精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 魔女の条件には危険が付き物。


条件。

学園の廊下でカミトはエリスと共に学園の案内をされていた。

 制服は本来なら女生徒しかいない為スカートが基本なのだが現在カミトが

着ているのはグレイワースが特注で作らせたズボン付きの制服一式であった。

 然もサイズが丁度良い事にカミトは心の中で愚痴っていた。

 「〔あの婆さん。こうなると分かっていたのか?〕」

 すると『シラヌイ』がこう言った。

 「(まあ良いじゃねえかカミト、あの屋敷で見つかるまでビクビクしながら

業務をこなすより大手を振って安全な場所に住めるって思えばな。)」

 『シラヌイ』の言葉にそりゃそうだと言ってこう続けた。

 「〔・・・なあ『シラヌイ』、あの話本当だと思うか?〕」

 「(あの話って・・・あれか・・・。)」

 

 

 

 

 数分前・・・。

 「はあブレイドダンスって三年前にあったばかりだろう!!」

 ブレイドダンスとはアストラル・ゼロで数年に一度行われる最大級の神楽の儀式で

まあいうならば世界中の精霊使いを使った武闘祭で優勝すればその国には数年間の

精霊王からの加護による国土の繁栄と望む願いを一つだけ叶えれるというものなのだ。

 「そうだ。これ迄こんな短期間にあったことは例がなくてな、調査も兼ねてお前にも参加して優勝して欲しいんだ。」

 カミトの言葉にグレイワースはこの学園に来させた理由を話すとカミトは

こう返した。

 「悪いが俺はブレイドダンスに出場したくねえ・・・って言いたいがそれだけ

じゃねえんだろ、俺を呼んだ理由?」

 するとグレイワースはカミトを見てこう言った。

 これまでにないくらい真剣な眼差しで・・・。

 「お前を呼んだ理由の中で最大の物。それは・・・。」 

 そしてグレイワースは重く口を開いた。

 「お前以外に勝てないんだ。あの最強のブレイドダンサーにはな。」

 するとカミトの顔が強張りこう聞いた。

 「おいおいちょっと待てよ。それってまさか・・・。」

 そしてグレイワースはこう返した。

 「・・・戻ってきたんだ。最強のブレイドダンサーにして前回の優勝者。

『レン・アッシュベル』がな。」

 

 

 

 

 「〔あいつが戻ってきたってあり得るかよ『シラヌイ』?」

 「(どうだろうな?成りすましかもしれないし本物だと自分で言っても俺達には

効かない。何せ俺達はそいつが誰なのか知っているしな。)」

 カミトの言葉に『シラヌイ』は面白半分で言うとカミトは『シラヌイ』に

こう返した。

 「〔・・・そいつが誰だとしても関係ねぇ。あいつを見つけるためにはあの婆さんが交換条件として提示したブレイドダンスの優勝を目指す!!それだけだ。〕」

 そして『シラヌイ』はこう締めくくった。

 「(あああいつの居所を問いただすためにもいっちょ鈍った腕を鍛え直すぞ!!)」

 「ああ、その通りだ。」




 次はエリスとの会話。
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