精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 第13巻の開始です。


第13章 悪華の王
厄介事


 精霊大祭に襲いかかった学院襲撃事件、都市全体を巻き込んだ件の戦いは

ギルゾレイクファミリアとシルフィードの連携に加えてカミト達専用機の活躍も相まって

事態を収束したが小破して現在は立て直しを執り行い学院は休学中である。

 だがウイッチ・ケトルは例外・・・カミト達は公国に於いて身に着けた経験と+して

ノクターンの存在を考慮して今後の戦いに備えなければいけなくなった。

 だがその内部の面々は・・・それぞれ散らばっていた。

 フィアナの方は王室から呼び出しがかかり帰省していた、まあ当人は王位継承権を

放棄していたのだが精霊契約が戻り更に言えば優勝した事から戻された事から

面倒くさいなあと思っていた。

 そしてエリスとヴェルサリアは何やら王都で大事がある事から其れの参加に向かった。

 残っているのはカミト以外に・・・レオノーラだけであった。

 レオノーラが滞在しているローレンフロスト領は雪深い場所である事から山道が

封鎖されてしまい帰省できていない。

 そんな中何やら用意していたグレイワースがカミトとレオノーラを呼ぶとこう言った。

 「お前達に任務を与えたい、なに用はローレンフロスト領だ。」

 「ローレンフロスト領って・・・一体何があったんですか!あそこは

リンスレットさんの」

 「待てレオノーラ、まだ内容を喋ってない。其れに今回はお前絵たちの戦力が

必要なんだ。」

 グレイワースがそう言って先ずはと言ってこう説明した。

 「今から4日前、ローレンフロスト領に於いてゲートが出現。精霊の森外で

確認されたのは今までなかった事態だ、早急に調査して欲しいと言う事だ。」

 「じゃが待て、其れであるとするなら儂らにその依頼が来るのは可笑しいであろう?・・何か裏があるのか?」

 マギアルカがグレイワースに向けてそう聞くとそうだなとグレイワースはこう答えた。

 「・・・そうだ、第一調査隊がローレンフロスト領に向かった。その際に

騎士だけではなく精霊使いも加わっていたが・・・全滅した。

 「「!」」

 カミトとレオノーラは其れを聞いて驚いていた、オルデシア帝国の騎士団だけではなく精霊使いまでもが全滅した事を聞いてカミトは一体何が起きたんだと言うと

グレイワースは其れはと言って・・・こう答えた。

 「謎の邪精霊らしき存在を確認したと報告が入ったがその内容が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・アビスと同じ形状だったそうだ。」

 「「「!」」」

 其れを聞いてカミト達だけではなくマギアルカ迄もが驚いていた、

この土地迄アビス・・・然もゲートともなると裏があるように思ってならないと

思っている3人であったがグレイワースは更にこう続けた。

 「見た目は鹿に酷似している奴と首が3つある奴、そして上空から細身の羽持。」

 「其れは恐らく・・・ハインド、オルトロス、ガーゴイルじゃな。」

 マギアルカがそう言ってアビスの種類を当てるとこう続けた。

 「ともなればそのゲートは恐らく竜匪賊が何かの方法でルインから・・・

新王国の報告にあった角笛を使ったのかもしれぬな、其れで王族は儂らに

討伐させよと?」

 「その通りだ、ファーレンガルトからの報告に加えて今回の騒動。奴らはアビス対策に機竜を使う事で騎士団の導入を検討させたいのであろうが・・・実際は

別の目的がある。」

 「「?」」

 其れを聞いてカミトとレオノーラは何だと頭をひねるとマギアルカがこう答えた。

 「機竜を嫌う・・・或いは機竜がいては権力を持ちづらくなる者達がアビスで共倒れを狙っておるのであろうな。」

 「「!」」

 其れを聞いてカミトとレオノーラは目を大きく見開くとグレイワースはそうだと言ってこう続けた。

 「大方そう言う連中が関わっているのであろうな、だがそれだけじゃない。

アビスが此の儘いれば下手すればローレンフロスト領はアビスの巣窟・・・竜匪賊と言う盗賊集団のアジトとなり其処を足掛かりに帝国に勢力を伸ばすのであろう・・・

其れを阻止するためだ。」

 グレイワースはカミト達に向けてそう言うとこう締めくくった。

 「異論が無ければ出撃して欲しい、道案内にはリンスレットに当てる。」

 「待ってくださいグレイワース校長!リンスレットさんは機竜がなく其れに

もしアビスだとするなら」

 「其の為に・・・ギルゾレイクファミリアに協力を依頼したい、お前達には共に

ローレンフロスト領に向かいアビス討伐を手伝ってほしい。」

 その言葉を聞いてマギアルカはふむと言ってこう続けた。

 「・・・アルマを遣わそう、其れとじゃが儂は暫くの間新王国に向かいたい。」

 「何かあるのかマギアルカ?」

 カミトがそう聞くとマギアルカはこう答えた。

 「ちょいとじゃが新王国に向かう事となった、七竜騎聖にも召集命令が降り

話し合いの為にな。其れとじゃが話し合いの報告は戻ってからになるからその時に色々と話す。」

 マギアルカの言葉を聞いて分かったとグレイワースがそう言うとそれじゃあと言って

マギアルカは立ち去って行った、

 だがこの時グレイワースとの報告は・・・出来なくなるとは誰も思わなかった。




 次回はローレンフロスト領に向かう・・・別の一団です。
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