「義姉上。」
エリスがヴェルサリアを見てそう言うとヴェルサリアはこう答えた。
「お前らしくもないなエリス、先ほどから見ていたが槍術の型が乱れていたぞ。」
それにと言うとヴェルサリアはこう続けた。
「お前から精霊の反応を感じられん、一体何があったんだ??」
悩んでいるのんあらば聞くぞと言うとエリスは自身の手の甲を見せて・・・こう言った。
「義姉上・・・シグルドが・・・私の精霊が・・・
・・・・・奪われました・・・!!」
「精霊を奪うことが出来る精霊か・・・聞いたことがない。」
「はい、ですが勝利できた今でしたら精霊王の力を使えば・・・!」
もしかすればと言っているとカオスブレイカーがヴェルサリアに向けてこう言った。
『辞めた方が良いぞ?』
「カオスブレイカー!何故だ答えろ!!」
ヴェルサリアがそう聞くとカオスブレイカーは(* ̄▽ ̄)フフフッ♪と笑いながら
こう答えた。
『精霊王の願いとやらは如何やら・・・絶望を呼ぶかもしれんぞ?』
「そんな・・・バカなことが・・・・!」
「精霊王達全員が・・・偽り・・・!」
『シラヌイからの言伝だ、嘗てカミトが精霊王と出会った時に見た
光景であったらしい。』
「・・・そうか・・・ならそれが真実だとするなら・・・このブレイドダンスの期間が短かったことも納得がいく。」
カオスブレイカーの言葉にヴェルサリアはそうかと答えた、カミトは
レン・アッシュベルとして優勝した際に精霊王と出会っていた事から
真実なのかもしれんと考えているとエリスはヴェルサリアに声を掛けた。
「義姉上?・・・一体どうしたのですか?」
エリスの心配している様な声掛けにヴェルサリアはああと言ってこう続けた。
「済まないな、今ちょっと話し合いをしていてな・・・エリス、精霊王の
願いについてだが・・・いや良い。」
「?」
エリスは何だろうと思いながらヴェルサリアを見ているがヴェルサリアは
こう思っていた。
「(何だろう、義姉上がここ迄思い詰めることなどそうは無かったはず・・・
何かあるのか?精霊王の願いに何かがあるのか??)」
そして暫くするとレイハがカミト達に迎えが来たことを伝えると全員が馬車に乗って
城館の門前に来ると・・・既に大勢の人間が迎えに来ていた。
「婆さん!?」
「マギアルカ様!」
カミトとフィオナがそう言うと・・・スーツ姿のグレイワースと普通の服の
マギアルカがそこにいたのだ。
「よく勝ってくれたなお前達。」
「うむ、ここ迄勝ち残れたことにお主ら儂らは鼻が高くなるぞ。」
くはははと笑っているとシャオが前に出てこう言った。
「カミト・・・ありがとうな、あいつらをぶっ倒してくれて。」
「いやこっちもな、お前らが情報提供してくれたおかげであいつらをぶっ飛ばすことが出来たんだ。」
カミトがそう言うとシャオはそうかと頬を赤めらせているとマギアルカは成程なと
笑みを浮かべてカミトに耳に近づいてこう言った。
「お前いつの間にシャオ迄手駒にしたんだ?」
ん?と聞くとカミトははあと慌てながらこう言った。
「嫌なんでそうなるんだよ!俺とシャオはそんな関係じゃない!!」
そう言うとそう言えばと言ってカミトはグレイワースに向けてこう聞いた。
「そういやあ婆さん、一つ聞きたいんだが良いか?」
「?」
「・・・24年前アンタは精霊王に会ったよな?」
「ああ・・・懐かしいな・・・其れが何だ?」
「あんたは精霊王に願った時・・・闇に出会ったか?」
カミトがそう聞くとグレイワースは・・・こう答えた。
「闇・・・何だそれは?」
「(婆さんは闇を知らなかったのか?けど・・・何故?)」
どうしてと思っているとシラヌイがこう答えた。
『多分だがこの婆さんお前が見た闇について何も知らねえんじゃねえのか?』
「何でだ?」
『闇の大本共は多分・・・これ迄はそれが出てなかったんじゃねえのか?多分だが。』
「今迄は・・・長期間の時があったからそん時は・・・もしかして精霊龍がか?」
『恐らくな・・・だが今今回の時は・・・間違いなくその闇が関わっていることは
間違いねえだろうな。』
シラヌイの言葉を聞いてカミトはそうかと言っていると・・・グレイワースはカミトに向けてこう言った。
「それとだが今夜、大祭殿で優勝祝賀会が執り行われるそうだ。お前達服の
準備をしておけよ。」
そう言った後カミトは溜息付いてこう呟いた。
「またかよ・・・まあ今回は女装しないで良いから良いか。」
『女装したらまた言い寄られそうだしなwwwwww。』
「余計な事言うな!」
そして夕刻の優勝祝賀会のなか広大なフロアにて大勢の貴族たちがひしめき合って
今回のブレイドダンスについての話題でもちきりの中中央にアルそれを見ながら・・・
貴族たちはこう言っていた。
「本当に勇ましいですな。」
「是非ともわが国にも保有したい程だ。」
「そう言えば今この機体を保有する国が来ているそうだぞ?」
「ほお、でしたら直ぐに交渉に。」
等々と言っている中貴族たちが見ているのは・・・シラヌイ達であった。
『何で俺達が見世物に?』
『良いではないか?偶にはこうやってぼーっとしていても。』
『ですが私達がこうやって見ている事で他国との交流にも必要なのですから。』
シラヌイ達はそう言いながらカミト達の方を見ていた。
次回はパーティーの最中。