「こいつらきりがねえな!」
カミトはそう言いながらデモンスレイヤーで廃精霊達をその一閃で
薙ぎ払っているがそう言うが一向に数が減らないどころかそれどころか・・・
増えてきているのだ。
「こいつらに構っている暇なんてねえんだっつうの!」
カミトはそう言いながら攻撃するがこの廃精霊達はネペンテス・ロアと同じで
触れれば必要以上に神威を消費してしまうがためにこれ以上の長居は無用だと感じて技を放った。
「絶剣技ー三ノ型、影月演舞!」
影月演舞とは水に映る月影が如く揺らめいて舞う様に辺り一帯の敵を
屠ることが出来る対集団戦用の技である。
然しそれでも少なったかと思いきや又もや廃精霊達が這い出てきたので
鼬ごっこだと思ってその場を立ち去った。
「アアアアアアアア危なかったーーーーー!!」
カミトはそう言いながら何とか廃精霊達から離れていると・・・声が聞こえた。
ミ・・・ト・・・カミ・・・ト
「?今の声って」
カミトはそう言いながら今の不明瞭な声を頼りにして辺りを見渡すと
そこで目にしたのは・・・小さな蝶の姿をした精霊がフワフワと漂っていたのだがカミトはその精霊に見覚えがあった。
「あれって確かエリスの風精霊だよな?」
そう言いながら何でと思っていると遠くで・・・かすかだが
剣戟の音が聞こえた。
「!この音・・・エリスは誰かと戦っているのか!!」
カミトはそう言いながらその剣戟の音が聞こえる方向目掛けて走り出した。
「あ・・・ミト・・・カミ・・・ト・・・あ・・・ふうん。」
エリスはリリィのナイフに染み込まれていた毒で全身が燃えるような
熱さと同時に襲い掛かる甘い感覚に切なく・・・全身を悶えさせるような感覚が
襲い掛かる中でエリスはリリィに向けてこう言った。
「くう・・・毒を、使うとは・・・・んあ!?」
「スミマセン私は暗殺者ですので騎士道精神なんて既にゴミ箱に
ポイしました。」
それにですねとリリィはこう続けた。
「私的には貴方はここで殺した方が良いかと思いますが今回は殺せば
失格ですので毒の中でも致死毒は持ってきていないのです、ですので
今回は精霊使いが苦手とする媚薬を調合しておりますので失格になったら
まあどっかで一人で慰めといてくださいね。」
「///////」
それを聞いてエリスは赤面するがさてとと言ってリリィは服を弄りながら魔石を探していた。
「うううん、前に無いともなれば内側かしら・・・・ブラックティターニア。
中にあるかもしれないから取敢えず服破っといて。」
『ハイハイ分かりましたよご主人様・・・っとな!』
「や・・・辞めろーーーーー!!」
エリスがそう言ったが服を一瞬で蔦で破壊すると半ば下着のみになった
エリスを見てリリィはええとと言って辺りを見ると・・・近くに魔石が
堕ちていたのだ。
「これで〈チーム・スカーレットナイツ〉は一人脱落っと。」
「か・・・返せ。」
エリスはそう言って蔦の絡みついた手で必死に手を伸ばすがリリィは
ハイハイと言ってこう続けた。
「諦めなさい、全くミュアの言う通りね。貴方達と交流するから
カミトは弱くなってしまったようね。」
「何・・・だと・・・!」
まるで自分が弱いみたいにと思っているとリリィはこう続けた。
「真実でしょ?微温湯の中でお遊戯みたいに訓練する人間と・・・
昨日話した仲間を殺すか見棄てなければ自分が死ぬような場所で死に物狂いで技を極めた私達とじゃ身に着けた技の練度が違うのよ、彼も私達のように
竜匪族に入っていればもっと高みに行けたはずなのに。」
惜しい事したわねと言うとエリスがこう聞いた。
「竜匪・・・族・・・ナンダ・・・それ・・・は」
「ああ今私達が所属する組織ヨ、世界中の遺跡を盗掘してそれを利益にして
兵力を蓄えて戦場に行って傭兵として働く正に私達暗殺者にとっては
宮仕えよりかは有意義に過ごせれる場所ヨ。」
団長は良い人だしねとそう言うと更にこう続けた。
「カミトの技に機竜の技術が加われば彼は貴方達全員が束になったとしても
勝てない程の実力者になっていたはずなのに貴方達が彼を弱らせたような物ね、
だから・・・ここでお荷物は退場させてもらうわ。・・・
ブラックティターニア、魔石が見つかったから魔力限界ぎりぎりまで
吸いなさい。」
『ぎゃはははハハハハハ!やっと喰えるってもんだぜ!‼』
「ああ・・・あ・・・あ。」
魔力が吸い尽くされるかのような感触で意識が朦朧する中でエリスは
こう思っていた。
「(カミトはずっと後悔していた、お前達と共にいられなかったことを・・・
そして何よりも私達を仲間と言ってくれたアイツの思いに・・・答えたい!)」
そう思いながらも魔力を何とかしようとするが何も出来ずに終わりなのかと
思っていると・・・ブラックティターニアの動きが止まった。
「どうしたの?」
『何だ・・・体の力が・・・抜けて』
「エリスーーーーー!!」
そう言って現れたのは・・・ブラックティターニアの体に鎖を巻いて
動きを封じていたカミトが現れたのだ。
「カミ・・・ト」
「大丈夫か?ほら回復石だ、これで動けれるようにはなるはずだ。」
カミトはそう言いながらデモンスレイヤーをリリィに向けると
リリィは・・・こう言った。
「ここは撤退ね、生憎私は貴方と戦う気は無いから。」
じゃあなと言って懐から何かを出すと・・・色鮮やかな煙が立ちこみ
始めたのだ。
「何だこれはってゴホゴホ!」
カミトが咳き込んでいると・・・エストがこう言った。
「スミマセンカミト、逃げられました。精霊も。」
「そうか・・・。」
そう言ってカミトはエリスのいた方向に目を向けると・・・
とんでもない物を見てしまったのだ。
それは半裸になって・・・黒い下着が所々見える・・・エリスの姿が。
「いやああアアアアアアアア!!」
「アアア悪い!!」
この日大階段にてある意味絶叫が響き渡ったと同時に・・・とある場所ではある2人がこう言った。
「「何だ嫌な予感がするって言うか抜かれたって言うか
今は目の前のお前だ!」」
「ねえ、私本当に帰って良いよね?」
次回だった。