精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 戦いが始まった。


闘い

「行くぞエスト!レスティア!!」

 カミトはそう言って閃光の如く駆け上がるとルビアが何か呟いたと同時に

小さな火球が放たれたと同時にそれは一気に膨張して放たれた。

 「ファイアーボール!なんつう大きさだ!!」

 カミトはそう言ってギリギリで直撃を回避するもその威力はクレアが

使っていた時よりも強力で・・・爆発範囲が広すぎていた。

 「クソが!これが元精霊姫の実力かよ!!」

 カミトはその威力を見て驚いているとルビアは新たに魔術を唱えた。

 「煉獄の門より来たれ、灼熱の猟犬共よ!」

 虚空から魔術方陣が出てきて炎を纏う三頭の『地獄の猟犬(ヘルハウンド)』が

召喚されたと同時に三方向から同時に飛び掛かるとレスティアが黒い雷を迸らせると『ヘルハウンド』達が痺れたと同時にカミトは二つの剣を逆手に持ち替えて

技を放った。

 「絶剣技三ノ型・・・『影月演舞』!」

 それと同時に三頭の『ヘルハウンド』は一太刀で斬り伏せられた。

 「眠れる火山の王よ、その息吹を解き放て・・・

『火竜の咆哮(フレイムハウル)!」

 その言葉と同時に巨大な竜を模した炎がカミト目掛けて襲い掛かった。

 然もコノ魔術は追尾できるようでありカミトの神速に自動で追ってくるのだ。

 「きりがねえ!こうなったら!!」

 カミトは舌打ちして足を止めたと同時に・・・半身を回転せて振り向きざまに

火炎竜の頭を打ち砕いた。

 消える竜を見ると今度はそれが新たな火柱となって吹き上がって来た。

 「こんなの俺達には意味がねえよ!」

 カミトはそう言ってその勢いのまま一輝に駆け込んで

一撃を与えようとしたと同時に・・・レスティアがカミトに向けてこう言った。

 「カミト!こいつは偽物よ!!本物はすぐ後ろ!?」

 「私が受け止めます。」

 エストがそう言ったと同時に鎖を放って横薙ぎの斬撃事繰り出すもルビアはそれを最小限の動作で躱すとこう言った。

 「私も本気を出そう。」

 そう言った瞬間にその手に蒼い焔を生み出した。

 「時すらも凍れ、絶対零度の劫火・・・

『凍える焔華(フロスト・ブレイズ)!」

 「お前の焔は俺達には効かねえぜ!」

 カミトがそう言った瞬間に絶剣技四ノ型『焔斬り』を使うが・・・

切先に触れた瞬間に刀身が凍り付いたのだ。

 「何だこの炎・・・嫌なんだこれ?」

 カミトがそう言って驚いていた、何せ凍り付いたはずのエストの刀身の氷が・・溶けたのだ。

 炎が物体を凍らせた事にも驚いているのにそれが溶けるなど何でと思っているとルビアはこう呟いた。

 「馬鹿な・・・私の焔を溶かすなど・・・!」

 一体どうしてと思っているとカミトはルビアに向けてこう聞いた。

 「お前イッタイナニガ目的なんだ、こんなことしてイッタイナニガ

してえんだ。」

 そう聞くとルビアはこう答えた。

 「仕方ない応えよう、私の目的は・・・魔王の力を使って精霊王を

滅ぼす事だ。」

 「精霊王を滅ぼす・・・だと!」

 「そうだ、三年前のあの日。お前がそいつとその願いを

叶えようとした事だが・・・そして失敗した。」

 冷たく放たれたその言葉を聞くもカミトはその時の事を忘れている為その結果が分からなかったがルビアはこう続けた。

 「私はこの世界を再構築して精霊王を滅ぼし、精霊を使わずに人類のみで

世界を発展させたいのだ。」

 「世界の再構築・・・そんな事したら世界中でどれだけの人々が犠牲になると」

 「確かになるが機竜を扱う国はどうだ?あちらは我々とは違って

自分たちの力だけで発展しているそうだ、そう。我々は精霊がいなくても

この世界をいい方向に発展させれるのだ。」

 「確かにマギアルカからその話は聞いたが・・・だけどこっちの方じゃ」

 「この精霊側の国々は今まで精霊に甘えそして堕落した、大地を耕すのに

自らの力で耕さず、水を湧き出させるのに自らの力で掘らず、炎をくべるのにも

自ら火を焚こうともせず、風を送るにしても風を感じようともせず

こんな連中を助けて・・・ランパール戦争が起きたにも拘らず世界は

正しくあろうともしなかった・・・これは罰なのだ、世界が再び自らの意思で

立ち上がるために・・・!!」

 そう言うとカミトは・・・ふざけるなと言ってこう続けた。

 「アンタがどんだけの理想を持っているのか・・・どんだけの覚悟で

挑もうとしているのか分からねえけどな・・・無関係な人々を巻き込むことなんて俺は・・・絶対に認めねえぞ!」

 そう言ってカミトは二振りの剣を構えるとルビアは・・・カミトに向けて怒りの表情でこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お前は・・・私の見てきた悲劇を知るまい。」

 そう言うとあの時の事を思い出した。

 精霊王の気まぐれ一つで街を破壊された。

 人々は死んだ。

 傷ついて家を失った。

 そして何よりも・・・精霊姫であったことから沈めたとしても

どれだけの酷い惨状だとしても有難いと言って崇められル事に・・・

心底ふざけるなと思った。

 だからこそ壊すのだ、この世界の常識を!

 「力なき言葉は無力だ、私はそれを『精霊姫』となった日に知ったのだ。」

 そう言った瞬間にまるで荒らしの様に熱せられた風は集まって焔の竜巻となってルビアを覆った。

 「今こそ見せてやろう・・・最強の『神殺しの焔』を・・・!!」

 そう言って天井に迄達した焔の竜巻はやがてその姿を変えた。

 カミトの前に現れたのは・・・巨大な人型の魔神であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あれは四年前の・・・あれはあんただったのか・・・!!」

 カミトがそう言うとルビアはこう言った。

 「そうだ、思えばあの時から私とお前の運命は・・・教導院の壊滅と同時に

交錯していたのだ。」

 そう言うとルビアは精霊語の展開式を唱えると・・・ルビアは懐から

カードを出してきた。

 「そいつはまさか!!」

 カミトはそのカードを見てまさかと言うとルビアはそれを焔の竜巻に

放った瞬間に炎から・・・84の数字が見えた。

 そして現れたのは・・・真紅の鍔に蜘蛛の巣を模ったかのような剣が現れた。

 「これこそが炎属性最強のエレメンタルバッフェ『レーヴァテイン』だ。」

 そう言った瞬間にカミトはルビアの背後に・・・焔の蜘蛛が見えるのを感じた。




 次回は外での死闘。
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