精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 眠る時はちゃんとして寝ろ。


眠りは慎重に

「部屋が開いていないんですか?」 

 「まあな、この大雪で足止め喰らっちまってこの街に逗留する旅行者が多いんだ。

俺の所も後一部屋って所でな、後はまあ・・・馬小屋で寝てる奴とかもいるって話だぜ?」

 「馬小屋って・・・凍死すんじゃねえか?」

 カミトはこの寒空の下でかと言うとそうだよと店主はこう答えた。

 「路上よりかはマシだって思ってるんだろうがこの吹雪だと間違いなく凍死するな、幾ら火の精霊が入った精霊石があったとしても俺だったら諦めてここから出て行くな。

暗くなったとしても雪の中よりも森の中なら幾分かマシだ。」

 暖かいしなと言うとどうすると聞いて店主はカミト達に向けてこう聞いた。

 「・・・仕方ねえ、俺が外で泊まるからレオノーラお前が」

 「いや待ってください駄目ですよ!そんなことしたら凍死してしまいますし

何よりもその・・・私は嫌じゃないですから。」

 「?」

 レオノーラは最後ら辺小さく言った事に対してカミトは何言ってるんだと思ったが

近くで聞いている店主は青春だなあと思いながら2人に向けてこう言った。

 「料金は負けておくし何なら後で酒持って来ても良いんだぞ?年頃の男女2人旅夜は

長えんだからな、ま。明日からだ動かすのに支障がねえってんなら少しくらい煩くても

ここの連中は何も言わねえさ!」

 ぐっと親指を上げてサムズアップする店主の言葉を聞いてレオノーラははうはうと

赤面するがレオノーラは暫くして・・・こう答えた。

 「よ・・・宜しくお願い致します//////」

 「毎度―、部屋は2階に入って右から5番目の奥の部屋だからな。あんま掃除してねえから埃被ってるかもしれねえから・・・これ持っていきな。」

 店主はそう言うと奥から・・・温いがお湯の入った桶2つと雑巾があった。

 「おいマテ、箒と塵取りまであるぞ?」

 カミトがそう言うと店主は2人に向けてこう言った。

 「掃除するってんなら代金はいらねえよ、ああ返すときはこれ持ってここに来てくれ。

閉店時間はまだ先だから降りてきてな、ああそれとそん時にホットワインとかを

出しとくからな。」

 じゃあなあと言って店主は厨房に入って行くとカミトとレオノーラは互いに

見つめて・・・騙されたかなと思っているとシラヌイがこう言った。

 ーーさっさと中に入ろうぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「こいつは・・・予想以上に・・・。」

 「手狭・・・ですね。」

 カミトとレオノーラが互いにそう言うとシラヌイとメイルストームが互いに

こう続けた。

 ーー手狭って言うより・・・汚ねえな。

 ーー埃が凄すぎますね、店主が雑巾を渡してくれた理由が今なら分かりますよ。

 初めに箒使ったら埃が舞いますからねと言って辺りを観察していた。

 一人部屋様であろうがそれでも手狭でベッドは1つ、その上にテーブルやいすが乱雑に積まれているのを見てうわあと思っていると取りあえずはカミトはレオノーラに

向けてこう言った。

 「取りあえずは・・・掃除すっか。」

 「そうですね、やっている方が考えるよりかは楽ですね。」

 そう言って掃除を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・30分後

 「やっと・・・終わりましたね。」

 「ああ・・・部屋は綺麗になったからこれ持って降りて行くぜ。」

 「ああはい・・・ありがとうございます。」

 レオノーラはカミトに向けてそう言うとベッドの方に視線を向けた。

 たった一つで然も一人用だから狭い、そんな中でどうやってと思って・・・

仕方ないですよねとレオノーラは赤面しながらこう言った。

 「そうですよね・・・こういうのは其の・・・仕方ないんですから・・・うん!」

 そう言いながらふんすかと鼻息荒らすレオノーラを見てメイルストームは

あらあらと言ってシラヌイに向けてこう言った。

 ーーシラヌイ、私達はここからは見ないようにしません?

 ーーお前・・・ふざけてるだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「只今ー、さっき店主からホットワイン貰って来たぞ~~。」

 「ああはい!ありがとうございます!!」

 カミトが部屋に戻ってくるとレオノーラはあたふためきながらそう言うと

カミトに向けてこう言った。

 「あのカミト・・・ベッドは其の・・・一つしかありませんよね?」

 「ああそうだな、だったら俺が床に」

 「そんなことしたら余計に疲れが取れにくくなりますよ!」

 「けど同じ部屋で二人揃ってベッドってのは流石に」

 「わ・・・ワタシハ構いませんから!」

 ほら早くとレオノーラがそう言うとカミトは降参してこれはずっとこうなりそうだと思って中に入ると矢張り狭く更に言えば・・・レオノーラの胸が背中に当たって不味いと思ってカミトは内心こう思っていた。

 「(さ・・・さすがにこれは駄目だろって動きづらいし何よりも胸が当たって

色々と眠れねえ!こうなったら・・・あれだ!!)」

 カミトはそう思いながら目を閉じて脱力して心を無にした。

 無心の行

 読んで字の如く唯々無心となって自然体の如く体を動かさない暗殺技術。

 通常は動きを極力減らすことでターゲットに気づかれないようにするのが目的だが

まあ仕方ないであろうが其れを知らないレオノーラはカミトを見てもう寝たんですねと言って自身も眠りについた。

 そして暫くしてカミトも眠りについたのだ。




 次回は起床して。
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