精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 1年ぶりに戻ってまいりましたーー!


精霊王解放計画
出陣


「・・・何だ・・・あれは?」

 試合を見ている貴族の一人がそう呟いた、精霊から見られる映像を見ている中で

突如として化け物と化したレン・アッシュベルを見た。

 全身が黒いオーラを放っていて上半身は幾つもの呪装刻印が刻まれており

仮面が砕けて露となった赤髪とその瞳は鮮血をぶちかましたかのように

赤黒くなっていて両目は瞳孔が黒く染まり下半身は人ではなくまさにジョロウグモの如き足となっていた。

 そして彼女の腹部には84の数字が刻まれていた。

 するとマギアルカが前に出てこう言った。

 「直ぐにこの試合を止めるのじゃ!更に精霊使いの兵士とわがファミリアの兵隊を試合会場に向けて転送させるのじゃ!!」

 マギアルカがそう言って祭殿長に向けてそう言うが祭殿長はいいえと言って

こう続けた。

 「これは精霊王の為のブレイドダンスです、姫巫女たちの演武を奉納している中

あのような野蛮な兵器を出すなどあってはなりません。」

 「そのような事を言っておる場合か!あの化け物は儂らはようく知っておる!!

あの化け物を討つには儂らの力を使わなければあ奴らは死ぬぞ!?死んでしもうたら奉納処か精霊王とやらの機嫌を損なう事になるのじゃぞ!」

 マギアルカがそう言うが祭殿長は尚もいいえと言ってこう続けた。

 「先ほども言いましたが私達は精霊王のお求めを満たすがために

このブレイドダンスを催していますので貴方方の力を借りるまでもありません!」

 そう言うがこの分からず屋と言って出て行こうとすると・・・簾越しの向こうから声が聞こえた。

 「お待ちください!」

 「・・・何ですか・・・レイハ様?」

 祭殿長がぎろりと目を細めてそう聞くがレイハはこう続けた。

 「ですが選手があの様な異形になるなどブレイドダンス始まって以来の状態、

この状況に伴い私達や精霊使いは対処出来ません。それに伴い私は機竜の封印を

許可致したく思います。」

 「「!」」

 マギアルカと祭殿長はそれを聞いて驚いている中レイハは更にこう続けた。

 「それとデスがこの戦い、下手したら死者が出かねません。其の為私達は機竜をこの試合に投入する許可を出したいと思いますが他の精霊姫達は

どう思いますでしょうか?」

 レイハは目つきを鋭くしてそう聞くと他の精霊姫達も何やら話し合いが

始まっている中祭殿長は駄目ですと言って慌てながらこう言った。

 「このブレイドダンスにあのような野蛮な武器を出すなど言語道断です!

私達精霊使いは精霊王の為に舞を奉納し精霊王様を奉るがために

ここにいるのです!!そもそも私はあのような男の精霊使いなど・・・

魔王の後継者などと呼ばれるあの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それ以上にせよ糞婆、首を切り飛ばすぞ。」

 マギアルカがそう言うと同時にヨルムンガルドのソードデバイスを抜刀して

祭殿長の首目がけて斬り落とそうとしている瞬間に・・・待て!と言う声が

聞こえた。

 その瞬間にマギアルカが目にしたのは・・・シャオの肩を借りてやってきた

グレイワースが見えた。

 「グレイワースか?お主体の調子は幾許か??」

 マギアルカがそう聞くと祭殿長がグレイワースに向けてこう言った。

 「グレイワース様!今すぐにこの者を排除してください!!

それだけではありません!?レイハ様のお目を覚まさせて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「黙れ耄碌。」

 「・・・・・へ?」

 「今現在あそこで戦っているあいつらが危機に巻き込まれようとしている、

此の儘ではマギアルカの言う通り死者が出かねん。故にレイハ、私は貴様の考えを尊重しよう。」

 「な!」

 「それとだがマギアルカ、貴様の部下も数名ほど向かってほしい。残った

精霊使いを守りながら戦う事にはあいつらは慣れていないからな、貴様も

向かってほしいんだ。」

 出来るかと聞くとマギアルカは無論と答える中祭殿長は慌てながらこう続けた。

 「お待ちください!精霊使いのブレイドダンスをこのような者達が汚されるのを貴方は何故黙ってみて居られるのでしょうか!!此の儘では精霊王様達のお怒りを買いやがては破滅を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「祭殿長。」

 「ひぃい!」

 「私は黙れと言っている、もう一度そのうるさい言動を口ずされば・・・今度は永遠に喋れないように私が貴様を斬る。」

 「ひゃああああああああああああ!!」

 祭殿長はグレイワースの殺意に恐怖しているとグレイワースはマギアルカに

向けてこう言った。

 「それでは直ぐに準備してほしい、私は転送術式の準備をさせる。」

 そこの精霊使いも手伝えというとレイハは簾から現れてはい!と答えると準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてマギアルカはシラヌイ達を鎖から解き放つとグレイワースが現れて

こう言った。

 「ここから先は私は助けに行けんから一つ言おう・・・必ずあいつらを無事に

帰還させてくれ。」

 「無論じゃ、儂も『フィルフィ』の弟・妹弟子達を見せぬうちに死なすなど

嫌じゃからな。」

 「『フィルフィ』?」

 「儂の弟子じゃ、武術については中々の逸材でのう。何れ合わせたい。」

 「そうか、なら・・・頼んだぞ。」

 「おお、大手を振って待っとれ。」

 マギアルカがそう言うと同時に転移魔法の準備が終わったのであろう

全員が機竜を纏いそして光が溢れると同時に・・・転送された。

 それを見ていたグレイワースはこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「後の事を頼んだぞ。」




 次回はカミトサイドから。
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