『そんで?俺達こっからどうするんだ?』
シラヌイがカミトに向けてそう聞くとそうだよなあと言ってこう思っていた。
ブレイドダンスに於いて機竜を使った以上精霊王に対する願いなどは
無効になるから恐らくは再戦になるかもしれないなと思っていると・・・カミトと
シラヌイの体が透け始めたのだ。
「な・・・何だ!」
『おいおいおいどうなってんだよこいつは!?』
シラヌイがそう言っていると其の儘両名は・・・・上空にいたヴェルサリアと
カオスブレイカーも消えて行った。
「ここは・・・?」
どこだとカミトが呟くと目にしたのは・・・一人の少女であった。
「ようこそお越しになりましたカゼハヤ・カミト様。」
「君は・・・レイハか?」
そう言うのは火の精霊姫・・・『レイハ・アルミナス』であった。
「お久しぶりですカミトさん、お荷物等は既にマギアルカ様方が帰ってきた際に持ってきておりますので・・・それが機竜ですか?」
レイハはそう言ってシラヌイを見ながら装甲を触っているのを見て成程と言ってこう続けた。
「加工もそうですが使われている素材も特殊です、一体どうやって・・・
この気配は・・・・いえまさかそんなはずは」
「おい・・・レイハ・・・さん。」
「ああすみません!その・・・初めてマジかデ見まして・・・それで。」
レイハはもじもじしながらシラヌイを見ているとシラヌイはこう言った。
『何か・・・小動物みたいな娘っ子だな。』
「まあ確かに・・・子犬みたいだよな。」
カミトはシラヌイの言葉を聞いてそう肯定するとそれではと言ってこう続けた。
「カミト様、既にチームメンバーの方々は他の精霊姫達がお迎えに
向かっておりますので。」
それではと言うとカミトはレイハに向けてこう聞いた。
「『シラヌイ』はどうするんだ?一緒に持っていくのか?」
そう聞くといえとレイハはこう返した。
「そちらはここで私の付きの精霊使いが監視する事となっております、
何分祭殿長は機竜を即刻破壊すべきだと強硬な意見がありましたが
グレイワース様からのその・・・忠言がありまして」
「脅しだな。」
『脅迫じゃねえかそれ?』
カミトとシラヌイは互いにと言うか間違いなくねと言ってグレイワースが
脅迫したなと考えているとレイハはこほんと咳払いしてこう続けた。
「それでは移動となります、私から離れないようにしてくださいね。」
レイハがそう言うとカミトはエストとレスティアを
人間が使えるサイズの剣に戻すとそれを手に取って腰に収めてからレイハに着いて行った。
レイハの案内でカミトは辺りを見渡しながら歩いていた、柱廊に囲まれた
庭園であるがカミトは其処を覚えていた。
「ここは確か呪いを解呪するときに来た場所だな。」
「はい、ここは大祭殿です。普通は男子禁制の場所ですがカミト様は
出場者でありますので特別ですよ。」
そうは言うがカミトは気が気でなかった、もし自分が女装して入っていた
何て分かったら間違いなく殺されそうだからだ。
すると暫くしてある場所に辿り着いた、恐らくは身分の高い人用の
部屋なのであろう庭園に面した部屋に辿り着くとレイハは其処を開けると
そこには・・・全員が入っていた。
「カミトか、お前もここに案内されたのか?」
「その様だ、他の皆もか?」
カミトの言葉を聞いてああとヴェルサリアがそう答えるとレオノーラ、エリス、フィオナの姿もあった。
するとカミトはあれと言ってこう続けた。
「ルミナリスとミラはどうしたんだ?あいつらだって一緒じゃないのか?」
カミトがそう聞くといいえとレオノーラはこう続けた。
「私達がここに付いた時には彼女たちは何処にも姿がありませんでした、
その事を聞いたのですが精霊姫は全く何も言わなかったので。」
レオノーラの言葉に成程なと聞くとレイハはそれではと言ってこう続けた。
「皆様にお伝えしたいことがあります。」
「「「「「・・・・・」」」」」
カミト達が一体何だと思って身構えていると・・・レイハはこう答えた。
「オルデシア帝国代表『スカーレットナイツ』、貴方達は
今回のブレイドダンスに見事優勝されましたことをココにお伝えいたします。」
「優勝・・・間違いないのか!」
エリスは間違いじゃないかと言うとカミトは確かにと言ってこう思っていた。
クロス・ファイアの開催期限は3日、まだ2日しか経っておらず制限時間には
未だ十数時間の余裕があるだろと言うとレイハはこう返した。
「いいえ間違いではありません、精霊王からの託宣により貴方方の剣舞に大いに愉しませてもらったとの事です。」
「・・・俺達が機竜を使ったことも含めてか?」
カミトがそう聞くとハイとレイハは笑顔でこう続けた。
「ブレイドダンスは精霊王に捧げる最高位の儀式ですのでその精霊王が
満足したのでそれで。」
『つまりは相手が満足したからもう後は終わらせるって面倒な戦いだなこれ。』
シラヌイがそう言うと確かになとカミトはそう思っているとそれにと言ってこう続けた。
「貴方方の魔石は既に圧倒的でした、殆どのチームはチームリーダー・・・
それも精霊使いの中でそれぞれ1人ずつしか倒せれませんでしたので今全員で
残っているのは貴方方だけです。」
それが理由ですと言うと成程なとカミトはこの戦いについて・・・
勝ったんだなと思っていると周りはざわざわとしているとではと言うと
レイハはカミトに向けて・・・笑顔でこう言った。
「それではカミト様、約束通り『アレイシア・イドリース』様の手書きの日記を読ませてください!」
次回は・・・日記について。