

同じ学園でチーム名は『ケルンノス』。

 前にカミトがクレアと組んでいた際に戦闘して敗北してしまったチームであるが

今回はそうはいかないと思いながらカミトは手に持ってある交信用の精霊鉱石を

持っているとヴェルサリアから通信が入った。

 『カミ・・・聞こ・・・いる・・・?』

 「感度が悪い・・・そろそろ敵陣に入る頃合いだ。」

 『そう・・・気を付け・・・』

 その言葉を最後に交信が途切れた。

 そして暫くして・・・爆発音が聞こえた。

 「ヴェルサリアが奴らを引き付けているな、この隙に。」

 カミトはそう言って隠形を解いて中枢に向かった。

 ヴェルサリアを筆頭にレオノーラ・フィオナが囮として敵の主力を引き付けて

カミトは途中で合流するエリスと共に中枢を破壊して敵の主将が使っていた

儀式魔術を中断させるためである。

 その道中で鋭い棘が射出されるが・・・その前にエリスがシムルグで

カミトを捕まえて上昇して一直線に飛んで行くと・・・爆発音が丁度聞こえた。

 「何だ!」

 「行って見るぞ!」

 カミトはそう言って向かって行くと既に・・・戦闘が行われていたのだ。

 「あれは『神聖ルギア王国』の!」

 「くそが!奴らもかよ!!」

 そう毒づきながら降りていくと『神聖ルギア王国』の代表がカミトが

降り立つのを見てこう言った。

 「男の精霊使いのカゼハヤ・カミトだな!」

 「貴様をここで決勝に行かせんぞ!」

 そう言って先ず片方の少女が精霊を出した。

 「来い《咎人の足枷(ギルティ・スナッチ)》!」

 そう言うと足元から鎖が出現するとカミトとエリスはそれを避けるも

後ろにいた・・・『ケルンノス』のリーダーが捕まった。

 「何なのらーーーー!!」

 何やら間延びしたような声が聞こえたが仕方ないしと思って

カミトとエリスは向かって行くと・・・もう一人の精霊使いも精霊を出現させた。

 「出でよ巨人精霊『グレンデル』!」

 そう言って天空から現れたのは醜い見た目をした鉤爪が付いた巨人であった。

 空間事抉るかのように放つその攻撃にカミトとエリスは避けた後にエリスは

こう言った。

 「あれは私が相手をする!」

 そう言って槍の精霊魔装にして向かって行くと・・・森の中から声が聞こえた。

 「城塞精霊《アイゼンガルト》精霊魔装

《不落の城壁(グレート・ウオール)》。」

 その言葉と共にカミトとエリスを引き離すかのように身の丈の数倍はある城塞が現れるとカミトに向けてこう言った。

 「これで貴様は動けないはずだ、悪いがお前の精霊魔石を頂くとする。」

 そう言ってじわじわと城塞が狭まってくのを感じたカミトはまさかと

思っていた。

 「このままおれを押しつぶす気かよ!?」

 嘘だろと思いながらエストで砕こうとするも剣精霊と地精霊では

地精霊が上である為壊すことが出来ないのだが・・・カミトは

あれを思い出して・・・実行に移った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「良し、そろそろ失神している頃合いだな。」

 少女はそう言って城塞を解除しようとして・・・何かが城塞を砕いた。

 「何だと!?」

 一体何がと思った瞬間に・・・少女は槍に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よし、上手くいったな。」

 カミトはそう言って『エスト・アーク』を持ち直した。

 『エスト・アーク』になった場合如何やら剣精霊であると同時に

水精霊になれると言う特性がある事をエストから聞いたカミトはこれを実施して

城塞を破壊したのだ。

 地属性の精霊は水精霊の攻撃に対して弱いと言う事は既に知っている為

破壊できたのだ。

 そして周りを見て見ると・・・既にエリスも相手を倒していた。

 「これで二対一だな。」

 そう言って枷を使う少女に槍の矛先を向ける2人を見て少女はこう答えた。

 「・・・降参する。」

 そう言うと同時にカミト達は・・・近くで倒れている

『ケルンノス』の主将からも魔石を取った後他のメンバーの魔石も取って

引き上げようとすると・・・脳内で音声が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 予選終了時刻となりました、選手全員転送いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして時は経ってラグナ・イースの繁華街にあるヴァンフリーク商会出店の

唐揚げ屋『バードフライ』では祝勝会が執り行われていた。

 「お前達よく戻ったのウ、今日までの7日間しんどい事も多々あったが今日はゆっくり休んで英気を養うがよかろう・・・

『チーム スカーレットナイツ』の決勝進出を祝して乾杯!」

 『『『『『乾杯~~!!!!!』』』』』

 全員がジョッキを片手に乾杯するとあっという間に大騒ぎとなった。

 飲めや歌えやの大騒ぎで或る。

 そんな中でカミトは久しぶりに腰にある『シラヌイ』に向けてこう言った。

 「久しぶりだな相棒、暇だったか?」

 【ああ、滅茶苦茶暇だったぜっていうかまさか№が他国にあるって事には

驚いたな。】

 「其れだけじゃないんだがなあ。」

 【エリスには言っておいたんだろ?手前の過去?】

 「ああ、流石にもう一つはな。」

 【ばれたら間違いなく涙頂戴今晩のおかず確定だもんな♪】

 「俺殺されるんかい!?」

 カミトはそう言いながらも久しぶりに『シラヌイ』と言葉を交わせたことに

安堵している中でこうも思っていた。

 「(取敢えずは4位では入れたけど後三チームのうち

『神聖ルギア王国』ルミナリスと『ロッソベル公国』ミラ・バセット、そして・・『アルファス教国』のレン・アッシュベルらしきあの女。どいつもこいつも強敵でレン・アッシュベルらしきあの女以外は全員が№持ち・・・俺達はまず間違いなくこれ以上ともない強敵と戦う事となるんだな。)」

 そう思いながらカミトは今後について考えていた。




 そしてパーティーには客も来る。
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