精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 出会ってしまった。


会合

 ーーああ・・・これは夢ね。

 フィオナはそう思いながら周りを見渡していた、燃え上がる祭壇と目の前にいる

存在・・・クレアの姉『ルビア・エルンステイン』と

立ちはだかっているつもりの自分。

 ーー思えばあの時の私は内心天狗になっていたのかもしれないわね。

 そう思っていたが無理もない、精霊王に選ばれると言う事は栄誉あることで

まだ幼かった時から特別扱いされていた自分からすれば天狗になっていたとしても

不思議ではなかった。

 そしてゲオルギウスを呼び出して・・・あっという間に負けて

命乞いするところを見てフィオナはこう思っていた。

 ーーうわああ、ああ見たら私って情けなかったのねえ。全く相手を

見くびっていたのね。

 そう思いながら涙を流している過去の自分に近寄って・・・こう言った。

 ーーねえ、聞こえていないと思うけど言うわね。貴方はこれで終わったと

思っているようだけどここからが始まりなのよ、ここで躓いたからこそ

カミト君が出ていたブレイドダンス見れたんだしそれにね・・・本当の意味で自分を見てくれる人に出会えるんだから・・・負けちゃだめだよ私。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「う・・・・ここは。」

 フィオナはそう言いながら目を覚ますと自分の格好に・・・何でと思っていた。

 「何で制服じゃなくて・・・精霊姫が着る最高位の儀礼装束じゃないの?」

 そう言いながら自分の格好を確認していた。

 丁寧に櫛けすられ頭には黄金の宝冠が載せられていた。

 「ああイヤだイヤだ、昔の事思い出しそうで嫌になるのよねえこの格好って・・ちょっと胸元苦しいわね着させるんならサイズ位合わせなさいよね!!」

 何処か違う所で逆切れしている様な感じであるがフィオナはああもうと

言いながら進もうとして・・・ばちりと何かが当たった。

 「痛!・・・これ結界って複雑なタイプだけど解けないことは無いわね、

ちょっと細工してみたら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほう・・・もうそこの解読を済ませるとは流石嘗ては精霊王に

仕えていただけの事はあるな。」

 「!!」

 それを聞いて何だと思って声のあった方向に目を向けて・・・ぞわっと

フィオナの背筋に何かが走ったのだ。

 「(この感覚・・・あの時と同じ!!)」

 フィオナはそう思いながら嘗て自分が精霊を呼び出せなくなったあの時を

思い出して・・・まさかと思うとフィオナはこう聞いた。

 「お久しぶりですね、あの時あの祭壇から逃げてからですから・・・

4年前ですかね?」

 「そうなるか・・・よく分かったな私の正体が」

 「始めにカミト君が貴方の仮面の下にある髪と瞳の色を聞いてから・・・

そして今貴方が私の目の前に来て確信したわ・・・何で貴方は精霊王を

裏切ったのか聞きたくなったわ。」

 フィオナがそう聞くとレン・アッシュベルらしき人間は・・・こう答えた

 「そうする必要があったからだ、この世界を救うために。」

 「世界を救う・・・どういう意味でしょうか?」

 フィオナがそう聞くとレン・アッシュベルらしき人間は・・・こう返した。

 「そうだ、世界を救うため。私はかの王共・・・精霊王を討つ。」

 「本気で言っているのですか貴方は!そんな事をすれば・・・五大精霊王の

恩寵を失えば大陸中の人間たちは火を熾す事も土地を耕すことも、風や水の恩恵を受ける事すら」

 「ならば機竜を扱う彼らは如何だ?」

 「そ・・・それは」

 「そうだ、彼らは火を自ら熾し、大地を耕し、風や水を有効活用している。

人だけの力で彼らは文明は我々を遥かに凌駕するほどの知識を使ってだ、それ故に今ある世界を壊して新しい世界を作る必要があるのだ!・・・偽りの精霊王を

滅ぼし・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・その全てを簒奪させられ歴史から抹消された精霊龍と精霊神を

蘇らせるために!!」

 「精霊龍と・・・精霊神・・・ですって・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「う・・・ん、夢か。」

 カミトはそう呟きながら他の面々を見ていた。

 ルミナリスを含めて全員が寝ているのを見てカミトは何やってんだろうなあと

思いながら空を眺めていると・・・黒い羽が見えた。

 「この羽・・・まさか!?」

 カミトはそれを見てまさかと言うと現れたのは・・・レスティアであった。

 「あらこんばんわカミト、よく寝られたようね。」

 「・・・久しぶりだな。」

 「あら怖い、そんなに怖い顔しているのはやめた方が良いわよ?」

 レスティアが笑ってそう言うとカミトはこう聞いた。

 「一体何が目的なんだ?何で俺の前に現れたんだ??」

 そう聞くとレスティアはこう答えた。

 「貴方のチームメイトのあのお姫様がチーム・インフェルノに捕まったわ。」

 「な・・・・!!」

 カミトはそれを聞いて驚くとこう聞いた。

 「何で俺に聞くんだ・・・・!!」

 「簡単よ、彼女を『闇の精霊姫』にする為ヨ。」

 「『闇の精霊姫』・・・だと」

 「もう猶予はないわ、場所は廃都の最東端。ここから直線距離で

2,3時間はかかるわ、それに奴らはロッソベル公国とルギア王国王国の精霊使いのその殆どを手中に収めていて戦力差は歴然よ。」

 「・・・あの精霊か・・・!!」

 カミトはそれを聞いてあの仮面の精霊かと思い出すとレスティアが

去ろうとするのでカミトはこう聞いた。

 「どうして俺にそんなこと言うんだ!情報を教えて何させる気なんだ!!」

 そう聞くとレスティアは・・・こう答えた。

 「彼女は魔王を復活させる気よ、それでこそ№を使ってでも・・・

此の儘だと彼女は人ではなくなるわ!!」

 「だったら教えてくれレスティア!レン・アッシュベルの正体を!!」

 そう聞くとレスティアは・・・こう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「彼女の正体は嘗ての火の精霊姫・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ルビア・エルステイン』よ。」




 いざ救出に向けて。
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