「まさかフィオナが向こう側に捕まっているとは・・・。」
「然も相手はカラミティ・クイーン・・・奴がレン・アッシュベルの正体。」
エリスとルミナリスがカミトの報告を聞いてそう呟くが何故?何の為にと
思っていた。
フィオナに対して何故ルビアが『闇の精霊姫』などと言う存在に
させようとしていること、そして・・・既にルミナリスを除いてルギア王国が
全滅している事と下手すればロッソベル公国も全滅しているんじゃない事と言う事に最悪だなと感じていた。
向こうには相手の精霊使いを支配下に置くことが出来る
グレイワースの後継者と目されるシェーラ・カーン、教導院出身のリリィとミュア。
間違いなく最恐の敵だと言われるような存在だと思っていると・・・ルミナリスがこう言った。
「だが敵の居場所、拠点が分かった以上攻撃するしか何とかするしかない。」
「だけどどうやってだ?俺達だけで」
「私も加わろう、どうせルギア王国はリタイアだからこうなれば
共同戦線を張るしか意味がない。」
ルミナリスがそう言うがルミナリスが加わっただけで如何こうできるかと
思っていると・・・レオノーラがこう言った。
「・・・ですがルミナリスさんの言葉にも一理あります、此の儘座して待つのも
此の儘失格が目に見えてますからここは乾坤一擲で確実に魔石を手に入れる策として敵地に乗り込むしかないのも一手ですね。」
「だがどうやって乗り込むのだ?敵地ともなれば
対策の一つや二つはあるはずだろ?」
ヴェルサリアがレオノーラに向けてそう聞くと確かにとそう思っていた。
敵地ともなると迎撃手段が大量にある為此の儘戦っても
返り討ちされるんじゃないかと思っていると・・・レオノーラがそう言えばと言ってこう続けた。
「私・・・敵地に感知されることもなく行けるかもしれません。」
レオノーラが全員に対して案内した先は・・・例の地下通路であった。
「ここが地下遺跡に繋がる場所か。」
「ええ、ここからでしたら気づかれることなく敵地へと
たどり着けるかもしれません。」
「だが内部は複雑なのかもしれない、どうやって奴らのいる最東端に
辿り着けるのか?」
ヴェルサリアがレオノーラに向けてそう聞くと・・・グリムゲルデが
こう答えた。
「大丈夫じゃ、ここら辺は儂が知っておる場所が多いから何とかなるし
それに奴らが儀式を行うともなると地脈がちゃんとしていないといけないから
清浄な気配が満ちておられるからまあ水浴び位は出来るかもしれないな。」
グリムゲルデはそう言いながら全員を案内する中でカミトは
エストの名前を見つけると同時にある名前を見つけた。
「・・・スカーレット・・・まさかな。」
そう言いながら其の儘とある場所に入って行った。
「ここが大広間じゃ、その儘行けば恐らく・・・どうしたのじゃカミトよ。
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしておるぞ?」
グリムゲルデがそう言って・・・目を大きく見開いているカミトに向けて
そう聞くとカミトはこう呟いた。
「何で・・・この精霊が・・・!!」
「お主・・・知っておるのかこの精霊を!?」
グリムゲルデがそう聞くとカミトはこう答えた。
「ああ、二体とも夢に出てきた精霊だ!」
カミトがそう言って壁の上にいる二体の・・・巨大な精霊を見てそう言うと
グリムゲルデがその夢とはと言うと・・・カミトは懐からアレイシアの日記を
取り出すとこう言った。
「これを持っていると夢で出てきたんだ、あれは只の夢じゃないかなと
思ってたんだが。」
「カミト、何だその古い手帳は?」
ルミナリスがそう聞くと・・・何処からか声が聞こえた。
「其れの事、私にも教えて?」
「「「「「「「!!!!!!!」」」」」」
全員がその声を聴いてまさか敵かと思っていると・・・闇からミラが現れた。
「ミラ!お前無事だったのか!?」
「まあね、けどチームメンバーは全滅したから私も死に体なのよね。」
そう言うとカミトが持っている日記を見てこう聞いた。
「それで、それは一体何なの?」
「アレイシア・イドリースの・・・手製の日記!」
「そんなのが・・・古代図書館の本の中に・・・何で!」
ルミナリスとミラがそれを見て驚いていた、矢張り彼女達ももし本物ならば
大祭殿にて厳重に保管されるべきものだと確信しているとカミトはこう続けた。
「あの細い体の精霊は・・・最初の日の夜に夢に出たんだ、アレイシアと
誰かの男性と共に部屋から出て行った後に出てきてもう一方の方は
銀髪の男性と一緒に出てきたんだがその周りにある6体の龍は初めて見るな。」
「然し夢とは言えあの精霊神を拝謁できるとはお主ついておるなア。」
グリムゲルデがそう言っていると上を向いてあれは何だとカミトが
そう聞くと・・・グリムゲルデがこう答えた。
「これこそが全ての精霊たちの祖にして全ての精霊の頂点に君臨する
最強の精霊・・・
・・・・・絶対精霊界神『ヴァルケリオン』。それがあの精霊様の名前じゃ。」
グリムゲルデがそう言って全員がその精霊の肖像画を見た。
顔に太陽の様な仮面を付けた・・・幾つもの星が周りを囲ってカミト達を
見下ろすかのように見ていた。
そして抜け出して。