精霊使いの装甲機竜   作:caose

225 / 229
 辿り着きました。


城に辿り着いて

質実剛健とはこういう城の事を指すのだろうとカミトはそう思っていた、実用性を

第一とし国境沿いである立地の為か頑丈な造りとなっているのが見てとれる。

 しばらく歩くと良しで舗装された街道に辿り着いた、石畳の地面は雪深い所であるため凍っているのだが領民によって除雪作業がしっかりしているのだろう雪道の中を

進むよりかはマシとなっているし敵との戦闘の際には動きの制限が取れる。

 ・・・まあドラグライドであればそんなの誤差の範疇レベルで済む。

 するとレオノーラがランタンを翳して左右に動かすと篝火もそれに応じて

答えるように見えたのでカミトはレオノーラに対してこう聞いた。

 「今のは何だ?」

 「ああ今のですか?今のはウインターガルフに関係者が来たという報告です、

私のランタンはリンスレットからこっちに来た時に使って欲しいと言われまして。」

 「・・・仲間想い何だなあいつ。」

 「はい・・・まあ高飛車なのが玉に瑕なのですが。」

 そう言うと其の儘ウインターガルフの城の門に向かうと中から数十人の衛兵が

姿を見せると整列すると同時にその向こうから・・・リンスレットがその姿を見せた。

 「レオノーラ!」

 「リンスレット!すみません来るのが遅れてしまって。」

 「いいえ!この異常な吹雪の中をよく・・・其れとですが遅れて・・・ブレイドダンスの優勝おめでとうございます、よく戦いましたですね。」

 「いいえ、仲間の助力も相まいましたので。」

 2人の言葉を聞いてカミトは少し鼻をぐずっとしていると・・・更に向こうから

声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「レオノーラ様ーー!」

 そう言って姿を見せたのは・・・リンスレットを10歳くらいに迄幼くした少女が

走りながらその姿を見せてそして・・・抱き着いたのだ。

 「ああ・・・お久しぶりですね『ミレーユ』さん。」

 レオノーラがそう言って抱きしめていたのは・・・『ミレーユ』と呼ばれる

少女であった。

 するとリンスレットが・・・『ミレーユ』に向けてこう言った。

 「『ミレーユ』!お客様の前でお行儀が悪いですわよ!!」

 ですがとリンスレットはカミトを見てこう言った。

 「貴方迄来たともなればこの一連の騒動は・・・厄介事と言う事で宜しいですの?」

 「まあな・・・この状況は完全に俺とレオノーラじゃなけりゃあ対応出来ねえ。」

 「・・・もう一人の・・・ヴェルサリア様は?」

 「あっちは確か諸国会議だったかな?そっちでファーレンガルト家の護衛任務と同時に機竜のお目見えだって話だぜ?」

 ーー大方俺達の技術を見せて他国に攻められないようにするんだろうな、序にだが

他国の牽制も兼ねてんだろうな。

 シラヌイの言葉に成程なとそう言いながらカミトは其れじゃあと言ってこう続けた。

 「今この城には誰が城代なんだ?」

 リンスレットかと聞くとああと・・・レオノーラはカミトに向けてこう答えた。

 「リンスレットは確かに次期当主なんですけど・・・彼女は今学園に通っている

身の上でしてこのウインターガルフには普段はいません、そうなりますと・・・。」

 そう言いながらレオノーラは少し視線を低くすると・・・カミトはその視線の先を見てまさかと言って・・・『ミレーユ』に視線を向けるとその通りですと答えて・・・

マジかよと思っているとそう言えばと『ミレーユ』はリンスレットに向けてこう言った。

 「お姉さま、ここ最近は訪問客が多いですよね!つい5日前にもお客人がおいでに

なられてこの吹雪の中止むのを待っていますし!!」

 「こら『ミレーユ』!その話は」

 「?・・・お客人って・・・私達以外にもいられるのですか?」

 レオノーラがそう聞くといえそのと言いながら・・・何やら隠している様な感じがして何かありましたかと答えるとそのと・・・リンスレットはレオノーラに向けて

こう答えたのだ。

 「実は確かに来られましたがですが其の・・・そのお客人がですね。」

 そう言っていると・・・仕方ありませんと言ってこう続けた。

 「今は寒いですからね、お客人を中に入れて差し上げなさい。其れと彼女を

お呼びに。」

 「・・・失礼ですがお嬢様、彼女は」

 「構いませんわ、どうせばれますし其れに・・・貴方達も襲われましたか?

黒い魔物に??」

 「「!」」

 其れを聞いてカミトとレオノーラは目を大きく見開いて息が止まるような感じになると何故それをとレオノーラが聞くと・・・リンスレットはこう答えた。

 「如何やら事は私達側だけでは済まなそうですので・・・では。」

 こちらにと何やら仰々しい様相であったことからカミトとレオノーラは

ナニカあったのかと言う感じでリンスレットと『ミレーユ』と共に着いて行ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 付いたのは食堂であり既にメイドさんたちが食事の準備をしていた、テーブルの上には多くの料理が揃っていた。

 パリパリに焼けた羊肉のパイ

 香辛料がたっぷり入った冬瓜のスープ

 塩漬けの鱈と茹でた鶉の卵をくりぬいた南瓜の中に盛り付けられた豆料理

 蜂蜜を縫ってこんがり焼いた鹿肉のローストが置かれていた。

 「・・・おお、こいつは」

 「これはまた・・・ご馳走ですね。」

 レオノーラがそう言って座るとすぐ近くにアル・・・4人分の料理を見てあれと

レオノーラがそう言うとどうしたとカミトが聞いてこう答えた。

 「今ここにいるのは私、カミト、リンスレット、『ミレーユ』、メイドのキャロルさんだけのはずなのに・・・あと一人は一体?」

 誰なんだろと思っていると・・・リンスレットとキャロル、『ミレーユ』が姿を

見せると後一人を見て・・・カミトとレオノーラが互いに席から立ちあがって驚くが

其れはシラヌイとメイルストームも同じであった。

 ーーおいおいおいマジかよこれ。

 ーーこれは・・・確かに外では言えませんですね。

 そう言って姿を見せたのは・・・黒でシックなドレスを身に纏った・・・

ルミナリスであった。




 何故いるのかについて。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。