「な・・・何とか入れましたね。」
「あ・・・ああ、そうだな。」
ーーですがあれでガーゴイルが大人しく引き下がるとは思えません。
ーー確かにな、だが報告にあった角笛だったか?そう言うので操作してるんなら
あそこら辺に拭いてる奴がいて俺達を見失って消えたって線も捨てがテえな。
メイルストームとシラヌイは互いにそう言っているのが聞こえる中取りあえずと言って
カミトはレオノーラに向けてこう言った。
「取りあえずだが・・・歩くか。」
「そうですね・・・此方も急がないと。」
レオノーラがそう言って互いに洞窟の中を歩いているとそういやあとカミトは
レオノーラに向けてこう聞いた。
「ちょっとだが聞いて良いか?」
「はい何でしょう?」
「キリア山脈には何があるんだ?俺其処らへん知らねえからな。」
「・・・そう言えば私もです、私がここに来て暫く経ってからグレイワース様に
呼ばれましたから。」
私にもわかりませんと答えると其れを聞いて何なんだろうなとカミトとレオノーラは
其の儘当てもなく歩き始めて行った。
「この礎他にもあったがこいつがこの結界を?・・・仕方ない大陸協定に違反するが
こいつを幾つか破壊して目的を」
果たすかとルミナリスは剣を構えようとした瞬間に・・・懐に入れてある
№が何かに反応しだしたのだ。
「な・・・一体何が・・・!」
ルミナリスがそう言うと礎の向こうからナニカが来るのが見えて何だと思っていると
そこで目にしたのは・・・
・・・・・ボロボロで血まみれの恰好をしたエルフィム族の男が姿を現したのだ。
「エルフィム族!おい其処のお前一体何があった!!」
「あ、人間・・・た、助けてくれ悪魔が!悪魔が村を!!」
「悪魔?一体何が起きた?説明してくれ。」
「ほほほほ祠が光ってそしたらそっから悪魔が現れて・・・モウ滅茶苦茶だ!
村は滅んでしまって俺は命からがらに逃げれたんだ!!」
「良いから落ち着け!そいつの特徴は何だ!?」
「そんなのどうだっていいんだ!早くしないと・・・あいつが」
エルフィム族の男がそう言いながら狼狽えていると・・・ズシンズシンと大きい足音が聞こえてルミナリスは何だと思っているとエルフィム族の男はその音を聞いて・・・
ひぃいいいいいいいいいいい!とルミナリスを押し倒して立ち去って行った。
「あいつ・・・一体何が・・・!」
ルミナリスはそう言いながら足音の事を思いだして木の陰に隠れると
そこで目にしたのは・・・巨大な化け物であった。
機竜サイドではこれをこう呼んだ。
ガーゴイル型の司令塔・・・ディアボロスと。
ディアボロスは当たりを見回していると走り逃げているエルフィム族の男を
見つけて・・・にたりと残忍な笑みを浮かべながらディアボロスは翼を広げて
飛んで追いかけていくとエルフィム族の男を捕まえたのだ。
「嫌だあ!止めろ辞めろ辞めろ・・・ああ嫌だあ・・・嫌だあ・・・
・・・・・俺を食べないでぐでえええええええええ!」
ぎゃあああああああ!と断末魔を上げるエルフィム族の男の声が辺りに響く中不味いとルミナリスは其れを見てこう思っていた。
「(あれは精霊なのか?嫌あれを精霊と呼ぶなどおこがましい・・・あれは・・・
あれは化け物だ・・・報告にあった黒い化け物はあいつと思って対処したほうが良い・・そうと決まれば通信用精霊で仲間達に騎士団の出撃報告を!)」
ルミナリスはそう思いながら通信用精霊を召喚しようとした瞬間に・・・
・・・・・ぞくりとまるで氷を直接頭から足の爪先迄ぶっかけられた何かを冠して
振り向くとそこで目にしたのは・・・
・・・・・幾つものガーゴイル型とディアボロスがルミナリスのいる方向に視線を
向けている所であった。
「気づかれた!」
不味いと感じたルミナリスは速攻で逃げようとするとディアボロスが咆哮を上げるとガーゴイル型が其れに答えるかのようにルミナリス目がけて飛び上がった。
「くう!ワタシを食べる気なのか!?」
ルミナリスはそう言いながら神威の力を最大にして走るがガーゴイルのスピードは
厄介でこのままいけば追いつかれるぞと思っているとルミナリスはすぐ近くに
洞窟があるのに気が付いた。
「こうなれば・・・どうにでもなれだ!」
ルミナリスはそう言って其の儘洞窟の更に奥にへと向かって行った、ガーゴイル達は
追いかけようとするも穴が小さくて入れない事から立ち往生してしまった。
すると暫くしてディアボロスの咆哮が聞こえてガーゴイル達は其処から
立ち去って行ったのだ。
「もう直ぐ・・・出口だな。」
「ええ、まさか踏破できてしまうとは思ってもみませんでした。」
レオノーラはそう言いながら洞窟を歩いていた、カミトの暗殺者としての風の音を
聞きながらレオノーラはグリムゲルデの力でその風の動きを感じて向かって行くと・・・出入り口があったのだ。
「もう直ぐでローレンフロスト家の居城・・・みて下さいカミト!あれが『冬寂の城(ウインターガルフ)』です!」
レオノーラがそう言って指さした先にあったのは・・・無数の篝火で明かりを
灯っている石造りの居城であった。
次回は城について。