地下施設に繋がる入り口は何と巨大な武器倉庫の中にあったのだ、本来ならば
その入り口には精霊語が彫られた巨大な石板で厳重に封印されていたのにそこが・・・
何故か空いていたのだ。
「何時の間に・・・一体誰が。」
エリスがそう言って砕けている石板を見るとヴィレイは恐らくと言ってこう続けた。
「敵はここの封印を解くことが出来るほどの力を持っているって事だから・・・不味いな高位の精霊使いがここに来たって事だね、それにしても一体誰が。」
そう言ってヴィレイは何やら考えているとカミトがヴィレイとエリスに向けて
こう言った。
「兎にも角にも俺達がやるべきことは決まってる、この先にいるだろうその誰かが
何なのかを見てそして・・・戦う事だろうな。」
それを聞いてカミト達は内部に入って行った。
水音が響く地下施設の通路をカミト達はひた走っていた、数十年前の
ランパール大戦以降に封鎖されてそれ以降誰も入らなかったのだろう。
老朽化していてあちこちの天井が崩れて瓦礫に埋もれていた。
「空気が淀んでいるな、まるでランパール大戦時代の闇が残っているようだ。」
『それだけじゃねえ、まるで教導院みたいだ。人間の未練とかがこの中で
満ち溢れて嫌な感じがするぜ。』
シラヌイがそう言って周りをソードデバイス経由で見ていた、今迄の戦争の
犠牲者たちがここで屯ッている様な雰囲気が漂っていてそれを感じ取った
カミト達は周りを警戒しながら歩いて行ったのだ。
だが教導院ともなればここは暗殺者として活動していたカミトや諜報員として
各国を練り歩ているヴィレイにとっては何時も通りな感じであった。
「ここは呪装刻印の研究をしていたようだね、だけどここ迄巨大な研究所は
僕も初めて見たよ。」
「まさか神聖なる学院の地下で呪装刻印の研究をしていたとは。」
「何言ってんだよ?あたしの国だって昔はこういう感じの研究をしていたんだ。」
「となれば・・・学生も被検体だったのか?」
カミトがシャオに向けてそう聞くとシャオはこう答えた。
「この資料によると・・・どうやら志願者だけだったらしいがその研究データが
呪装刻印の対策試料があるらしいな。」
「だがそれを何故帝国は廃棄しないのだ?」
エリスがそう呟くと・・・ヴィレイは多分なと言ってこう続けた。
「広すぎるからだろうね、元々古代の遺跡を改装して作られたんだ。その広さは大概が研究所が見つかった際に研究員が外に逃げれる時間を稼げれるように
造ってあるんだろうね。そしてそれを完全に把握している人間は軍には・・・いやいたねたった一人が。」
ヴィレイがそう呟くと・・・カミトはこう答えた。
「・・・婆さん・・・グレイワースか?」
「「!」」
それを聞いてエリスとシャオが目を大きく見開くとヴィレイは
そうだろうねと言ってこう続けた。
「当時の研究資料によればランパール大戦後にグレイワース公はここの学院に就いた、そしてそれ以降はここを守っていたんだろうね。」
そう言うとそれととカミトはエリスに向けてこう言った。
「婆さんは呪装刻印を埋め込んでた、最終試合の時に奥義を会得させたと同時に。」
「「!」」
「それは真実なのかい?」
ヴィレイがそう聞くとああとカミトは答えてこう続けた。
「俺の身と帝国の安全の為にだって言ってた、その反動で婆さんはあの通りだ。」
それを聞くとヴィレイはそうなんだねと言うと成程と言ってこう続けた。
「ならあの人はここの番人も兼ねて立って訳だね、それであの予算編成・・・僕達はずっとあの人に守られてたって訳か。」
ヴィレイはそう言って後で謝っておくかと呟きながら更に下に向かって行った、そしてその儘ゲートがある場所と同じ地点に迄辿り着くと目にしたのは・・・石に囲まれた
伽藍の広間であった。
だがそこは投棄された実験器具や瓦礫の山だけしかなかった。
「ここか・・・何かある」
か?という声と共に・・・シラヌイがカミトに向けてこう言った。
『カミト後ろだ!』
「!」
それを聞いてカミトがソードデバイスを抜いた瞬間に背後から・・・
・・・・ルーリエが漆黒の刃でカミトを貫こうとした光景であった。
「「「!」」」
それを見てエリス達が驚いているとヴィレイはルーリエに向けてこう言った。
「ルーリエ!君は一体何故彼を殺そうとするんだい!!帝国の評議界からの任務か!」
ヴィレイがそういって拳銃を向けるとルーリエは・・・カミトに向けてこう言った。
「カゼハヤカミト、貴方にはデモン・スレイヤーを抜いてもらうわ?
我が主様の為にね。」
そう言って武器を構えるのを見てカミトは騙されたぜって言って・・・
シラヌイを召喚して纏うと成程ねとルーリエは腰に差してある・・・同じく黒いや・・・
・・・・・赤黒い短刀を抜くとこう言った。
「『その血を喰らいて全ての闇を覆え・・・『ドラウディアス』。」
そう言ってルーリエの背後から赤黒い機龍が現れるとコネクトオンと言うと
其れが纏われた。
赤のライン
黒い装甲
右腕にはパイルバンカー
左腕には大槌を持っておりその右腕には巨大で長大な爪が装備されていた。
するとルーリエはカミトに向けてこう言った。
「仕方ないわね、だったらそれを破壊して貴方のデモン・スレイヤーを出させて・・・
現出させて貰うわ目的の空間・・・『玄室』を。」
そう言ったと同時に・・・戦闘が始まった。
次回はドラグナイト戦闘です。