精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 文字通りです。


或る意味酷い

「危なかった・・・理性があのまま壊れちまう所だった。」

 カミトはそう言いながらあの時の事を思い出していた、ぶっちゃけた話

あのままだと押し倒してこの作品がR18になりそうだった所をギリギリ

食い止めたのだがその原因でもあるエリスは今カミトの膝の上ですやすやと

眠っていた。

 如何やら媚薬の効能が切れた様であるが起きた時はどういう風になるか検討が

付かない、このまま知らなかったで済めば良いのだが若しもの事を考えると・・・

今夜の晩御飯の肉料理が自身が材料にされそうだと思っていた。

 暖かい熱を放っている火の精霊鉱石で温めているが外は夕日が降りて

闇が広がり始めていた。

 「今日はここで野宿か。」

 そう言いながら欠伸していると・・・エリスの声が聞こえた。

 「む・・・カミトめ。ハムサンドイッチにしてやるぞ。勿論君がハムで

私がパンで・・・ベッドで何て・・・カミト大胆だ。」

 「・・・こいつ寝てるんだよな?」

 カミトはそう呟きながら今日の事を思い出していた。

 戦果0で1日が終わってしまった事とリリィが№を持っている事、そして・・・

エリス。

 「うん辞めるか、考えたら眠れなくなりそうだ。」

 カミトはそう言って思考を放棄しようとすると・・・エストが現れてこう言った。

 「カミト、私はお腹がすきました。」

 「もうそんな時間かって飯なんてこれしかねえぜ。」

 そう言って出したのは数十種類の薬草をショウガと蜂蜜で味を調えた

携帯食料である霊薬。

 「・・・カミト、ご飯は無いのですか?」

 じーと無垢な目つきでそう聞くとカミトはこう返した。

 「今エリスはこの状態だ、悪いがこれで勘弁してくれないか?

これが終わったら島で好きなもん食べさせてやるから。」

 「・・・分かりました。」

 そう答えてエストは大人しく霊薬を食べて休憩を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして同時刻、レオノーラはと言うと。

 「・・・一体何処まで続いているんですかこの迷宮は。」

 ハアアアア・・・・と溜息付きながら取敢えず休憩ですと言って同じく

霊薬を食べているとレオノーラは壁に描かれている壁面を眺めていた。

 「これは一体何でしょうね?」

 そう言いながら結構旧い精霊語で描かれた文字を眺めていると・・・

ある文字を見てその視線が集中した。

 書かれていたのは旧い精霊語であるがこう書かれていた。

 『テルミヌス・エスト』と。

 「これは・・・エストと同じ、他にも名に書かれてますね。」

 そう言うと腰に差している剣・・・グリムゲルデがこう言った。

 「ほう・・・懐かしい名前が勢ぞろいだな。」

 「グリムゲルデ?」

 どうしたのですかと聞くとグリムゲルデはこう答えた。

 「イヤ何懐かしい名前だから久方ぶりに昔を思い出しただけ。」

 「懐かしい名前・・・他には分かりますか!?」

 そう聞くとグリムゲルデはこう答えた。

 「ええと・・・ティアマト、ヴァラルカール、ヨルムンガンド、

スカーレット・ヴァルキリー・オルトリンデ、全く色々と名前が・・・

レオノーラあっちに行ってくれないか?」

 「良いですけど一体何が?」

 「良いから!」

 「わ・・・分かりました。」

 一体何なんだと思って前にへと進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてフィオナはと言うと・・・。

 「良し、ここ迄来れば後は明日隠れながらカミト君達と合流ね。」

 そう言いながら一休みしようとすると背後から・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「見~~つけた、ロスト・クイーン。」

 「誰!?」

 そう言って後ろを振り向くとした瞬間に背後から薄汚れた水の様な粘液が・・・フィオナに襲い掛かった。

 「な・・・何よこれ!?」

 フィオナはそう言いながらゲオルギウスを出そうとすると何か・・・

嫌なにおいを感じた瞬間に体が痺れ始めたのだ。

 「な・・・毒・・・?」

 「正解ヨ、まあただ単に動きを鈍らせるタイプだから大丈夫よ。」

 そう言ってリリィと・・・ミュアが現れたのだ。

 「チーム・インフェルノ・・・!!」

 「正~解、いい子ね貴方。」

 「魔石が目的・・・じゃなさそうね。」

 「へえ、よく分かるじゃん。」

 ミュアが感心しているとフィオナはこう答えた。

 「商売するんなら相手の表情から読み解けってマギアルカ様が

言ってたからね。」

 「へえ、あの世界一位のドラグナイトのねえ。まあ良いわ、あの女の命令で

アンタを連れてけって言われてるからねえ。」

 そう言っていると粘液が・・・フィオナの顔に迫ってくるのが見えた。

 「ちょ!私をどうする・・・気?」

 フィオナはそう言いながら目を細めているとある物を見て・・・ミュアに向けてこう聞いた。

 「ねえ・・・聞いて良いかしら?」

 「何?」

 「これってさ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・鼻水じゃないわよね?」

 「「・・・・・」」

 それを聞いて2人は目を細めているとミュアは肩を透かして・・・

コイコイと言わんばかりに手で招くと現れたのは紅い・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・鼻水垂らした獏が歩いて来た。

 「この子の名前は『バグ―スキュラ』って言ってね、その御鼻からは

お酒が出て」

 「ザけんじゃないわよごらって言うか鼻水って正気って言うか

仮にも一国の王女に向けて鼻水で動き止めさせるって言うかじゃあこの顔にって

イヤーーーーー!!顔だけは勘弁顔だけは勘弁って鼻水で拘束されるなんて

嫌だーーーーー!!もごもおもご!?」

 そう言いながら等々・・・鼻水がフィオナの顔を覆いつくしてしまい

其の儘暫くして・・・完全に真っ白に燃え尽きたかのような表情をして

目が真っ白になったのを見てミュアはこう呟いた。

 「・・・何かゴメンね本当に。」

 本当に申し訳ないなあと思いながら取敢えずと言って何処かへと・・・

運ばれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして迷宮の最奥。

 「これだな。」

 「グリムゲルデ・・・この絵は一体?」

 何ですかと聞くとグリムゲルデはこう答えた。

 「これこそ私達精霊の神にして精霊王よりも高位の精霊・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・『精霊龍』と『精霊神』の絵じゃ。」

 そう言って見えたのは・・・六芒星を模った様な図形にある6体の龍と

その両隣で向かい合っている・・・線が細く両肩に太陽の様な光の絵が

描かれた龍と全身に銃器が装備されている大柄の龍が描かれていた。

 その上に・・・天井に巨大な幾つもの星をまとめている巨人も描かれていた。




 また休載します。
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